人が生きる世の中(サランサヌンセサン)
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韓国ドラマ「純情」(KBS2001年)
韓国ドラマ「純情」は韓流ブームになる前、2001年のドラマです。すごく面白くて夢中になるようなドラマではありませんでしたが挿入歌の”顔(オルグル)”や、出演者の演技で何故か心に残るドラマでした。
全16話。イ・ヨウォンとリュ・ジンとイ・ジョンウォンが兄と妹、殺人犯、刑事、恋人として絡んでいくお話で、その頃の派手さのないKBSドラマです。
印象的なのは離れ離れになった妹イ・ヨウォンを黙って見守るイ・ジョンウォンです。イ・ジョンウォンを私は高く評価しており、彼の代名詞として「葛藤のイ・ジョンウォン」と称したいと思います。今は世俗的な感じになっていますが、90年代後半の、数々のドラマを観れば、俳優イ・ジョンウォンは葛藤に苦しむ抑えた演技が素晴らしく、もっと高く評価されてもよいのではと思います。
「純情」では兄と名乗れず、妹に付きまとう人として誤解されます。妹の養父母を助けるために殺人の容疑者として追われ、逃亡中に匿ってくれたヨム・ジョンアと深い大人の恋愛をします。終始影を感じさせる男として、大変印象深く残っています。
新米刑事リュ・ジンの捜査課の刑事たちが個性派揃いです。
刑事部長のチョ・ンホジン。リュ・ジン刑事の恋人の叔父役で彼もくせのある俳優です。「コッチ」でウォンビンを苦しめるチョ社長役はとっても印象に残っています。
同僚のハ刑事パク・ヒョンジュが刑事で出演していてちょっとびっくりでした。でも「ランラン18歳」などで検事役が多いので納得かも。でもアクションは合わなかったように記憶しています。「故郷駅」で主役していたので、頑張ってほしいと思っていましたが、出演作は結構あります。
パク刑事役のソン・ジョンボム。私が付けた彼のあだ名は「KBSの人」 「”19の純情”ですぐ死んじゃったグッカさんの結婚相手」「”冬のソナタ”でチェ・ジウの事務所にいた人」「”折鶴”でリュ・シウォンとスーパーで働いていた人」「”コッチ”でイ・ジョンウォンの同僚」「”遥か遠い国”でキム・ミンジョンの友達だった人」などです。もう名前を覚えないといけませんね。
もう名前を覚えないといけませんね。それにしても出演作はすごく多くて、脇なのに顔を忘れない俳優です
ムン刑事役のイ・ジョンヨン。マッチョ、タフガイでリュ・ジンと衝突ばかりしていました。「ピンクのリップスティック」ではヒモ男をトホホで演じていました。「東洋劇場」では悪い日本人の警察を演じていて怖かったです。
悪役が多いし、「王たちの夢」では砂漠出身なのか、金髪で気持ちの悪いさそりのような悪役を演じています。
この4人の捜査課の刑事たちが良かったです。
リュ・ジンはこの写真のように清潔なイメージなので、ワイルドでハードな刑事には合わなかったと思います。破けたジーパンも似合わなかった。毅然として正義感だけが強い融通のきかない刑事という設定だったら、もっとリュ・ジンを生かせたのにと、残念に思いました。リュ・ジンで一番良かったのは「三銃士」の性格の良い清潔なジュンギ役です。
採点5.5点
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