goo

アントニオ・カルロス・ジョビン1950年代の作品を終えて ワルター・ワンダレイ「So Saudade」

 アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Calros Jobim)1950年代の作品を紹介してきましたが、見直すと好みが出てしまい、シルビア・テリス(Syylvia Telles)やナラ・レオン(Nara Leao)など一部のアーティストに偏ってしまったかなと反省するところもあります。またボサノヴァのスタンダード・ナンバーになった曲、"メディテイション(Meditacao)"”デサフィナード(Desafinado)””ワン・ノート・サンバ(Samba De Uma Not So)”などはレコーディングの数が多く、UPできなかった演奏家や歌手も多くあります。

 1960年代の作品は、特にジョビンのアルバム「The Composer of~」(1963年)に収録されたナンバーはほとんどボサノヴァのスタンダードナンバーになり、ブラジルだけでなく米国でも多くの歌手や演奏家がレコーディングしています。

 これからはアントニオ・カルロス・ジョビンはしばらくお休みにして、私がボサノヴァの最重要アーティストと考える「ジョアン・ジルベト(Joao Gilbert)」、「ルイス・ボンファ(Luiz Bonfa)」、「ルイス・エサ(Luiz Eca)、タンバ・トリオ(Tamba Trio)」、「アストラッド・ジルベルト(Astrad Gilbert)」、「マルコス・ヴァーリ(Marcos Valle)」、「エウミール・デオダート(Eumir Deodato)」の作品を紹介していきたいと思っています。

 

 

 アントニオ・カルロス・ジョビンの作品”So Saudade”。ブラジル最高のオルガン奏者、ワルター・ワンダレイ(Walter Wanderley)のアルバム[Quarteto Bossamba」(1965年)からです。このアルバムではオルガンだけでなく、達者なピアノ演奏も披露しています。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

1959~60年の洋楽 ④ ブラウンズ「谷間に三つの鐘が鳴る」「スカーレット・リボン」

 

 米国のカントリー・フォーク・グループ、ブラウンズ(The Browns)の"谷間に三つの鐘が鳴る(Three Bells)"です。

 ブラウンズは兄のジム・エド・ブラウン(Jim Ed Brown)と姉のマキシ(Maxine)ンの二人で1954年にデビュー、初シングル"Looking Back To See"はカントリー・チャートで7位ランクにランクされました。

 1955年には妹のボニー(Bonnie)が加わり、コーラス・トリオ「ブラウンズ(The Browns)」として活躍、1959年7月にリリースした"谷間に三つの鐘が鳴る"がビルボード・ポップ・チャートで1位、ミリオン・セラーになりました。この年のグラミー賞では「レコード・オブ・ザ・イヤー」と「最優秀グループ・ヴォーカル賞」にノミネートされました。

 日本でもヒットし「洋楽ヒットチャート大事典」(八木誠著)では、1959年年間チャートで8位、1960年年間チャートで22位に選ばれています。

 

 

 

 ブラウンズの"谷間に三つの鐘が鳴る”に続いて、1959年後半にリリースされた"スカーレット・リボン(Scarlet Ribbons)"で、全米13位にランクされました。オリジナルは女性歌手ジョー・スタッフォード(Jo Stafford)で1949年にレコーディングされました。

 「洋楽ヒットチャート大事典」(八木誠著)では、1960年年間チャートで36位に選ばれています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )