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1967年~70年の映画音楽 ⑬ 「野にかける白い馬のように」 ニュー・クリスティー・ミンストレルズ

 
 
 
 「野にかける白い馬のように(Run Wild, Run Free)」は、イギリスのの丘陵と沼地からなるダートムーアの大自然を舞台にした1969年公開のイギリス映画です。
 
 ストーリー
 
 両親の無理解もあり、5歳で失語症になった孤独なフィリップ少年は、偶然出会った青い目の白い馬と仲良くなり、馬との交流を通じて初めて言葉を話そうと努力していく。近くに住む退役大佐が良き理解者となり、少年はいろいろな体験を通じて成長していくが、白い馬に乗って出かけた沼地で,馬が底なし沼にはまってしまい、。。。。。
 
 監督はリチャード・C・サラフィアン、出演はフィリップ少年役に「小さな恋のメロディー」で人気になったマーク・レスター、大佐役に英国の名優ジョン・ミルズ(「ライアンの娘」など)。音楽は英国の作曲家・編曲家のデイヴィッド・ウィティカー(David Whitake)r)、歌はアメリカのフォーク・コーラス・グループのニュー・クリスティー・ミンストレルズ(New CHristy Minstrels)です。
 私は未見なのですが、インターネットで検索すると、映画館やテレビの洋画劇場で見て感動した方が多く、特にラストは涙、涙とのことです。
 日本ではビデオ・LD・.DVD未発売ですが、こういう映画こそDVD化しほしいです。
 
 
 
 
  
 
 
 映画から、失語症で孤独な少年と青い目の白い馬との運命的な出会いのシーンです。ナイーヴな少年を演じるマーク・レスター、本当に少年を好きになったと思わせてしまう白い馬。カメラ・マンと演出家が巧みに馬の表情や動きを撮ったのでしょうが、このシーンを観ているだけで胸にじーんときてしまいます。     (Kann Dorao)
 
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1969年のポップス ⑥ ブッカーT&ザMG’s 「奴らを高く吊るせ」 「Be Young Be Foolish}

 

 

 ブッカー・T &ザ MG’s (Booker T & the MG's)は、ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T jones)(オルガン、ピアノ)、スティ-ヴ・クロッパー(Steve Cropper)(ギター) ドナルド・ダック・ダン(Donald" Duck" Dun)(ベース)、アル・ジャクソン(Al Jackson)(ドラム)の4人で編成されたソウル・インストゥルメンタル・グループです。
 1962年からSTAX レコード専属のスタジオバンドとして活躍、オーティス・レディング、サム&デイブ、ジョニー・テイラーなど数多くのレコーディングに参加しました。1962年には自身のグループで、”グリーン・オニオンズ(Green Onions)”がヒット、全米3位にランクされました。
 ”奴らを高く吊るせ(Hang em High)”は、1968年に公開されたクリン・トイーストウッド主演の西部劇映画のテーマ曲で、作曲はドミニク・フロンティア(Dominic Frontiere)です。映画では西部劇らしい重厚なアレンジでしたが、ブッカーT&ザMG’s はメロディーの良さをシンプルに引きだして、クールなインストゥルメンタル・ナンバーにしました。米国では1968年10月にリリースされ、最高位9位にランクされました。日本でも1969年に発売されましたが、ポップス番組のチャートには入らず、スマッシュ・ヒットに終わりました
 
 
 
 
 
 ”奴らを高く吊るせ(Hang em High)”を収録したアルバム、「ソウル・リンボ(Soul Limbo)」(1968年)から”Be Young Be Foolish”です。ソウル・グループ、タムズ'Tams)のカヴァーで、タムズのナンバーは1968年に米国で最高位61位にランクされました。
 この曲は聞き覚えがあって、ラジオ番組のテーマに使われていたと思うのですが、何の番組だったのか思いだせません。     (Kann Dorao)
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