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中国ドラマ 「歴史転換期の鄧小平(历史转折中的邓小平)」① (CCTV2014年)

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 昨年CCTVで放送された「歴史転換期の鄧小平(历史转折中的邓小平)」を途中から数話、友人の家で観せてもらいました。NHKドラマ「大地の子」を彷彿とさせる感動の連続で、フィクション、ノンフィクションの枠を超えた素晴らしいドラマだと思いました。鄧小平が行った現中国経済の基礎になった「改革開放政策」が、最初から順を追って具体的に描かれています。
 
 
2004年に「冬のソナタ」を観て韓国ドラマのとりこになって、家電のコジマにDVDプレーヤーを買いに走り、韓国ドラマの放送局KNTVに加入するなど、その時と同じように、「歴史転換期の鄧小平」は私に大きな衝撃を与えました。
 私の地域のCSにはCCTVがなくて、直接CCTVに電話したり、ドラマのDVD化を聞いたりと、我ながらまだドラマに対する情熱は失っていないなあと感じた去年の出来事でした。
 CCTVが開通し早速加入、毎日が中国ドラマを観る日々になりました。2月7日の4時間に亘「る春節特番」はダイナミックで楽しくて見ごたえがあり、改めて中国の明るさ、プラスのエネルギーを知ることになりました。
 私を韓国ドラマにいざなった「冬のソナタ」のように、「歴史転換期の鄧小平」は中国へいざなってくれた記念するドラマになりました。
 今月3日から「歴史転換期の鄧小平」の再放送が始まりました。残念なことに1話から4話は見逃してしまいましたが5話からの視聴です。
 
 ドラマは1976年~1984年までの鄧小平の実話をもとにしていて、主人公鄧小平の一つ一つのセリフが的を得ているので、ドラマとして面白い作りになっています。大河時代劇のように、たくさんの人物が登場します。
 5話6話では毛沢東の死後、江清女史ら四人組が倒され、要職に返り咲いた鄧小平が文化大革命で荒廃した国を憂え、国の未来のために科学と知識と人材に光をあてていきます。文化大革命時代、学問・科学は敵視され、書物も焼かれてしまいました。
 
 
鄧小平は文化大革命時、追放されていた学者、教授、科学技術の専門家を一堂に集め会議を開きます。
 会議の前に、学者たちを鄧小平の部下の田が密命をうけて、説得しに訪ねていくシーンは感動的です。
 研究室から掃除夫・ボイラー室・監獄などに追いやられた学者たち。喚気の悪いボイラー室で働く数学者。ボイラー室の壁いっぱいに数式が書かれ、説得しても答えずに一心不乱に何かを書き続ける数学者。
 大学の研究室から追い出された物理学者は掃除夫になり、人との接触も避け聞く耳を持ちません。中央学者会議の招待状をゴミ箱に捨ててしまいますが、鄧小平の招きだときいて、招待状で顔を覆いながら泣くシーンには胸がつまりました。
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