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ペヨンジュン3部作「若者のひなた」④

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 ペヨンジュンの役柄で一番好きなのが実は、「若者のひなた」のソッジュだ。純粋でナイーブ、温かくて、高慢でなく、会社の経営を嫌い、映画制作の道へ行く。ドラマの中ではよく映画を見ていた。ソッジュは父に内緒で、部屋のスクリーンで「戦艦ポチョムキン」など難しい作品を見ていた。
 日本ではあまり話題にならなかったが、「若者のひなた」は良質の作品だ。傑作だと思う。
 
 ストーリーとしては「青春の罠」(野望の為に恋人を裏切る)に似ているが、演出とカメラが外国映画のようで斬新だ。メイン・タイトルの音楽もいい。ひんやり感があって、これから何が始まるのだろうと、音楽でも魅きつけられる。
 
 脚本家のチョ・ソヘが列車にこだわっていたというが、列車のシーンはよく出てきた。列車が"希望"や"失望"の象徴なのかもしれない。
 
 カメラのKBSだけあって、カメラワークがすごく良かった。舎北の炭鉱町の寒々とした風景。列車の車庫なのか、停車している列車の間を動きまわるスチョル(ホン・ギョンイン)の動きを追うシーンも良かった。鉱夫用のシャワーを全部開け、水浸しになって遊ぶスチョルのシーン、ぐるぐるカメラが移動するのも、この作品の特徴だ。スリのヒョンジのアジトもマネキンなどがあって、寒々としていた。
 
 お金持ちの暮らし、炭鉱で真っ黒になって働く人々。光と影。陽と陰。青春も生き方も様々だ。善と悪。善の象徴がソッジュ、チャヒ、スチョルで、悪の象徴がヤクザの凄まじい暴力だ。このドラマも暴力描写は多い。善と悪の間で葛藤するインボム(イ・ジョンウォン)。ラストも「初恋」同様この悲しい主人公インボムが、今後どのように生きて行くのだろうと我々視聴者が、悲劇ではなくて、わずかな希望をもって考えさせられて終わる。
 
 1995年は韓国が激動の時代を経て、経済的にはまだ苦しいが、文化的には新しく、自由なことが出来る時代だ。
 
 俳優たちも生き生きとしていて素晴らしい。新鮮なペ・ヨンジュンがキラ星のように登場したのもわかるような気がする。
 
 パク・クニョン (ソッジュの父)もまだ若く堂々として貫禄がある。
 
 キム・ミンジャ (ソッジュの母)も上品できれいな女優さんだ。チェ・プラムと結婚。1998年「ずっと会いたい」など 
 
 ホン・ギョンイン(スチョル) 大好きな俳優です。優等生から知恵遅れの役、コメディまで出来る。1995年映画[美しい青年」では主演男優賞を受賞する演技派。1995年「砂時計」 1996年「男女6人恋物語」 1999年「ワンチョ」 2000年「新貴公子」 2009年「善徳女王」 2010年「戦友」 演技派健在
 
 イ・ジウン(ヒョンジ) 1994年「フィーリング」 1996年「カラー」 1998年「王と妃」 2000年結婚し引退
 
 イ・ギョンシム(ユンジャ) チャヒと親友だったのに、女優になると鼻にもかけない冷たさが、見ていて恐くもあった。1993年「明日は愛」 1997年「完璧な男に出会う方法」 「恋の予感」 2005年結婚
 
 パク・サンア(ソッラン) 1998年「天使のキス」 2000年「コッチ」ではイ・ジョンウォンとペア。 全大統領の息子と結婚。
 
 ナム・ヌンミ(チャヒの母) 1993年「恋人」 1997年「ウエディングドレス」 1998年「波」
 
 イ・ウォンジョン(チャヒの父) 貧しい役が多い俳優。激励賞を受賞した
 チャン・ハンソン(ボクシング・コーチ) 1993年「黎明の瞳」 1995年「砂時計」 2001年「守護天使」 2002年「冬のソナタ」 2002年「太王四神記」 2009年「スリリングショット男の物語」 2010年「済衆院」
 
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ペ・ヨンジュン3部作「若者のひなた」③若者のひなた打ち上げパーティー

 
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いよいよ明日がドラマの最終回という前日に、「若者のひなた」の打ち上げパーティーがKBSテレビの特別番組で行われた。司会はイ・ムンセ、視聴者の前には姿を見せない監督や脚本家などのスタッフと、出演者の若者たちが勢ぞろいした。
 
 丸卓をかこんで3人ずつ座っている。ペ・ヨンジュンとチョン・ドヨンとホン・ギョンイン、ホ・ジュノとキム・ミヒョンとイ・ギョンシム、イ・ジョンウォンとハ・ヒラとパク・サンア。後ろの席はスリの少年ソフ君とイ・ジウン。スタッフは脚本家のチョ・ソヘ、監督のチョン・サン、助監督チョ・ヨンチャン、シン・ホギュン、スタジオ担当パク・ドクユン、ロケ担当チェ・ヨンギュン、野外照明監督キム・ジェドクが出演。
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 脚本家のチョ・ソヘは”ドラマが終わって名残惜しいか、せいせいするかと聞かれたら、せいせいしています。脚本を書くことはつらい作業なんです。登場人物は全員が私の子供でしたので、彼らの人生が私の元に集まると大勢になるので、早く脱稿したかったのでほっとしています”
 
 後1話で終わってしまう「若者のひなた」の撮影裏話をしてくれた。
 
 司会”このドラマは列車が多く登場しましたね。炭鉱村の若者が上京したりと、主にチャヒが使ってたけど。気になるシーンがあります”
 
 ”チャヒがソウル発の「ムグンファ号」に乗る。終点はウォンジュ。列車の中は「統一号」、終点ウォンジュに着いたら「ハト号」になっている。列車から降りるとまだ「ハト号」ですが最後は「セマウル号」になっている。合計4つの列車が使われたことになっている”
 
 演出のチョン・サン”列車時刻と撮影予定があわなくて列車があればとっちゃいました”
 
 助監督チャ・ヨンチャン”先ほど列車のシーンを指摘されましたが、僕にとっても思い出深いシーンでした。たしか撮影は夏のもっとも込み合う時期だったんです。あいている列車を探すのにすごく苦労して、ムグンンファ号を借りたんです。先ほど一つのシーンで4種類の列車がでましたがベストを尽くした結果なんです。脚本家の先生がいますが、1話から33話まで列車のシーンが続き20シーンもある回もありましたので半日列車を借りても撮影が終わらなかったこともありました。”
 
 苦労話は多かったようである。「若者のひなた」は彼らスタッフの汗と努力の結果。
スタッフの顔を見ると若い人もいて新世代と呼ばれている。
 
 ホン・ギョンインが「美しい別れ」を歌った。きれいな声である。高い声も無理なくでる。「男女6人恋物語」でも歌っていたが、ほんとうに上手で感激しました。
 
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(面白授賞式) 
 胸キュン賞(女性の心をガッチリつかんだ人) ペヨンジュン 
 
 日陰賞 イ・ジウン 
 
 遅刻賞 パク・サンミン
 
 エロ賞(ハ・ヒラやパク・サンアとキスばかりしていたので)イ・ジョンウォン 
 
 アクション賞 キム・スミと乱闘したキム・ウルドン(本番直前まで体調が悪かったキム・スミが本番になって思いっきりやってちょうだいといってあのシーンになったんですといってました。やはりただものじゃないですね。キム・スミ先生!
 
 大賞(出演者全員一致でよく頑張りましたという事で) 助監督のチョ・ヨンチャン
 
 人気賞はペ・ヨンジュンとハ・ヒラとホン・ギョンインの3人がノミネートされて、視聴者の投票で、一番人気のペ・ヨンジュンが受賞しました。新人に近いのに凄い人気だったのですね。チョン・ドヨンとお似合いで、つきあったほうがいいとか結婚したほうがいいとか、リクエストが局にきていたそうです。
 
 ホ・ジュノ(ミュージカル俳優でもあるので)が歌を歌います。ホ・ジュノがイ・ジョンウォンを引っ張ってきて一緒に歌い、後からハ・ヒラも参加して3人で歌いました。アットホームな感じで、楽しく幸せな気分になりました。
 
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ペヨンジュン3部作「若者のひなた」②

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「若者のひなた」 1995年 KBS 全56話
 演出 チョンサン
 脚本 チョソヘ
 
 あらすじ
 
 1988年冬、江原道舎北の炭鉱町で育ったインボム(イ・ジョンウォン)はソウル大学に合格する。故郷の恋人チャヒ(ハ・ヒラ)と親友ユンベ(ホ・ジュノ)は、インボムの連絡を待つ。
 真面目な兄と正反対の弟イノ(パク・サンミン)は女性を助けるために殺人未遂を犯して逃亡する。ハ社長(パク・クニャン、ソッジュの父)の隠し子ヒョンジ(イ・ジウン)に財布をすられたことで逮捕されるイノ。
 学費が無くなったインボムに、チャヒは知恵遅れの弟スチョル(ホン・ギョンイン)のために貯めた貯金を渡す。「すぐに学費を払って」、そのお金で進学するインボム。
 インボムは大学でソッジュ(ペ・ヨンジュン)がジンミ社の御曹司と知り、意図的に近付き友情を育む。そしてソッジュの双子の妹ソッラン(パ・クサンア)に目をつける。
 出所後更生を図るイノは、母親(キム・スミ)の不倫現場を目撃し故郷を後にする。イノはヒョンジから財布を盗む方法を習いスリ仲間になる。
 チャヒは上京して忙しいインボムと短い再会を果たし、その日インボムと一夜を過ごす。
 インボムはハ社長(パク・クニャン)に認められようと努める。
 すりのヒョンジは母が亡くなり、実父であるハ社長への復讐を誓う。
 ユンベは上京しボクサーを目指す。
 ソッランとインボムは旅先でキスし付き合うようになる。
 インボムは過労で入院し、チャヒはソッランの存在を知る。チャヒは妊娠の事実をインボムに告げず姿を消す。
 再びイノは事件に巻き込まれ、3年の月日が流れる。
 チャヒは働きながら我が子ボムスを育てている。
チャヒの妹ジョンヒ(チョン・ドヨン)は作家になり、ユンベはボクシングの世界チャンピオンになる。
 4年後インボムは留学から帰国する。ソッジュはジョンヒの小説の映画化を申し出る。ヒョンジのハ社長への復讐も始まる。
 その頃インボムは子供の存在を知る。インボムは「僕は君を許せない。いや一生君を恨むかもしれない」とチャヒに言う。「誰にも言わないから安心して」とチャヒは言いインボムと別れる。
 ユンベはチャヒに「インボムはお前を捨てた。縁を切ったと、会いたくもないとさ。別の女性と結婚すると言ってたんだぞ。子供と二人だけで生きていけるのか」と酔って電話でチャヒへの愛を告白する。
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 準主役に抜擢されたペ・ヨンジュン。これまでの韓国の俳優にはいないタイプの人だったのではないだろうか。純粋でナイーブ、やさしくて温厚、強引でなく相手を気遣い合わせる。ひたすら映画を好きな青年に、視聴者もそうとう好感を持っただろう。ソッジュは素顔のペ・ヨンジュンに一番近いのではないかと思う。
 
 主人公のイ・ジョンウォンは貧しい境遇を抜け出すために、人一倍血のでるような努力をするのだ。能力もある。それだけでも認められるのに、野望のために恋人を捨てる歪んだ行動が破滅に繋がってしまう。視聴者の敵にもなる。しかし彼自身は随分葛藤をしているのだ。かわいそうでもある。
 
 主人公ハ・ヒラの生き方が圧倒的に女性の支持を受けた。恋人の学費を用意し、その恋人に裏切られるが、恋人の子を産み、シングル・マザーとして一人で強くたくましく生きていく。耐える女性だが、弱くはない。
 
 このドラマで一番凄いのが、インボムの母、茶房ひなたのマダム、キム・スミです。浮気相手の奥さんとの乱闘シーンや、ソッランの家族との初めての顔合わせで、田舎者丸出しの下品なキム・スミは、見ていて恥ずかしくなるくらいだった。
 
 ホン・ギョンインが演じた天真爛漫な知恵遅れのスチョルは、素晴らしかった。
 
 出演者
 ・イ・ジョンウォン (インボム)
 ・ハ・ヒラ (チャヒ)
 ・ホ・ジュノ (ユンベ)
 ・ペ・ヨンジュン(ソッジュ)
 ・チョン・ドヨン (チャヒの妹 ジョンヒ)
 ・パク・サンミン (インボムの弟 イノ)イメージ 3
 ・イ・ジウン (ヒョンジ)
 ・ホン・ギョンイン (チャヒの弟 スチョル)
 ・イ・ギョンシム (ユンベの妹ユンジャ)
 ・パク・サンア (ソッジュの妹 ソッラン)
 ・パク・クニャン (ソッジュの父 ハ社長)
 ・キム・ミンジャ (ソッジュの母、元女優)
 ・イ・ウォンジョン (チャヒの父)
 ・ナム・ヌンミ (チャヒの母)
 ・キム・スミ (インボムの母)
 ・キム・ミヒョン (ユンベの彼女)
 ・チョ・ヨンス (ひなたのウェイトレス ミスキム)
 ・キム・ミラ (ひなたのウェイトレス ミスヤン)
 ・ソフ (ガム売りの少年 ヒョンジのスリ仲間)
 ・チャン・ハンソン (ボクシングのコーチ)
 ・チャ・テヒョン (ジョンヒを好きな青年)
 ・イ・イルチェ (フッゴム ヤクザ ミン社長) イチョルミン(チュンシク チンピラリーダー格) チェ・ジュボン(タバンの大家) キム・ウルドン(大家の妻) パク・コンシク(サンカル組みのボス) ユンジノ(サンカルの子分) キム・ジョンギル(教授) キム・ウォンベ(ハ社長の秘書) イ・ハンス(ユンベのジムのオーナー) ソ・ウリム(キム・スミが働く店の店主) イ・ハンウィ(雑誌社の男) キム・ヨンジュ(スチョルの銀行の女行員) オ・ソンヨル(インボムの担当医) チェ・サンギル(チャヒが勤めるホテル・フロント係) ペ・ドファン(ユンベにインタビューする記者)
 
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ペヨンジュン3部作「若者のひなた」①

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 1995年のKBS演技大賞で「若者のひなた」のペ・ヨンジュンは、準主役で新人賞を受賞し、それから彼はブレイクしていった。さらに1995年は62.5%の高視聴率をマークした「若者のひなた」や「風は吹いても」のホームドラマなどで、KBSドラマが大輪の花を咲かせた年でもあった。
                                 
 大賞は逃したものの、ハ・ヒラも最優秀演技賞を受賞している。残念なのは、主人公のイ・ジョンウォンが演技賞にノミネートもされなかったことだ。演技大賞を受賞しても遜色ないくらい、葛藤の演技が素晴らしかったし、充分に賞賛に値する役者なのに。「裸足の青春」でもペ・ヨンジュンとイ・ジョンウォンは共演するけれど、もっと二人の共演が見たくなるほどだった。
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 インボムとソッジュの対照的な二人の親友(イ・ジョンウォンは打算が入ってはいるが)は見ていてとても気持ちが良かった。ラストはペ・ヨンジュンが、打算と野望で近付いたイ・ジョンウォンを許せない気持ちを、割り切れないのが痛々しく感じた。
 KBSワールドが2009年2月に放映した、ペ・ヨンジュン特集「大公開ペ・ヨンジュン秘映像スペシャル」では、「冬のソナタ・スペシャル」や「別れの6段階」とともに、めずらしい「若者のひなたの打ち上げパーティー」も放映された。出演者はもちろん、監督、脚本家、助監督などのスタッフも参加し、撮影の苦労話や、脚本家の話などが聞けて、相当貴重な番組だった。
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「冬のソナタ」放映中スペシャル番組を見て

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韓国では「冬のソナタ」の評判がすごくよくて放映中にもかかわらず、スペシャル番組が作られました。日本でも2008年頃KBSworldで放送され録画しました。

 
 
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  司会が「最高のドラマの助演たち」という紹介でパク・ヨンハとパク・ソルミが登場。
二人は大学でも同期で友達同士だ。
 
 
 ヨンハ 「冬のソナタの顔合わせで新人女優が出る。パク・ソルミという女優ですごい美人が来ると。美人と聞いて緊張しました。その場に友達のヘジョンがいましたが、でも新人女優の姿は見えない。ヘジョンのことは気にせずパク・ソルミを探しました。友達のヘジョンがパク・ソルミでした。彼女の芸名だったんです」
 
 イメージ 3司会 「冬のソナタでは涙の演技が多いけどNGはどう?」
 
 ソルミ 「私は寒さに弱くて、よく鼻水が出るんです。鼻水を見てヨンハが笑って。彼とのシーンは大変でした」
 
 司会 「もうすぐ最終回だけど結末はどうなるの?」
 
 ヨンハ 「最終回の脚本はまだできてません。酒を飲んで八つ当たりするシーンでソルミは実際に焼酎を一本飲んでました。発声が今一つなのは酔っていたからなんだ」
 
 司会「演技じゃなく?」
 
 ヨンハ「リアルでしょ」
 
 ソルミ「私は酒を飲むと楽しくなるんです。彼は泣いてました」
 
 司会「ソルミさんはハイな気分だったんだ」
 
場面が変わって
 ソルミのセブ島での、ソン・スンホンとのCM撮影風景
 
場面が変わって
 ヨンハのシルエットトークで イ・ヘウン(チェ・ジウ扮するユジンの親友)、リュ・スンス(パク・ヨンハ扮するサンヒョクの親友)、チョンジン(神話)、パク・ソルミ、イニ、チョン・テウ6人がパク・ヨンハのことを言いたい放題。
 ”女っぽい””男の筋肉が好きだ”とか「”粧品が好きだ」”か”女っぽいから女の友達が多い”とか”カラオケいったらマイクを放さない”とか言いたい放題だ。ヨンハは何言っても怒らない。楽しそうに笑っている。そしてみんなに漢方薬を配る気配りの人。
 
 イメージ 4ソルミはおおらかな人で「加平ロケでカフェがなく、外の雪の上で用を足したら、ほかの人たちもおんなじだったと。ヨンハは普段酔わないが、酔うとエンエンと女の子みたいに泣くんだ」と。
 
テレフォントークではヨンハはチェ・ジウ、ソルミはキム・ジェウォン。ヨンハとチェ・ジウは姉弟みたいな付き合いだ。キム・ジェウォンはソルミのことを、男性っぽくてさっぱりしていて、オオカミのような人。チェ・ジウはヨンハを、やることがカワイイ、ウサギのような人と表現した。
 
 場面が変わってブームを巻き起こした主人公二人、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウとユン・ソクホが登場。3、4日寝ないのが当たり前。監督も”Q”をだしながら前に倒れて寝たと二人大笑い。ペ・ヨンジュンのいびきがおかしかったとチェ・ジウが告白。ペ・ヨンジュン照れ笑い。もう少しででラストのシーンを撮影するとのことで「がんばります」と。
 
 もとのバラエティーに戻って踊ったり笑ったりで、楽しい1時間でした。チョン・テウはSBS「ニューノンストップⅡ」で、「アルミョンソ」(知ってるくせに)という流行語をイメージ 5作り出している。二人でスポーツジムへ行くほどヨンハと仲がいい。ヨンハと友達だったのがとてもうれしい。
 
 この番組を改めて見て、パク・ヨンハは優しくて周りの人に愛されていたのが伝わってきました。「冬のソナタ」を見てもこのバラエティーを見ていても、パク・ヨンハの夭逝が残念でたまりません
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冬のソナタ 今からでも遅くないのでぜひ見て欲しい

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「冬のソナタ」を見ていない人が意外と多い。BSやNHKで放送された時は話題になって、見た人は”おばさん扱い”だった。
 いまだ韓国ドラマを毛嫌いする人も多いけれど、娯楽として楽しむテレビドラマとして見るのならば、アメリカやヨーロッパの映画、テレビドラマと何にも変わらないと思うのだが。
 人には好みがあって、洋楽が好き、クラシック音楽が好き、歌謡曲が好き。酒に例えれば、ビールが好き、ウイスキーなど洋酒が好き、日本酒が好きと、好みが様々だし、それだけを聴き続け、それだけを飲み続けるでもない。
 1950~70年代はアメリカ、イギリス、ヨーロッパの音楽と映画とドラマが黄金時代だった。憧れてそれらの国へ行く若者も随分いた。
 日本の映画、ドラマも、クロサワや寅さんもいたし、ドラマのTBSも健在だったし、楽しんで過ごしていた。
 韓国ドラマもそれと同じだ。1995~2004年までの10年間は韓国ドラマの黄金時代といっていいだろう。その中でも好みは様々だ。「冬ソナ」「チャングム」の人がいれば「私の名前キムサムスン」「コーヒ-プリンス」の人もいる。
 視聴も様々で地上波で見る人もいれば、スカパー、CSで見る人、レンタル屋でDVDで見る人もいるし、DVDを購入して見る人もいる。
 私の大好きな「冬のソナタ」が明日から放送される。韓国ドラマ見たことない人や、韓国ドラマ好きだけど、冬のソナタはまだ見てない人たちにぜひ見て欲しい。ス!テ!キ!ナ!ドラマです。
 
 採点10点満点
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ペヨンジュン3部作[初恋]⑤ サントラCD

 

 

 ドラマで流れていたこの曲は、サントラCDには収録されていなかった。残念。「ストラトヴァリウス」というフィンランドのロックグループの”Forever”という曲。1996年5thアルバム「EPISODE」に収録されている。

 ブログのおかげで普段何気なく聞いていたサントラを改めて聞きなおしている。新しい発見もあって楽しい。
 
 「初恋」サントラも、全体通して聞くととても良い仕上がりのCD。4曲はドラマでもよく流れていた歌で、フュージョンのような演奏や、プログレっぽい演奏、ギターの演奏もある。スキャットバージョンも3曲入っていて、音楽として十分に楽しめるし、ドラマの情景も浮かんでくるから2度楽しめる。特に8曲目と10曲目がお気に入り。
 
01 初恋 テーマ曲 イム・ジフン
02 私がお前のみを(ラブテーマ)チャニョクのテーマだと思うのだけど ファン・チフン
03 いつかは君を(チャヌのテーマ) フュージョンのような演奏 ヒンヤリ感
04 君に出会うまで(エンディングテーマ) ファン・チフン
05 風が吹けば ギター演奏
06 なつかしき日に(ヒョギョンのテーマ) パク・ェウォン プログレっぽい
07 完全な悲しみ 演奏
08 回想 良い曲だ 男性の低い声のスキャット アコーディオンの伴奏
09 なつかしき日に オーケストラの演奏 情景が浮かぶ
010 さびしい道 スキャット
011 君に出会うまで スキャットバージョン
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ペヨンジュン3部作「初恋」④

ペ・ヨンジュンが終盤、胸のすくようなカッコ良さを見せるのに、DVDやサントラのジャケットは今一つ良くない。見る気を失せるようで、もったいなかった。

 
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 ペ・ヨンジュン(チャヌ) ペ・ヨンジュン作品の中で一番カッコイイ。アンチャン風高校生から猛勉強して大学へ。度重なる理不尽な出来事の中でも、一家を支える頃には頼もしい青年へ。終盤実業家としてドラマを盛り上げる。
 
 
チェ・スジョン(チャニョク) 長男として頑張るのだが、有力者の娘ヒョンギョンと恋に落ちてから人生が狂っていく。心優しく絵が上手でイメージ 10美大をめざしているのだが。ヒョギョンがチャヌでなく、チャニョクに魅かれたのはわかるような気がする。
 「ジェラシー」1992年MBC(チェ・ジンシルと共演) 「恋をしましょう」1999年KBS 「王建ワンゴン」「海神」「テジョヨン」で大型古代時代劇の不動の地位を確立、 (時代劇版ターミネーターになっていく) 「戦友」「プレジデント」
 
 
 
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イ・スンヨン(ヒョンギョン) 純粋な人、その純粋さでチャニョクを一途に愛するので、両親の怒りを買い、チャニョクが大変な目に合ってしまう。 
 「われらの天国」(1991年MBC) 「砂時計」(1995年SBS)(社会部女性記者として、さっぱりしていて良かった) 「シンデレラ」(1997年MBC)(ヘウォン役が素敵) 復帰作「愛と野望」(2006年SBS) 出演作多いのに意外と見ていない、大好きな女優なのに。
 
 
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 パク・サンウォン(ソクジン) 実業家チョン会長の息子 ヒョギョンを見守り続ける良心の人、建築家なので事業は継がないだろう。
「砂時計」(1995年SBS) 「あなたそして私」(1997年」)MBC(高視聴率をマークした愛するチェ・ジンシル主演作品) 「白夜」(1998年SBS)  「黄金時代」(2000年MBC) 「土地」(2004年SBS) 「太王四神記」(2007年MBC) 「憎くてももう一度」(2009年KBS)
 
 
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 チェ・ジウ(ソクヒ) ソクジンの妹、苦学生チャニョクを愛するサッパリとした女性。 実業家のお嬢様とは思えない社会派。
「幸せは我々の胸に」(1997年SBS) 「情熱Love in有情」(1999年KBS) 「真実」(2000年MBC) 「新貴公子(」2000年MBC) 「美しき日々」(2001年SBS) 「冬のソナタ」(2002年KBS) 「天国の階段」(2003年SBS)  バラエティー「一泊二日女優編」素顔で、普段のチェジウも素敵で美しい人でした。永遠の女優ですね。まだまだ人気あります。
 
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 キム・インムン(チャヌの父トッペ) うだつのあがらない父だが子供思いの父。理不尽な暴力に泣く。「砂時計」(1995年SBS) 「折り鶴」(1998年KBS) 「ホテリアー」(2001年MBC)(ペ・ヨンジュンの父) 「東洋劇場」(2001年KBS)
 うだつの上がらない演技が天下一品。大学卒業後国家公務員をしていたので、インムンさんしか出来ない独特な演技は納得ですね。好きな俳優さんです。2011年4月にガンで亡くなる。ご冥福をお祈りいたします。
 
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 ソン・チェファン(チャノク) 少し知恵遅れの役見事でした。KBS演技大賞授賞式では知性あふれる優しそうなソンチェファンを見ることができました。「あなたが私を呼ぶ時」(1997年KBS) 「東洋劇場」「妻」(2003年KBS)
 
 
 
 
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  イ・ヘヨン(シンジャ) 一生懸命生きてる人、「恋の予感」(1997年MBC)のイヘヨンのイメージが強い。元気があって困難にも負けない。彼女ならなにがあっても乗り越えられそう。足がすごくきれいです。「ワンチョ」(1999年MBC)女の子なのに乞食で、きたない。けど、やっぱりイ・ヘヨン元気。バラエティー番組「一泊二日」にも出演。素のヘヨンはクールな女性でした。
 
 
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 ペ・ドファン(ドンパル) 安心感はあまりないが、義理がたい男ドンパル 鼻をくすぐるくせが面白い 「人生画報」(2002年KBS) 「土地」 「山向こうの南村には」(2007年KBS)農村を舞台にしたゆったりとしたドラマ。ベトナム人の奥さんを大事にするが、ちょっとせこいリンゴ農家役。
 
 
 
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 キム・テウ(ヒョンギ) 「涙が見えないように」や「神話」でもいい人。キムテウは永遠にいい人であって欲しかったが、映画の世界へ行って少し不気味な人になってしまっている。 
 
 
 チェ・ギョンファン(イジェハ) 体が大きく、貫禄があるのでチェチェンマフィアのボスや時代劇では大きな役職もつ大臣などを演じている。「白夜」「ホジュン」「オールイン」
 
 
 ユン・ミラ(ヒョンギョン母) 今や売れっ子母親役 「妻「[噂のチル姫」イメージ 9「頑張れクムスン」「ソル薬局の息子達」
 
 
 
 ソン・ヒョンジュ(ジョンナム) 「砂時計」「HappyTogether」「薔薇色の人生」では私の大好きなチェジンシルを辛いめに合わせたから嫌いです。 
 
 チェ・ジョンウォン(スジン) 「女人天下」では王妃にも逆らわず、きついキョンビンにも逆らわず、時が来るのを待つチャンビン。優しそうな顔立ち。イメージ 11 
 
 アン・スンフン(ワンギ) 一番許せない奴。しかし「情熱」では人の良い刑事で、「折鶴」ではト・ジオンの転職先の先輩で、悪い人ではなかった。
 
 
ユン・ ジノ どうしても気になる人がいる。暴力シーンにはいつもかかせない、ボスの横に立ってる背の高いヒョロッとやせた人。1990年代のKBSドラマの、どの暴力シーンにもいるし、チンピラで脅すシーンにもいる。「明日は愛」では違うチンピラ役で2回も出てきた。最近は見ないので、何故だか気になる。
 
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ペ・ヨンジュン3部作「初恋」③ 脚本家チョ・ソヘ

 
脚本家 チョ・ソヘイメージ 1
 
「初恋」「若者のひなた」「折鶴」「母よ、姉よ」「メリーゴーランド」など
 
 チョ・ソヘは「愛の挨拶」でペ・ヨンジュンを見て、「若者のひなた」のキャスティングに抜擢した。ソッジュ役はペ・ヨンジュン以外には考えられない。KBS演技大賞で新人賞を受賞、一躍スターになったペ・ヨンジュンの恩人でもある。
 
 「初恋」以降、仕事仲間として深い親交があったが、チョ・ソヘは2006年5月に急逝する、ペ・ヨンジュンは「大王四神記」の撮影中であったが、深い悲しみの中、弔問に訪れた。
 
 ブログ「初恋大好き!アラピンのお部屋」さんからの抜粋です。チョ・ソヘ「著書 もっと知りたい初恋の世界」の中のインタビュー記事の文より。
 
 
 ”チョさんの作品の中には、知能にハンデをもった人物が登場するのは何故か”という質問に対して答えた内容です。
 
 ”神様が「頭脳」に障害がある人々には、代わりに完ぺきな「心」を授けるんだそうです。「子供は大人の師匠だ」と言う言葉がありますが、彼らの胸の中にある美しい心こそ、現代を生きていく非障害者である私たちには、大事な「師匠」だという考えが常にあります。” チョ・ソヘのこのような美しいお話を紹介してくれて、アラピンさんありがとうございます。
 
  このインタビューで、腑に落ちたことがあります。なぜ「初恋」「若者のひなた」には、こんなに暴力描写が多いのか。私なりに考えてみました。
 
  人間が作る世界には善と悪、喜びと悲しみが共存しています。 ・世の中には善なる人、悪なる人、善と悪の間で、打算と心の弱さで右往左往する人たちがいます。
 
 悪の象徴として、暴力で人を支配し傷つける暴力団。善の象徴として、障害をもった、神が授けられた美しい心を持つ人。善と悪を行き来する「若者のひなた」でのイ・ジョンウォン、「初恋」のギターの先生ソン・ヒョンジュ。
 
  「初恋」「ひなた」に通じる過剰な暴力とヒンヤリとした世界は、チョ・ソヘ作家のこのような社会観、人間観から作られたものと考えれば納得できます。
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ペヨンジュン3部作「初恋」②

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   1話進むごとに面白くなっていく展開 
 
 それと同時に暴力も激しくなって行く。ここまでするのと思うくらい凄惨なリンチシーンもある。
 まだ家も貧しい。さらに不幸が続く。暴力もエスカレート。灰色の家に低い屋根裏。 私が苦手なドラマ挫折の理由が3拍子揃ってきた。
 けれども、ペ・ヨンジュンがどんどんカッコ良くなっていくから、最後まで見なきゃ駄目だ。
 重要な人物もいる。チョン会長の息子ソクジン(パク・サンウォン)彼はこのドラマで良心をもつ人の役割だ。彼がいてこそドラマが動いていく。
 
 イメージ 2チャヌ(ペ・ヨンジュン)の学友ヒョンギ(キム・テウ) もてない君だけど温厚でいい人だ。
 チャヌを好きなソクヒ(チェ・ジウ)(ソクジンの妹)も社会悪を憎む志の高い人だ。
 
 
 
 そしてずっとチャヌク(チェ・スジョン)を一途に想うシンジャ(イ・ヘヨイメージ 3ン)も明るくたくましい。小さな店だが共同経営する洋品店をスジョン(チェ・ジョンウォン)とキリモリしている。
 親友ドンパル(ペ・ドファン)はチャニョクをどこまでも助けて行く。絶対裏切らない義理がたい男だ。
 
イメージ 4 シンジャ、ドンパル、スジョンが出てくるとホットするし、ソクヒ、ヒョンギが出てくると爽やかになる。
 心配なお姉さんチャノク(ソン・ェファン)も売れない歌手と結婚し子供も出来る。
 
 
 将軍(チャングン)と言う名のとってもいイメージ 5い子。チャニョクに似たのか性格のいい子だ
 ペ・ヨンジュンが活躍する終盤になると、次が見たくてたまらなくなる。だから史上最高の高視聴率65.8%マークしたのが本当にわかる。ペ・ヨンジュンが実業の世界で手腕を発揮して
 
 
 
企業ものにドライメージ 6マが移っていくが、「行くとこまで行け!」と思わず膝をたたいて興奮して見てしまう場面もある。
 
 心優しいチャニョクと勇敢で積極的なチャヌ、兄弟それぞれ性格も生き方も違うが、お互い信頼しあう兄弟愛は見ていて美しい。
 ラストは余韻を含む。視聴者が、登場人物がそれぞれにどの方向へ進めば良いのか、考えさせられて終わる。それが脚本のチョソヘの魅力なのかもしれない。
 
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