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オヨヨ(OHYO) / あだちもん。

2020-10-22 17:31:20 | 書肆(しょし)マガジンひとり
オヨヨさんによるトリビュート企画第3弾のテーマはあだち充先生作品。タッチをはじめ絶大な人気を誇りながら再現の難しさゆえ同人化の極めて稀なその世界、同じ時代に男性文化をゆさぶった「写真雑誌」と絡めて真髄に迫ります(A5判・巻末カラー4P含む44P・成人向け・1000円・イベント900円)。電子版はBOOTHのみ扱い紙本と合せた販売ページを10月28日に公開、発送と電子版販売は11月3日(火祝)となります。

🐯とらのあな
🍈メロンブックス

11月3日、浅草の都産貿台東館7階にて行われるふたけっと16.5に配置【I11】で参加します。オヨヨさんは来場されませんが前作『柔をギュッとね!!』、また当方の既刊Girly Hairy、It Boy、それはなんて青春0.5と本編、大人の見る絵本、KIYO2020など多種とりそろえてお待ちしております!!


1978年に映画デビューの薬師丸ひろ子、80年に歌手デビューの松田聖子と、それまでの芸能人と違うリアルな存在感を放つアイドルが現れ、同じころ少年漫画雑誌にもアマチュアの自由な発想を持ち込んで一気に人気連載になる作品が次々現れる。インディーズ・お笑い・レンタルビデオ・AV…サブカルとエロが百花繚乱の80年代。中でもあだち充さんほど強力なエロの記号はなかった。うる星やつらのラムちゃんはツノと虎縞ビキニで誰でも描ける・なれるがあだちさんの世界は模倣の難しいあだちさんの絵柄でないとエロを喚起しない。

2つの同人専門店できのう『あだちもん。』の予約が始まり、半日ほどとらのあなが早かったせいもあるが順位に大きな差。おそらく🐯の方が40代以上の古参オタクを抱えており、🍈はやや若いオタクにシフトしていて、彼らには80年代いかにあだち充さんが斬新だったか伝わらないのだろう。まだオタクという言葉もなかった頃、オタク的なムッツリスケベとスポーツ系のさわやかさとフェミニンな恋愛志向をミックスして提示したあだちさん。現役で描いておられるし、分断と囲い込みの時代となったいま、あだちさんの手法や世界観は既に水や空気のように当然の前提になっているということかも。
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