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2009年間TOP20

2009-12-31 23:34:30 | 音楽
1. "My Girls" Animal Collective (2009)
2. "The Rip" Portishead (2008)
3. "I LOVE YOU" 中森明菜 (2009)
4. "Funny the Way It Is" Dave Matthews Band (2009)
5. "Stillness Is the Move" Dirty Projectors (2009)
6. "You Are the Blood" Sufjan Stevens (2009)
7. "Isis Unveiled" ...And You Will Know Us By the Trail of Dead (2009)
8. "Need You" Darkstar (2008)
9. "Kingdom of Rust" Doves (2009)
10. "Daylight and the Sun" Antony & the Johnsons (2009)
11. "The Real Thing" Bebel Gilberto (2009)
12. "You Saved My Life" Cass McCombs (2009)
13. "Ashes in the Snow" MONO (2009)
14. "Fangela" Here We Go Magic (2009)
15. "Batoma" Amadou & Mariam (2008)
16. "Sleepless" The Decemberists (2009)
17. "Dominos" The Big Pink (2009)
18. "Dreamer" Tiny Vipers (2009)
19. "Surf Solar" Fuck Buttons (2009)
20. "三日月" くるり (2009)



2年前の大晦日に「年間トップは創価学会!!ぎゃああっっ」とか叫んだ記憶あるけど、本年もつい10日前くらいまで「年間トップは覚醒剤!!」って叫ばなければならないところだった。いやのりピーじゃなく、中森明菜が尾崎豊をカバーした「I LOVE YOU」に涙して、しばらくその歌に席巻されており、飽きてきてからも代わる曲が見当たらなかったが、12月22日になって「The Rip」に、そして翌23日に「My Girls」にようやく落ち着いたという。
中森明菜がフォーク系の曲をカバーする企画アルバムで、それに合わせてNHKで音楽番組が作られたのを目にしたことから実現した、長く嫌っていた尾崎豊との和解。死んだからとて許せるものではなかった。「創価学会=千の風になって」のため年間首位を阻まれたフジファブリックのボーカル兼ギター兼作曲の人の死因も明らかにされていないが、尾崎豊の死因も「肺水腫」やら「外傷性のクモ膜下出血」やら「致死量の2倍の覚醒剤が胃から検出」やらいまだ謎に包まれたまま。でも、ほかの早世ミュージシャンたちにも増して、死去の報に納得いくような生き急ぎっぷりではあった。



♪二人はまるで捨て猫みたい~~若すぎる二人の愛には、触れられぬ秘密がある~~そりゃ、長生きできないよな。そんなナルシズムたっぷりの歌詞を、すっかり衰えて老残の中森明菜が歌うのがよかった。かつてのように声も張れない。しゃがれた声で、過ぎた日を惜しむかのように歌う。お顔がまた朝丘雪路みたくおばあ…。
明菜は「ちょっとエッチなミルキーっ娘」とのキャッチフレーズでデビューしたと聞くが、今ではもう「ちょっと場末なユキジーっ娘」ってな感じだ。
とわいえお若い方々には明菜も雪路もおわかりいただけないでしょ。すごい存在感だったんよ、1980年代の中森明菜は。そこからの、彼女の軌跡を知るからこそ、「I LOVE YOU」に涙したのでもあった。
それを共有しない人にとってみても等しく価値があるかは、やや疑問。なにより過去の遺産に寄りかかったカバー曲を年間1位に置くというのに、内心複雑でもあった。やっぱ、これからの、新しい才能を待望したい。
そんなこんなの20曲です。今年は、死別・離別など実人生においてはいくつかの人間関係を失って、いっぽうネットでは弊ブログは例年になくたくさんのお客さんを迎えることができた。1年間お世話になりました。
寒い日が続いております。あたたかい年越し
新年をお過ごしください。
2010年も、よろしくお願いいたします。
コメント (2)
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