以前に「美の巨人たち」というテレビ番組で「絵画史上の美女ベスト10」という企画をやっていた。
「美の巨人たち」が選んだベストテン
1.ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
2.レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
4.ラファエロ「小椅子の聖母」
5.ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
6.アングル「泉」
7.ミレイ「オフィーリア」
8.モネ「日傘をさす女」
9.ラファエロ「ラ・ヴェラータ」
10.モーリス・カンタン・ド・ラトゥール「ポンパドゥール夫人」
これを元に、「私だけの絵画史上の美女ベスト10」を選んで見た。絵の好みは人それぞれだ。
1.は、同じもの、やはりこれですね。
1.「真珠の耳飾りの少女」ヨハネス・フェルメール
フェルメールの魅力というホームページを作っています。
現在、神戸に絵がやってきてます。行かなくては・・・2000年以来の再会です。
2.は同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの作品ですが モナ・リザほど有名ではありませんが
2.「ほつれ髪の女」レオナルド・ダ・ヴィンチ
今年初めて日本に来ました。残念ながら見逃しましたけれど。
Bunkamuraザ・ミュージアム
2012年3月31日(土)-6月10日(日)
顔にほのかにかかっている陰影と、伏し目がちな表情に吸い寄せられます。
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
『真珠の耳飾りの少女』当時のオランダにはターバンを身につける習慣は無かったという。
では、なぜ彼女はターバンを巻いているのでしょうか?
その答えは。この絵にあると言われています。
ベアトリーチェ・チェンチは16世紀、ローマの名家に生まれた貴族の少女。
詳しくはホームページをご覧ください。
悲しい話ですね。
4.悲しみの聖母 カルロ.ドルチ 国立西洋美術館蔵
ここは、同じ聖母で行きます(笑)
カルロ.ドルチ 悲しみの聖母は、国立西洋美術館の常設展で会いました。
ウルビーノのヴィーナスと常設展 国立西洋美術館
(聖母として描かれた画家の妻テレーザ.ブケレッリ)
見事な聖母ですね。聖母は、こうでなくてはと思ってしまいます。
5. すみれの花束をつけたベルト・モリゾ マネ
何回か見ました。いつもドキドキします。
東京三菱1号館にも行きました
マネとモダン・パリ展 manet et le Paris moderne
6.アングル「泉」
オルセー美術館で見ました。
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(1780~1867)は新古典主義を代表するフランスの画家。
「泉」はアングルが44歳の頃、フィレンツェ滞在中に「理想的な女性を描きたい」との願望から描き始めました。そして「泉」が完成したのは1856年、アングルが76歳の時。実にアングルは30年以上にわたって一つのテーマに情熱を燃やし続けました。
「泉」に描かれた女性は泉の前で、表情を持つことなく静かに佇んでいます。
甕をひっくり返すには不自然な姿勢をしていますが、その様子は何とも言われぬ美しさを醸しています。
彼女を象る曲線は「線」を重視したアングル独特の繊細さ、優美さそのもの。
アングルが亡くなる4年前に完成したこの作品は、アングルの美に対する情念・曲線に対するこだわりが見事に開花したものと言えるのではないでしょうか。
オルセー美術館で出会いました。当時は写真撮影出来ました
7.『マダムX(ゴートロー夫人)』 ジョン・シンガー・サージェント
この絵を知ったのは何年か前・・・、そのあと本屋さんでみかけたのが、この本です
ジェフリー.フォード シャルビューク夫人の肖像
表紙は鼻の上で切られていますが、通り過ぎるだけで気が付きます。好きな絵の一つです。内容は、サージェントの話しではなく、しかしモデルはサージェント?「姿を見ずに肖像画を描いてほしい」という奇妙な依頼に応えた、画家が巻き込まれる事件。依頼主は、マダムX?何て考えると楽しくなる。「幻想文学」という範疇にはなかなか慣れないけれど、楽しめます。
8.「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」 ルノワール
ルノワール -伝統と革新展 国立国際美術館で出会いました。
ルノワールの理解者であり庇護者でもあった裕福な銀行家ルイ・カーン・ダンヴェールの三人の女の子供の内、末娘である≪イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢≫
清潔で上品な顔立ちの中で輝く大きく印象的な瞳、子供特有の白く透き通る肌、肩にかかり腰まで垂れた少し波打ち気味の長い赤毛の頭髪、質の良さを感じさせる青白の衣服、膝の上で軽く組まれた小さな手
同じ展覧会で出会ったのがこの絵
アンリオ夫人
モデルは、当時かけだしの舞台女優(19歳前後)であったアンリエット・アンリオ。
ルノワールのお気に入りのモデル。
少なくとも11点の油彩画に登場するらしいが、アンリエット自身が唯一所有していた肖像画とのこと。本人もお気に入りだったということですね。
生涯結婚はしなかったので“夫人”というのは変だけれど。主演女優にもなったとのこと、清楚な美人ですね。
ルノワールと言えば、この子も可愛いですよね。
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「ルグラン嬢の肖像」フィラデルフィア美術館蔵
そして次は高貴なお二人。美人です。
9.ポンパドゥール夫人。フランソワ・ブーシェ作
パリ ルーヴル美術館
ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美 神戸市立博物館
ポンパドゥール夫人はルイ15世の愛妾、友人そして助言者として国王が1764年に亡くなるまで側に付き添った
ポンパドゥール夫人。
10.オーストリア皇妃エリザベート
フランツ・クサファー・ヴィンターハルターの描いた巨大な「オーストリア皇妃エリザベート」。
THE ハプスブルク展で会いました
先日、この絵の「星の髪飾り」が初来日ということで出かけました。
輝ける皇妃 エリザベート展 京都伊勢丹
kazu_sanが選んだベストテン
1.ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
2.レオナルド・ダ・ヴィンチ「ほつれ髪の女」
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
4.カルロ.ドルチ 悲しみの聖母
5.マネ すみれの花束をつけたベルト・モリゾ
6.アングル「泉」
7.ジョン・シンガー・サージェント 『マダムX(ゴートロー夫人)』
8.ルノワール 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」 、アンリオ夫人、 「ルグラン嬢の肖像」
9.フランソワ・ブーシェ ポンパドゥール夫人
10.フランツ・クサファー・ヴィンターハルター オーストリア皇妃エリザベート