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来年の干支は辰

2011-12-28 | 街角の話し
来年は2012年、平成24年ですね。

2012年の干支は「辰」。たつ、龍、です。十二支の中で唯一仮想の動物です。

さらに細かく言うと「壬辰」となります。
これは、「みずのえたつ、じんしん」と読みます

龍は、お寺では天井画等で有名です。
今まで行ったことのある所で有名なところを思い出して見ました。


相国寺(しょうこくじ)京都市上京区 金閣寺、銀閣寺は、この寺の末寺である。
17.10.15参拝

法堂の天井にある「鳴き龍」狩野光信の絵。

真下で一人2回限定で手を打つことが出来る。
高い天井で、うまく反響するようになってるので自分が出した音に喜んでしまうが、残響として「カタカタカタ」という音が聞こえる。
これが龍の鳴き声。
人がやっているときには良く聞こえないのも不思議。
参拝記 




妙心寺 京都市右京区 日本最大の禅寺
19.6.30
 参拝
参拝記

法堂内
雲龍図は直径12.5mもある天井絵で狩野探幽の傑作。見る方向により、登り龍にも下り龍にも見える。両目が見える場所もある。



建仁寺 京都市東山区 京都五山三位


本尊と天井絵 20.8.14 参拝記

イタリアさんから 建仁寺の天井画もいいですよ。とコメントを頂き、追加しました。
すっかり忘れていました
龍の顔が良く見える方向からです。



京都の3大龍のお寺に続いて。東京から

目黒不動(瀧泉寺(りゅうせんじ)

大本堂の天井画


すごい迫力である。

川端 龍子(かわばた りゅうし、1885年(明治18年)6月6日 - 1966年(昭和41年)4月10日)
和歌山県和歌山市生まれの作品だ。
22.10.22 参拝
参拝記
展覧会 
特別展 川端龍子と和歌山 -120年の絆-

いずれも見事な龍である。


良いお年をお迎えください。

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映画 「源氏物語-千年の謎ー」

2011-12-25 | 映画・観劇・講演会
思い起こせば3年前だ。2008年は「源氏物語千年紀」で賑わっていた。
ホーページを作ったり切手を買ったり、いろんな所に出かけたものだ。
ホームページはここ。
にわか勉強したことが懐かしい。

今回映画が上映されたので早速行ってきた。


全国東宝系(2011年12月10日から公開)

監督 鶴橋康夫

原作 高山由紀子「源氏物語 千年の謎」(角川文庫)

キャスト

生田斗真 中谷美紀 窪塚洋介 東山紀之
真木よう子 多部未華子 芦名 星 蓮佛美沙子 田中麗奈
榎木孝明  等々

「源氏物語」をテーマにして、ジャニーズの生田斗真が光源氏の役、紫式部(中谷美紀)の生きる現実世界と物語の世界が交錯するという構成をとりながら、1人の女性が背負った業を描き出している。

「源氏物語誕生の秘密が今明かされる…」とある。作品全体の主体を紫式部に置いている。

映画を観た結論からでは「源氏物語」は紫式部の藤原道長に対する叶わぬ恋の物語だということかな?。

光源氏は道長がモデルと言う説もある。藤原道長が自ら「我は光だ、世をあまねく照らす光となるのだ」と言っている。ジャニーズの東山紀之とその後輩生田斗真の2人が現実と物語で対称になっているのは上手いキャスティングだと思う。

前半は桐壺(真木よう子)が帝に愛されて光源氏が生まれ、長じて光源氏となり藤壺(真木よう子-二役)に想いを寄せつつ、葵の上(多部未華子)と結婚し、六条御息所(田中麗奈)や夕顔(芦名星)と浮名を流す姿が描かれる。

「源氏物語」のダイジェスト版ですね。

六条御息所と光源氏の関係は紫式部と藤原道長の関係とよく似ている。

六条御息所は自分の業の深さに伊勢へ下ることを光源氏に告げる。

光源氏は遂に藤壷と禁断の関係に…しかも2人の間の子が東宮(皇太子)になる。そして、藤壷が出家する。物語は追いつけないほど駆け足に過ぎて行きます。
光源氏と藤壺とのシーンはいいですね。
「私に、お顔を見せてくださらないのですか?」
「貴方様はもはや大人におなりあそばしたのですから」
切ないですね。
そしてついに
「愛しい貴方を地獄に落とすことは出来ない」と言っちゃいました。

結局、紫式部は六条御息所同様、田舎に帰ることに。
子どもが待っているといっていたがそれは道長の子かどうかは解らない。

現実と物語が交錯する橋の上で光源氏に対して「全ての人をひきつけるあなたは、その分苦しみも多くなる」と言う。

そして道長はあの有名な言葉「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」と謳う。

源氏物語に詳しくなくても楽しめる映画です。



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