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のだめカンタービレ

2009-12-23 | 映画・観劇・講演会
最近フジテレビで宣伝や過去の番組再放送が一杯。急速に知識が増えました。

ついにコミックスの最終巻 23巻を買ってしまいました。

そして、遂に映画も見てきました(笑)。

「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」

「のだめ」は主人公 野田 恵のあだ名。

「カンタービレ」は、今回の映画の中でも説明がありました。
中世では、神の作った世界の調和を知るための学問が4つあった。
天文学、幾何学、数論、音楽。

音楽理論を熟知して、「理性の力によって作品全体に対し入念に音楽が判断出来る人」を「ムジクス」といって
ただ音を歌ったり、演奏したりする人を「カントル」と言った。
これが「カンタービレ」の語源。

クラシック音楽をテーマとした二ノ宮知子作のコミックス『のだめカンタービレ』

を原作とする映画です。

ピアノの才能はあるが、ゴミの中のような部屋で生活していた音大生「のだめ」こと野田恵が、指揮者を目指す千秋真一に恋をして、ピアニストとして成長していくラブコメディー。

マンガですから、出てくるフランス人も、みんな日本語で話します(笑)
マンガでしか出来ない場面もたくさん出てきます。

映画は、08年に放送されたパリを舞台にしたスペシャルドラマの続編で、やる気のない「ルー・マルレ・オーケストラ」の常任指揮者に就任した千秋真一の奮闘と「コンセルヴァトワール(音楽学校)」の進級試験を控え、練習に励むのだめの姿を描いた物語。

今回前編のみ。後編は10年4月17日から全国で公開予定。

野田 恵は、上野樹里
千秋真一は、玉木 宏

今回の山場、立て直しに成功するコンサートの曲目は

チャイコフスキー 序曲 1812年

千秋真一の指揮振りが素晴らしい。プロの指揮を真似て練習するらしいが、見事。
曲もすごいけれどね、物語がある曲ですね。

のだめが進級試験で演奏するのは、モーツァルト ピアノソナタ第11番。
トルコ行進曲です。
軽快そのもの、きっといつか聞いたことのある曲です。

クラシックファンでない人も十分楽しめます。

ピアノにしてもオーバーアクションです。
あんなに早く打つのに、そんなに手は上がらないだろうと思うが、そこは映画ですね。

のだめの夢は、千秋と演奏することです。

そして、はじめて二人で演奏した曲
モーツァルト 2台のためのピアノ・ソナタニ長調K.448

コミックスの最終巻では、その場面があります。
残念ながら、映画前編にはありませんでした。
是非、聞きたい曲です。

次が楽しみです。

ピアノは楽しく弾ければいいという、のだめ。

家に帰ってきたら、テレビで「1万人の第九」をやってました。
佐渡裕の指揮も情熱的ですね。

今日は、クラシックの日。
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ボルゲーゼ美術館展

2009-12-09 | ア-トな話し
京都国立近代美術館 2009.10.31~12.27

ボルゲーゼ美術館(Museo e Galleria Borghese)は、ローマ市内の広大なボルゲーゼ公園の一画にある。
ボルゲーゼ家歴代の美術コレクションが展示されている。
ボルゲーゼ家はシエナ出身の貴族で、教皇パウルス5世を出した名門である。美術館の建物は、シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿(1576年 - 1633年)が夏の別荘として建てたもので、1613年頃着工、完成は1616年。当時の芸術家に多くの作品を注文したパトロンでもあった。

今回の展覧会は、京都が最初で、来年東京に巡回します。
なんとなくうれしくなるのは、関西人のせいでしょうか?(笑)

最初の作品は、ポスターでお馴染みの作品です。

ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」

一角獣をペットにしてたのではなく(笑)、伝統的な図像学では一角獣は「純潔と貞淑」の象徴なのです。

この絵は1933年に修復され現在の姿になっています。

会場には、修復前の白黒写真が掲示されています。

何と、そこには一角獣がありません。車輪を持っています。そして肩は布で覆われています。詳しくは会場でご覧ください。


今回楽しみにしていたのは、カラヴァッジョです。



2001年末に岡崎市美術博物館でカラヴァッジョ日本初の展覧会で見た以来のファンです。
その時の様子は、ここ
あの時の感動を思い出します。

「洗礼者ヨハネ」

最晩年(と言っても、わずか38歳だが)の3点の中の一つ。

殺人を犯し、追われる中、シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿にとりなしをしてもらうために作品を持って行こうとした途中に死んだ。
その内の一点をシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿が入手に成功し、ボルゲーゼ美術館に所蔵されている。
なんともドラマチックな背景である。

会場では、三角コーナーを設け、その中央に、この作品がある。

左右には、これもカラヴァッジョと思えるような描き方をした作品を並べています。
右側の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」-バッティステッロ作-は、
カラヴァッジョの「ゴリアテの首を持つダビデ」とテーマは一緒です。この作品のゴリアテは自画像と言われている。



左側はジョヴァンニ・バリオーネ (この人を見よ エッケ・ホモ)です。
後ろの人の、腕を広げた身振り、描写方法。
まさにカラヴァッジョです。

本展覧会の主人公のような取り扱いです。
美術館の正面は、ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」ですが、横の看板は下のようになってます。



納得です。

美術館の1階で、紹介ビデオが上映されています。
その中で、「ヴィーナスの間」というのがあり、二人のヴィーナスが中心に展示されていると紹介があります。
クラナッハとブレシャニーノ。
ブレシャニーノの(ヴィーナスとふたりのキューピッド)の方がいいなと思っていたら、何と会場に来てました。


ギリシャ彫刻のような美しさです。


4階でコレクション展が開催されてます。半券に入場券が付いてます。

たくさんの作品がありますが

没後70年 村上華岳特集で40点余りが展示されています。
中でも、「二人舞妓」
今年の5月に奈良の中野美術館で村上華岳の「踊れる少女」を見ました。
同じテーマの作品ですね。
中野美術館往訪記はこちら

春日井路子の「妖炎」 も良かった。

富本憲吉の鮮やかな陶芸作品も数多く展示されています。

モンドリアン、マチス、ピカソの作品もあります。
お見逃し無く。
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2010年版 フェルメールのカレンダー

2009-12-03 | 街角の話し
フェルメールのカレンダーが欲しかったが、買いに行く時期が悪いのか、行く店が悪いのか、今まで出会いませんでした。
2010年版をついにゲットです。
表紙の写真は、青いタ-バンの少女です。
サイズは60cm×30cm。(広げて吊った時)
買ったのは、カワチ画材 心斎橋本店です。1,500円。

ここ2年は下記でした。

2008年ダイソー 浮世絵シリーズ
2009年ダイソ- 浮世絵シリーズ


どんな絵が何月にチョイスされているのかが楽しみです。


○1月 小路 2008年東京で会いました。「青いタ-バンの少女」を1月にしないなら
やっぱり、これですね。



○2月 牛乳を注ぐ女 2007年東京で会いました。


○3月 地理学者 2000年大阪で会いました。

○4月は、青いタ-バンの少女です。4月に持って来ましたか・・・・。



○5月 音楽の稽古 これは、まだ本物に出会ってません。

文字の方は、こんな感じです。


カレンダーはMADE IN ITALY なのです。5月はイタリア語では maggio と言うようです。
イタリア語の勉強になります。日本はゴールデンウィークなのに、その表示がありません。
まあ当然なのですが、少し寂しいかも。


○6月 ギタ-を弾く女 まだ本物に出会ってません。



○7月 ディアンナとニンフ達 2008年に東京であった。
 ちゃんと修復後の絵を使っています。


○8月 レ-スを編む女 ルーブルで出会い、2009年京都で会いました。


○9月 デルフトの眺望 これも本物に出会ってません。会いたい一つです。


○10月 婦人と召使い これも本物に出会ってません。


○11月 水差しを持つ女 これも本物に出会ってません。


○12月 聖プラクセディス 2000年に大阪で本物に会いました。

これが何故? そんなフエルメールファンも多いかも。他に一杯あるのにね。
12月は、世界的にクリスマスです。
処刑されたキリスト教信者の遺体を清めることに努めたという彼女は殉教者の血を含ませたスポンジを絞っている様子が描かれている。
だからなのですね。多分(笑)

2003年のカレンダーはフェルメール作品で自作しました。
こちら。

その時選んだ12枚の内、7枚が同じ物です。(スゴイ・・・・)
そして、同じ月になったのが、5月と8月(スゴイ・・・・)

単なる偶然ですが・・・・

HP フェルメールの魅力は、こちら
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