goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

没後400年 特別展 長谷川等伯

2010-04-25 | ア-トな話し
京都国立博物館 4/10~5/9

混んでます。
「たった27日間の超短期展、お見逃しなく!」というチラシに煽られたのか
ロダンの考える人も、「何で、こんなに混むの?」と考え込んでいます。(笑)
開館直後から70分待ちです


2007年10月に狩野永徳展に行った時に(ブログはここ)
出口のところに「3年後に長谷川等伯がやってくる」という案内がありました。

“3年後のお約束”と書いてました。

あの時は、3年も待てないよと智積院に寄りました。
あれから、もう3年なのですね。
狩野永徳展は京都だけでしたが、今回は東京と京都での開催です。

謳い文句は

・史上最大にして最上の大回顧展。
・国宝3件、重要文化財約30件、を含めた約80件の名品を一堂に紹介。






 国宝「松林図屏風」

何時見ても、いいですね。
空間、筆のタッチ。

対決 巨匠たちの日本美術 2008/7/8~8/17
東京国立博物館
で、見ました。
今回展示されている「萩芒図屏風(はぎすすきずびょうぶ)」 にも、その時に出会いました。

国宝「楓図壁貼付」、国宝「松に秋草図屏風」は智積院で見ました。

結構、今まで会った絵も多い



仏涅槃図 本法寺

高さ10m,横6mの巨大な作品。
これも本法寺で見た。


花鳥図屏風

これは、最近発見されたもの。等伯の金碧画の一番古いものになる。40歳頃の作品。




今回予習のために事前に購入した。別冊太陽の特集号。

美術館入り口のショップにも置いてました。

会場から出て、休憩してると、ご夫婦で来られていた小母さんが

ボソッと、つぶやいていました。

「やっぱ・・・永徳の方がイイワ・・・・」
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

信達宿の野田藤(愛称:梶本家の藤) 大阪ミュージアム

2010-04-24 | 街角の話し
今年も藤の季節になった。
以前は「梶本さんちの野田藤」が、みんなの愛称だったが

大阪府の主催する「大阪ミュージアム」に選定され、タイトルの名称が正式名になった。

2003年、2004年、2007年と、今年で4回目の往訪だ。2008年に藤の手入れをしていた梶本さんが他界し、現在は保存会が、その意志を引き継いでいる。

今年も立派に咲いた。

過去の記事は、ここ

一本の木で約3万房が成る。

写真は、特設の観賞台から。今年初かな?
大人は100円の寄付金が要ります。
ここの藤は、上から見ないとですね。まるで紫の雲海です。

4/24~4/25が藤まつりですが4/29まで一般公開されます。


詳細は、保存会のHPをご覧ください。




これは下から撮影。


信達宿は、古くから熊野詣での為の熊野街道が通り、街道沿いには熊野九十九王子社の信達王子社と一之瀬王子社があった。

中世には紀州根来寺の荘園として栄え、この時期に本格的な宿場町が整備されます。しかし、戦国期になると織田信長と根来寺の熾烈な戦いの末に、泉南地方は焼け野原となり寺社もほとんど失われてしまう。

やがて江戸時代になると、熊野街道は紀州徳川家の参勤交代の紀州街道となり、紀州藩の支援のもと中世からの信達宿が再建され、本陣や旅籠などが置かれた。

紀州街道を歩く 泉南地区
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ルノワール -伝統と革新展

2010-04-24 | ア-トな話し
国立国際美術館 4/17~6/27

ルノワールは、大好きな画家の一人である。いろんな展覧会や美術館でみるが
こんなにまとまって展示されるのは、おそらく初めてだろう。

今回の展示は、この作品に尽きると言ってもいい位。

「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」

透き通るほど白い肌、吸い込まれそうな瞳、光り輝く鼻、
ポッと火照った耳、可愛い唇、ふくよかな指先、波打つ長い赤毛。

8歳ですが・・・(笑)

銀行家のルイ・カーン・ダンヴェール伯爵の長女イレーヌ。
注文を受けて描いたので、思いっきり可愛く描いたのだろうけれど、素晴らしいですね。

今回、東京-大阪と巡回しますが、大阪のみ展示というのが、さらにうれしいですね。
関西初公開です。

ルノワールが描く、可愛い女の子では、ブリジストン美術館の
《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》がいいですね。こっちは4歳ですが。
ブログはここ


今回の展覧会のタイトルは「伝統と革新」。
荒屋鋪透氏(ルノワール展監修者、ポーラ美術館 学芸部長)によると。

ルノワールの画業は大きく3期に区分できる。
(1)1860-1878まず、グレールの画塾での修業時代から、1874年に始まる印象主義の時代。

(2)1879-1891:次に、印象派展から離れ、サロンでの成功を経て、アルジェリアやイタリア旅行を経験する模索と試作の時代。

(3)1892-1919最後に、作品の国家購入など栄誉を得て、様式を集大成した晩年にいたる豊饒の時代である。

しかし、「身体表現」、「花と装飾画」、「ファッションとロココの伝統」という課題について、ルノワールはいずれの時代にも、その答えを安易に出して限定してしまうのではなく、むしろ明快な回答を保留しながら、次の試作に立ち向かっていく。それ故に、彼の主題は、あらゆる時代に繰り返されたのである。
ルノワールはまさに伝統と革新の画家であった。


大阪では、ポスター、チラシ、カタログも(可愛いイレーヌ)一辺倒ですが
東京は、この作品だったようです。



団扇を持つ若い女

当時流行の英国風タータンチェックの旅行着を着て、愛らしい顔を向けているのは、コメディー=フランセーズの人気女優であったジャンヌ・サマリー。
左画面の複雑な構成と、右画面の緑の壁の縞模様が背景を二分し、この左右の対比が見事です。
いつも背景は「ボヤっとしている」のが得意のルノワールには珍しい。
団扇の模様は日本風、花は菊のように見える。日本ムード一杯です。

売店では、この絵を表紙にしたカタログも売っています。お買い間違えのないように。

今回会場の照明は明るいです。おかげで作品は映えます。



アンリオ夫人

モデルは、当時かけだしの舞台女優(19歳前後)であったアンリエット・アンリオ。
ルノワールのお気に入りのモデル。
少なくとも11点の油彩画に登場するらしいが、アンリエット自身が唯一所有していた肖像画とのこと。本人もお気に入りだったということですね。

生涯結婚はしなかったので“夫人”というのは変だけれど。主演女優にもなったとのこと、清楚な美人ですね。



ブージヴァルのダンス

高さ181.9cmという大きな作品です。
女性は、当時18歳のマリー=クレマンティーヌ・ヴァラドン(後に画家になる)

画家モーリス・ユトリロの母です。
父親は不明、奔放な母の元に生まれ、あの素晴らしい絵が生まれたのですね。




ジュリー・マネ

誰かに似てると思いませんか?

ベルト・モリゾの娘さんです。
父親は、マネの弟 ウジェーヌ・マネ

ベルト・モリゾは2006年にオルセー美術館展で出会いました。ブログはここ
ベルト・モリゾは、今東京で開催中の「マネとモダン・パリ展」に出展されています。
親娘で日本上陸です。会場に、その展覧会のチラシがありました。
もちろんベルト・モリゾが載っています。記念にお持ち帰り下さい。(笑)




花飾りの女

ルノワールの晩年の作品ですが、タッチがすごく若々しい。

裸婦の絵は、さすがに多いですが

その中で、この作品には出会ったことがあります。

近くの、久保惣記念美術館の所蔵作品です。

ブログ 和泉市 久保惣記念美術館はここ



花瓶の花

花の絵もたくさん出展されています。
その中で、この絵は、記憶に残る絵です。

絵葉書を買うと、ガクッと来ます。

記憶と違うのですね。

何故だろう?

細部は丁寧に描かれてないのです。

大きなサイズで見るといいですね。


可愛いイレーヌ が大阪だけと喜んでいますが、大阪には来なかった絵もいくつかあります。

その中で、見たかったのが

赤い服の女

東京富士美術館所蔵

2006.6に印象派と西洋絵画の巨匠たち展で見ました。
ブログはここ
すごい絵でした。

ルノワールの絵は、年を重ねるほどいいと思う人が増えるらしい。

それは、きっと、優しい絵だからなのですね。
goo | コメント ( 4 ) | トラックバック ( 0 )

「平城遷都1300年記念」 記念切手

2010-04-23 | 街角の話し
2010.4.23に発売された。
切手シート800円(80円切手10枚)
写真は、同時に発売された、ハードカバー切手帳。1500円。切手の保護のためにはいいですが、チョット高い?
ハードカバーの方は、販売する郵便局が限定されています。近くでは泉佐野郵便局。

切手シート。



いいですね。
背景の興福寺、阿修羅像(国宝)が何といってもいい。今や、仏像の中の人気NO1です。

【(1)平城宮跡(へいじょうきゅうせき) 大極殿(だいごくでん)】

天皇の即位や元日朝賀などの国家儀式、あるいは外国使節との接見の儀式が行われた施設。2010年の平城遷都1300年記念のメイン会場です。

【(2)春日大社 中門(ちゅうもん)(重要文化財)】

式内社(名神大社)、二十二社の一社で、旧社格は官幣大社。
全国にある春日神社の総本社。中門は入母屋造、檜皮葺、一間一戸の楼門で、この奥に国宝の御本殿がある。

【(3)東大寺 誕生釈迦仏立像(国宝)】

釈迦は、摩耶夫人の右脇下から生まれると直ちに七歩あゆんで天と地を指し、「天上天下唯我独尊」と唱え、九龍が香水を灌いで祝福したという。この故事にのっとり4月8日の仏生会は、本像に水をかけて仏誕を祝った。

【(4)西大寺 愛染明王坐像(重要文化財)】

宝冶元年(1247年)。愛染明王信仰はその名のとおり「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染=藍染」と解釈し、染物・織物職人の守護神としても信仰されている。

【(5)興福寺 天燈鬼像(てんとうきぞう)(国宝)】

鎌倉時代再興期の西金堂須弥壇に安置されていた像で、四天王像に踏みつけられる邪鬼を独立させ、仏前を照らす役目を与えていた。

【(6)元興寺(がんこうじ) 薬師如来立像(国宝)】

平安前期。無明の病を直す法薬を与える医薬の仏として、如来には珍しく現世利益信仰を集める。

【(7)唐招提寺 千手観音菩薩立像(国宝)】

奈良時代(8世紀後半)。最大の特徴ともいえる腕は、大脇手42本、小脇手911本、合わせて953本の腕は本来は1,000本あったと考えられ、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表している。

【(8)薬師寺 日光菩薩立像(国宝)】

飛鳥時代(白鳳期)または奈良時代(7・8世紀)。金堂本尊薬師如来の左(向かって右側)に立つ像で、右(向かって左)の月光菩薩とともに本尊の両脇に立ち薬師三尊像として、昭和51年に復興された金堂に祀られている。

【(9)大安寺 多聞天像(重要文化財)】

持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神。日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶのが通例。

【(10)新薬師寺 伐折羅大将像(ばさらたいしょうぞう)(国宝)】

十二神将の一つ。十二夜叉大将、十二神明王ともいい、仏教の信仰・造像の対象である天部の神々で、また護法善神である。また十二の方角を守っていることから、干支(十二支)の守護神としても信仰されている。

*説明文は、日本郵便のHPから




goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

2010-04-20 | 映画・観劇・講演会
いよいよ後編が封切られた。

のだめカンタービレ 映画の前編

のだめカンタービレワールド 展覧会

映画は、後半に向かって、どんどんシリアルになります。
コミックの世界から、映画の世界です。
主役の、のだめ(上野樹里さん)が、どんどん美しく、女らしくなってきます。

シュトレーゼマンとのだめが、プラハースメタナホールーで共演します。

突然のサプライズですね。

曲はショパン ヒアノ協奏曲第一番ホ短調

ピアノとオーケストラの華麗な競演です。

シヨパンの青春の記念碑とも言われる曲、のだめにとっても忘れることの出来ない
青春の一ページになる。

もうやることがないと・・・

その時のドレスが写真の紫です。表情は恍惚としていますね。いい顔です。

カントナ国際コンクールで、のだめが感動した曲が

ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調より第一楽章

のだめは、千秋に、この曲を一緒にやりたいと言うが、偶然にもRuiが先にやってしまう。

ピシャリという鞭の音が最初に鳴る曲です。

二人が一緒にやりたかったのは、モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」でなかったのと、

思わず突っ込みを入れたくなります。

それを楽しみに来たのに・・・・


大丈夫でした。最後にやってくれます。

観客は誰も居ませんが、二人だけのコンサート。

聴き応えがありました。音楽苦手の私にも、その素晴らしさが分かります。

拍手はないけれど、二人には十分ですね。

最後は、二人のキスシーン。コミック的オチ(笑)はなく、綺麗に終わりました。

場所はセーヌ川の芸術橋(ポン・デ・ザール)です。ルーヴル宮殿の近くですね。

これからキスの名所になるかも。(笑)


現在入場者には記念として、絵葉書4枚とコミックのブックレットが配られます。




これは売店で売ってます。

「のだめカンタービレドリンクカップ」ソフトドリンクレギュラーサイズ¥700
(マングースストラップ、星型ストロー付き)

ワーナーマイカルの数量限定品です。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

しゃべって歩くお父さん ソフトバンク

2010-04-17 | 街角の話し
ついに我が家にやって来ました。

第3世代対応に切り替えの案内がしつこく続く中、まだ言いと言いつづけた母のお陰で
入手しました。

家族に第2世代携帯を使っている人がいる人が自分のソフトバンク携帯からキャンペーンに応募してその家族が第3世代携帯へ機種変更した場合にご褒美で貰えるものです。

ソフトバンクの言う通りに早い目に更新した私達には、ご褒美なしです。

更新を忘れた頃に届いたのが、写真の犬のぬいぐるみです。

CMの白戸家で出てくる犬。

カイ君(北海道犬 4歳・オス)です。

頭の後ろを触ると

5歩いて、停まり、しゃべります。

これを3回連続して繰り返して停まります。

「しゃべって歩くお父さん」でなく、「歩いてしゃべるお父さん」が正しい(笑)。

写真のように、可愛いです。手触りもいい。足のウラも必見です。

携帯ストラップ付きですが・・・・。
長さ245mm、高さ230mm、巾100mm、重さ445gあるとのこと。
ちょっと無理。

説明書きには、ストラップとしてのご使用は避けてくださいと書いてます。

セリフは全部で10種類 ランダムに再生されます。

“誰か止めてくれ”
“前進あるのみ”
“おれを止めるんじゃない”
“バックはしませんよ”
“悩んだら、歩け”
“思えば遠くへ来たもんだ”
“振り返らないのが男ってもんだ”
“お前ついてくるな”
“人間、立ち止まることも必要だ”
“ちょっとひと休み”

なかなか興味ある一言です。

お持ちでない方のためにcmの動画です。


goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

金子さん展覧会 大阪中之島中央公会堂

2010-04-05 | ア-トな話し
ガッシュ画勉強中の金子さんの展覧会が行われた。
「アートレッスン・ベル 15周年記念作品展」 2010.4.1~4.5
大阪中之島中央公会堂 ギャラリー

写真は、今回出展の「わたしはコスモス・・やさしく生きる」。
年々進化して行く金子さんです。
まさに「わたしはコスモス」です。コスモスが主役。全体の構成が素晴らしいと思う。
写真ではこんなアングルは難しい。
空想画に近い形ながら、それでいて、一つ一つのコスモスは丁寧に描かれている。
金子さんは、他に「こころ澄むブルージュ」も出展されていました。

会場では、山路鈴香先生の作品が中心です。
昨年の展覧会に出されていた「あふるる想い」も出展されていました。
昨年のガッシュ画展はこちら。
心に残った作品だったので、直ぐに思い出しました。


いつも楽しみにしている、木村伸子さんの作品は、
今回は「季」。いつもながら素晴らしい。

枠組みの中に、絵を描き、ひとつのテーマにするという手法は最近良く見ます。
全体のバランスが大事なのですね。


会場の大阪中之島中央公会堂です。
ネオ・ルネッサンス様式を基調として、バロック的な壮大さを持つ素晴らしい建物です。
重要文化財。
寄贈した相場師・岩本栄之助は完成を見ることなく自殺したのです。
そんなことを思うと、なんなとなく物悲しくもなる光景です。


お隣の大阪府立中之島図書館。
住友家の寄贈を受けて建設されたネオ・バロック様式の建物。重要文化財。
桜が映えるので、写生をしているグループがありました。

「わたしはコスモス・・やさしく生きる」

是非、そうありたいものです。

いい場所での展覧会でした。
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )