開館三十周年記念特別展 美の宴はここ
正面玄関です

中庭

池もいい雰囲気です

茶室
本館庭園内にある聴泉聴泉亭
橋の下は松尾川が流れます。

茶室前の橋から

緑の松とモミジ

秋はいいですね。
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開館三十周年記念特別展「美の宴―東洋の古美術、印象派と古地図が織り成す珠玉の世界―」。平成24年12月2日(日)まで
テーマは、久保惣記念美術館の特徴を語る上で欠くことができない国宝、重要文化財等の代表的な所蔵品を取り上げ、それらと対をなす、あるいは強い関連を持つ国内の博物館施設等に収蔵されている作品の出陳を仰ぎともに陳列を行うという壮大なもの。
相互の美的価値や芸術性が共鳴し、高め合い、美を競い合うような展示。また、平成21年度に受贈した第五次久保惣コレクションの古地図も初公開。
テーマに一番近いものとしては、最近の物は、何といっても、
国宝 青磁 鳳凰耳花生 銘万声 対をなすものとしては、陽明文庫蔵の重要文化財 青磁 鳳凰耳花生 銘千声です。
王朝文化の華 ─陽明文庫名宝展─ を見たあと、直ぐにここに来たことを思い出します。
今回は残念ながら陽明文庫蔵の重要文化財 青磁 鳳凰耳花生 銘千声は、10/14~11/2のみの展示ということで、並んだ姿を見ることが出来ませんでした。
代わりに同時代の青磁 鯱耳花生(中国・南宋時代) 徳川美術館蔵が並んで展示されています(11/3~12/2展示)
国宝 青磁鳳凰耳花生 銘 「万声」 和泉市久保惣記念美術館
青磁 鯱耳花生(中国・南宋時代) 徳川美術館蔵
この美術館で一番好きな枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆にも関連の作品が展示されています
枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆
「枯木鳴鵙図」(こぼくめいげきず) 宮本武蔵は、ここ
手作りの掛け軸はここ
同じ宮本武蔵筆の 芦葉達磨図 (徳川美術館)が展覧されていました。
睡蓮 クロード・モネ 和泉市久保惣記念美術館蔵
モネの睡蓮は横型のデザインを多く見ますが、1907年制作には縦型が多いようです。
同じ縦型が展覧されています。
睡蓮の池 クロード・モネ 石橋財団ブリヂストン美術館
こっちはピンク系ですね。
考える人 オーギュスト・ロダン 高37.5、横23.0、奥行27.7
花子のマスク オーギュスト・ロダン 高55.0、横39.0、奥行29.0 静岡県立美術館
ロダンのモデルをした唯一の日本人女性と言われている。愛知県生まれの彼女をモデルにしたロダンの作品は58点あると言われる。どこかで会えるかな・・
いろんな作品が出ている今回の展覧会楽しみが一杯でした。
日頃は展示機会の少ない浮世絵版画も出ています。
先日 北斎展でみた冨嶽三十六景 凱風快晴 葛飾北斎 も11/4までは展覧されていたようです。北斎展はこちら
月に雁 歌川広重
切手ファンなら、あこがれの的ですよね。
芸術の秋に美術を満喫したあとは音楽を楽しみました。
美術館の敷地内にある和泉市久保惣市民ホール(Eiホール)のコンサート。
本日無料です。
「オペラティック・トリオ~美しい歌曲とオペラアリアの名曲を集めて~」
オペラティック・トリオのみなさん
村田紀子(ソプラノ)、小島百合子(メゾソプラノ)、林典子(ピアノ)
和泉市久保惣市民ホール
約1時間30分程のコンサート
メゾソプラノという中途半端な音域と言いながら、サン=サーンス、やビゼーにはメゾソプラノが主役のオペラはたくさんありますよ。みんな美人なのがうれしいと小島百合子さんの楽しいお話、林典子さんのピアノは素人の私でもうまいと感じます。
最後は15分程のベッリーニ作曲の「ノルマ」よりノルマとアダルジーザの二重唱。日頃オペラに馴染みのない私でも十分に楽しめました。
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以前に「美の巨人たち」というテレビ番組で「絵画史上の美女ベスト10」という企画をやっていた。
「美の巨人たち」が選んだベストテン
1.ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
2.レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
4.ラファエロ「小椅子の聖母」
5.ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
6.アングル「泉」
7.ミレイ「オフィーリア」
8.モネ「日傘をさす女」
9.ラファエロ「ラ・ヴェラータ」
10.モーリス・カンタン・ド・ラトゥール「ポンパドゥール夫人」
これを元に、「私だけの絵画史上の美女ベスト10」を選んで見た。絵の好みは人それぞれだ。
1.は、同じもの、やはりこれですね。
1.「真珠の耳飾りの少女」ヨハネス・フェルメール
フェルメールの魅力というホームページを作っています。
現在、神戸に絵がやってきてます。行かなくては・・・2000年以来の再会です。
2.は同じくレオナルド・ダ・ヴィンチの作品ですが モナ・リザほど有名ではありませんが
2.「ほつれ髪の女」レオナルド・ダ・ヴィンチ
今年初めて日本に来ました。残念ながら見逃しましたけれど。
Bunkamuraザ・ミュージアム
2012年3月31日(土)-6月10日(日)
顔にほのかにかかっている陰影と、伏し目がちな表情に吸い寄せられます。
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
『真珠の耳飾りの少女』当時のオランダにはターバンを身につける習慣は無かったという。
では、なぜ彼女はターバンを巻いているのでしょうか?
その答えは。この絵にあると言われています。
ベアトリーチェ・チェンチは16世紀、ローマの名家に生まれた貴族の少女。
詳しくはホームページをご覧ください。
悲しい話ですね。
4.悲しみの聖母 カルロ.ドルチ 国立西洋美術館蔵
ここは、同じ聖母で行きます(笑)
カルロ.ドルチ 悲しみの聖母は、国立西洋美術館の常設展で会いました。
ウルビーノのヴィーナスと常設展 国立西洋美術館
(聖母として描かれた画家の妻テレーザ.ブケレッリ)
見事な聖母ですね。聖母は、こうでなくてはと思ってしまいます。
5. すみれの花束をつけたベルト・モリゾ マネ
何回か見ました。いつもドキドキします。
東京三菱1号館にも行きました
マネとモダン・パリ展 manet et le Paris moderne
6.アングル「泉」
オルセー美術館で見ました。
ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(1780~1867)は新古典主義を代表するフランスの画家。
「泉」はアングルが44歳の頃、フィレンツェ滞在中に「理想的な女性を描きたい」との願望から描き始めました。そして「泉」が完成したのは1856年、アングルが76歳の時。実にアングルは30年以上にわたって一つのテーマに情熱を燃やし続けました。
「泉」に描かれた女性は泉の前で、表情を持つことなく静かに佇んでいます。
甕をひっくり返すには不自然な姿勢をしていますが、その様子は何とも言われぬ美しさを醸しています。
彼女を象る曲線は「線」を重視したアングル独特の繊細さ、優美さそのもの。
アングルが亡くなる4年前に完成したこの作品は、アングルの美に対する情念・曲線に対するこだわりが見事に開花したものと言えるのではないでしょうか。
オルセー美術館で出会いました。当時は写真撮影出来ました
7.『マダムX(ゴートロー夫人)』 ジョン・シンガー・サージェント
この絵を知ったのは何年か前・・・、そのあと本屋さんでみかけたのが、この本です
ジェフリー.フォード シャルビューク夫人の肖像
表紙は鼻の上で切られていますが、通り過ぎるだけで気が付きます。好きな絵の一つです。内容は、サージェントの話しではなく、しかしモデルはサージェント?「姿を見ずに肖像画を描いてほしい」という奇妙な依頼に応えた、画家が巻き込まれる事件。依頼主は、マダムX?何て考えると楽しくなる。「幻想文学」という範疇にはなかなか慣れないけれど、楽しめます。
8.「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」 ルノワール
ルノワール -伝統と革新展 国立国際美術館で出会いました。
ルノワールの理解者であり庇護者でもあった裕福な銀行家ルイ・カーン・ダンヴェールの三人の女の子供の内、末娘である≪イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢≫
清潔で上品な顔立ちの中で輝く大きく印象的な瞳、子供特有の白く透き通る肌、肩にかかり腰まで垂れた少し波打ち気味の長い赤毛の頭髪、質の良さを感じさせる青白の衣服、膝の上で軽く組まれた小さな手
同じ展覧会で出会ったのがこの絵
アンリオ夫人
モデルは、当時かけだしの舞台女優(19歳前後)であったアンリエット・アンリオ。
ルノワールのお気に入りのモデル。
少なくとも11点の油彩画に登場するらしいが、アンリエット自身が唯一所有していた肖像画とのこと。本人もお気に入りだったということですね。
生涯結婚はしなかったので“夫人”というのは変だけれど。主演女優にもなったとのこと、清楚な美人ですね。
ルノワールと言えば、この子も可愛いですよね。
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「ルグラン嬢の肖像」フィラデルフィア美術館蔵
そして次は高貴なお二人。美人です。
9.ポンパドゥール夫人。フランソワ・ブーシェ作
パリ ルーヴル美術館
ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美 神戸市立博物館
ポンパドゥール夫人はルイ15世の愛妾、友人そして助言者として国王が1764年に亡くなるまで側に付き添った
ポンパドゥール夫人。
10.オーストリア皇妃エリザベート
フランツ・クサファー・ヴィンターハルターの描いた巨大な「オーストリア皇妃エリザベート」。
THE ハプスブルク展で会いました
先日、この絵の「星の髪飾り」が初来日ということで出かけました。
輝ける皇妃 エリザベート展 京都伊勢丹
kazu_sanが選んだベストテン
1.ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
2.レオナルド・ダ・ヴィンチ「ほつれ髪の女」
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
4.カルロ.ドルチ 悲しみの聖母
5.マネ すみれの花束をつけたベルト・モリゾ
6.アングル「泉」
7.ジョン・シンガー・サージェント 『マダムX(ゴートロー夫人)』
8.ルノワール 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」 、アンリオ夫人、 「ルグラン嬢の肖像」
9.フランソワ・ブーシェ ポンパドゥール夫人
10.フランツ・クサファー・ヴィンターハルター オーストリア皇妃エリザベート