goo

オルセー美術館展-19世紀 芸術家たちの楽園-

2006-10-29 | ア-トな話し
会場を入るといきなり「ゆりかご」ベルト.モリゾがある。
今回の自分なりのテーマは、「モリゾに会いに行こう」だったので、いきなり出てこられるとあわてる(笑)最初のコーナーの最大人気は、「テレーズ.ドガ」ドガが最愛の妹をモデルした作品。粘る人が多いので、少し待たないと近くに寄れません。
モネの「アルジャントゥイュの船着場」の隣に、シスレーの「洪水と小舟」が展示されています。いずれも「雲」のタッチが似ているので、思わず振り返って通り過ぎた絵を確認しています(笑)

モネの「ルーアン聖堂」。白の絵の具をたっぷり使った作品。建物の輪郭は不明瞭ながら建物が迫ってくる。

さすがの色遣いでドーンと来るのがゴッホの「アルルのゴッホの寝室」

そしてお目当ての「モリゾ」が登場

マネの「すみれのブーケをつけたベルト.モリゾ」
襟の切れ込みの「すみれ」をよく見るためには前に行かないと..。
マネの愛弟子であり、マネのモデル、そしていずれ弟と結婚したモリゾに対する思いが伝わる作品です。モリゾのポーズはマネに対する思いが出ているのかも..。見飽きない作品です。

今回の展示の特徴は、「バティニョ-ルのアトリエ」や「バジールのアトリエ」に見られるように交友関係にあった画家達が作品に出てきたり、肉親がモデルだったりと、それらを理解しながら見ていくとさらに感動が深まる。

カタログを読むと「3回目となるオルセー展は、日仏共同の展覧会3部作(トリロジー)の集大成となるものです」と書いてある。
急に3部作だったと言われても困るし、ひょっとしてもう来ない(?)

幸いにして過去の2回も見たので、カタログを開いて思い出に浸ることにした。
下記が、今回2006年のカタログ。
表紙は、マネの「すみれのブーケをつけたベルト.モリゾ」







上記は、1999年の6月19日~8月29日(神戸市立博物館)
サブタイトルは「19世紀の夢と現実」
表紙は、モネの「庭の女たち」
印象に残っている作品は
ルノワールの「習作.若い女性のトルソ、陽の効果」
ゴッホの「星降る、アルル」

何故か心に残った、フィリップ.ウィルソン.スティーアの「突堤の上の若い女性」



1回目のカタログです。
表紙は、なんとモリゾだったのです。当時はモリゾに関心がなかった..。
マネの「バルコニー」。女性は二人描かれていますが、これがモリゾです。
マネがモリゾをモデルした最初の作品です。
展覧会のサブタイトルは、「モデルニテ - パリ.近代の誕生」
1996年4月13日~6月23日(神戸市立博物館)

印象に残っている作品は

モネの「サン.ラザール駅」
駅に機関車が煙を出しながら入ってくる作品です。
ルノワールの「ピアノを弾く娘たち」


集大成と言わずに、さらに続けて欲しいものです。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

大英博物館 ミイラと古代エジプト展

2006-10-21 | ア-トな話し
国立科学博物館で10月07日(土)~02月18日(日)とロングランで開催中。
大英博物館で2004年から1年間以上開催された特別展が、いよいよ日本にやって来た。
会場を入ると「3Dシアター劇場」に案内される。なんか久々に3D用のメガネを掛けることになった。
「ネスペルエンネブウ」のミイラをCTスキャンしたデーターを元にCGで立体的に作った映画ということ。
「ネスペルエンネブウ」とは聞き慣れないが、古代エジプトの神官だった人とのこと。
アイデア的にはなかなか面白いが、結局CGということ。
シアターを出ると展示室に続く。
「ネスペルエンネブウ」のミイラが入っていた棺や副葬品の数々が展示されている。
とにもかくにも、3000年前の物が、目の前にあるというのはすごい。

今回のシヨップの目玉は、海洋堂制作のネスペルエンネブウの公式フィギュア「バーチャルマミー」(¥5,000)だ。
会場限定が受けて、早くもオークションで6,000円。
ミイラのフィギュア何か買ってどうするの?という冷静な(笑)判断が勝って、購入はパスした。
ところでマミーて英語でミイラのことです。
映画の題名も、「Mummy:the inside story」
えっ-ミイラて何語?。ポルトガル語です。マミーの方が可愛いですね。

私のお目当ては、もう一つのフィギュア。
平成16年に神戸市立博物館で「大英博物館の至宝展」が開催されたが、その時食玩として海洋堂のフィギュアが売っていた。全15種類の内、3種類を入手。
その時のブログ

その時に、大英博物館で売り出すということだったので、今回ひょっとして日本に来るかと楽しみにしていました。
ありました。8種類です。(15種類が8種類になった理由は分かりません-誰か大英博物館に行って確認して欲しい..)一つ1000円です。
お菓子のおまけの時よりは立派になりました。思わず8つ共買わなかったのは自制心(笑)があった。
タイトルの写真は、今回買った、「アメンホテプ三世の座像」



ついでに買ったのがエジプトボールペン。何種類かありました。これは「ツタンカーメン」売店の女性は、大英博物館で売っているお土産ですと明言していたが..。400円でした。

同館では、11月26日まで、「森羅万象の探求者 南方 熊楠」展が行われています。故郷、和歌山が生んだ偉人の一人、博物学者、菌類学者、民俗学者。和歌山市に生まれ結婚して田辺市に住む。7年間大英博物館に通って勉強したこともある。白浜に記念館があり、訪れたことがある。今回の展示は、結構工夫されていて見やすい。記念館よりも明るいのがいい。


goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ガッシュ画会展

2006-10-15 | ア-トな話し
今年も金子さんから展覧会に出品するという案内を頂いたので出かけた。
JR天王寺駅のMioの12階ミオ.ホール。
写真が作品。題名は「マイカクテル」
偶然に会場に来られていたのでお話ししたが、タイトルの意味を確認するのを失念してしまった。
作品の前で、ベトナム料理の話しで盛り上がってしまった。ますますのご活躍を祈ります。



会場入り口。
会場はなかなかの盛況。でも女性ばかり...。
アチコチで作品を前に写真撮っていたから出品者と関係者が多かったのかも。

金子さん関係の今でのブログ
関西地区ガッシュ画合同展

金子さんの展覧会
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ワインオ-ナ-

2006-10-01 | お酒の話し
「あなたもワインオーナーになれる」という企画である。

話しは2001年に始まった。

ついに、我がオーナーのワインが自宅に届いた。
写真のワイン。赤、ロゼ、白の3種類。

小平町長、横濱 磨 氏のお手紙付きである。
平成13年から5年間かけて育成し、昨年秋に収穫。醸造して1年間熟成。
ついに「オー.ビラージュ」の出荷である。

5年前に半信半疑ながら、小平町に投資したのが、ようやく実りました。
感激ですね。
今日到着して、早速、飲みました。
北海道のジンギスカンを買って来ました。

今日は「赤」です。

ちょっと涙が出ます。ワインとしては、さすがに若い。フレッシュな感じです。

この後、お約束では5年間飲める。

毎年大きな楽しみです。

小平町の快挙を祝す。
ありがとう。


【2001年8月11日 記】


ワインオ-ナ-になった。正確に言うと、ワイン用ぶどうのオ-ナ-である。ぶどうの苗木を今から植えて、5年後(2006年-平成18年)から収穫しワインを作り始める、その後、5年間毎年3本ずつ自宅にワインが届くという夢のあるお話に、早速飛びついた。
北海道は、留萌郡小平町(おびら町)の企画である。
予定の収穫量に達しない場合は、ワインの本数が減るが、一口1万円の出資で10年間、楽しめる。
村おこしの企画としては、秀逸だと思う。
5年の間に、是非現地を訪れ、生育しているぶどうの木に触れたいと思っています。
農場長のプルジャップさん、技師の榎本さん、中村ご夫妻と中国からの研修生3名の方が、ご担当とのこと。ごくろうさまです。
頼みまっせ。ボクのぶどう。
申し込みをして、入金すると、写真のような「オ-ナ-証」が届く。先日、事務局の役場経済課に電話したら、会員は順調に集まっているとのことですが、まだ余裕があるようです。
-------------------------------------

【2003年8月17日 記】  オ-ナ-会報(2003年7号から)
ぶとうの生育状況について報告があった。
2001年5月に植栽したぶどうも3年目に入った。9月の下旬にはワイン工場に初出荷される。本年は、約50%の収穫、来年は70%、再来年は100%。3年後には、いよいよワインが届くようだ。作業も大変なようで、2mの大きさになったツルをまっすぐ伸ばし、日当たりを良くしたり、養分を良質な房に集中させるために不良な房を除去したり、陽当たりを良くするために実に被さった葉を取り除く作業を実施中とのこと。--ごくろうさまです

【2005年12月18日 記】会報 第8号


ワインの名前は「オー.ビラージュ」に決まったようだ。
「おびら町」にひっかけた名前。

今年、収穫したブドウが来年10月に届く。
オーナーになって来年で5年。ようやく届くかと思うとワクワクしてくる。

【2006年7月1日 記】 会報 9号

いよいよ 10月1日発送とのこと。楽しみである。

小平町のHP
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )

プライスコレクション 若沖と江戸絵画展

2006-10-01 | ア-トな話し
京都国立近代美術館。2006.9.23~11.5

鳥獣花木図屏風 伊藤若冲

方眼のマス目を埋めていく技法。
1隻で約43000個。圧倒的迫力です。


若沖は大好きな画家の一人ですが、今回の展示はプライスコレクションはこんなにあるぞという方向に力を入れているのか、若沖作品のところは混んでいて見にくいのが残念。

紫陽花双鶏図 伊藤若冲


猛虎図 伊藤若冲

太陽光の元での鑑賞も売りの一つだったはずがあいにくの雨天のせいか内外の明るさの差がなく。出展意図が読めずに、感動出来ず。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ルーヴル美術館展

2006-10-01 | ア-トな話し
「古代ギリシア芸術.神々の遺産」というタイトルで京都市美術館で行われている。11月5日まで。
ミロのヴィーナスの展示室の改修に伴う貸し出しで、134点が来ている、2点を除き、日本初公開というよりも、123点がルーヴルに収蔵されて以来、初の貸し出しという貴重品。彫刻を始め造形芸術の素晴らしさに触れることが出来る。
2000年前に人類は、これだけのものがすでに作れたのだと思うと感動します。
あんまり変わってないのに、がっくりする人もあるかも。

今回の展示では、ソクラテス、プラトン、アリストテレスの肖像彫刻が並んで展示されている。

古代ギリシアの哲学者。今なお西洋の最大の哲学者の3人。自然研究の実績から、万学の祖とも言われる3人。


ソクラテスの肖像
紀元前318-317年頃

3人の前で少し考え事をするのも、いいかも。

最後の部屋は
真ん中に今回の主役アフロディテ(アルルのヴィーナス)-上記タイトルのカタログ。
紀元前360年頃

右にボルゲーゼのアレス。左にとかげを殺すアポロンの3点がある。


ボルゲーゼのアレス 紀元前420年頃




とかげを殺すアポロン 紀元前350-340年頃


展示の背景もすっきりして十分なスペースを取り、背後からも見れようにしている。ちょっぴりルーヴルの展示に近くて、うれしくなってくる。

アフロディテは間近に近寄って見ることが出来る。素材は大理石。写真では分からないがキラキラ光っています。感動です。

134点あると言っても、小物が多い、小物や鼻の欠けているのを飛ばしながら見て行くと(多分ルーヴルでは見向きもされない作品かも...笑)

エッ。もう終わりという感じになる。
出口の文字を見て、一旦戻る人が多い(笑)

プライスコレクション 若沖と江戸絵画展は、ここに移動しました。
goo | コメント ( 6 ) | トラックバック ( 0 )