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大阪ミナミのおもろいで~看板ベスト 10

2008-10-26 | 街角の話し
大阪はミナミは、大きな看板が多いことで知られています。
勝手にベスト10を作って見ました。(笑)

アレが洩れているよ・・・・というのがあれば、コメント投稿願います。


第1位 江崎グリコの看板 グリコランナー

何と言っても1位はこれで文句なし。
知らない人はないと言うくらい有名な看板です。
私のページにも何回か登場しています。

グリコランナー サッカー 2002年のFIFAワールドカップの時

阪神タイガ-ス 2003年阪神タイガース優勝の時

グリコランナー 2007年 IAAF世界陸上競技選手権の時


背景には大阪を代表する観光名所「大阪城」「海遊館」「大阪ドーム」「通天閣」が描かれています。

正時には時刻がランナーの足元に浮き上がり、時間を知らせます。数字が確実に見えるのは30秒程です。

ところで看板の裏を見たことがありますか(笑)

幻の裏です。



左の靴の部分は、飛び出しています。


残念ながら、本物は裏に回っても、他のお店があるだけです。
グリコのランナーがゴールインしてテープを切る瞬間です
「づぼらや」「かに道楽」「くいだおれ人形」などが描かれています。
まさに「大阪の名物看板全員集合!」といった雰囲気です。
大阪らしい。

オマケに見せます(笑)このキーホルダーの表です。




第2位 「づぼらや」のフグ提灯



次は、やっぱりフグでしょう。
大阪は、フグの消費量は、全国の6割を占めます。
ついでに、生産地ですが、有名な山口県下関は、そんなに多くありません。
天然物は、石川、長崎で2割位。養殖物は、半分位が長崎です。
(国産品は全体の半分位らしい....フグよお前もかという感じですが。)

下関物を食べれるというのは、そう機会がないと言うことですね。

でも、大阪人は、やっぱり、夏はハモ、冬はフグですね。




第3位 かに道楽の動く看板



重さ100kgの動く看板です。
リアルな外観で、食欲を誘います。
それにしても、赤く茹で上がったカニの手足が動くのは何故?

そんな疑問を口にする人は、ミナミには居ないようです。(笑)

かにのサッカーユニフォームバージョン

第4位 法善寺横丁の看板



ベスト3の後は、少し趣向を変えてみます。
法善寺横丁という横丁のお話し。
ここは水掛不動で有名です。歌でも有名ですが、観光客はあまり来ないのかな
水掛不動に水を掛ける人は途絶えることはないという位、地元の人は来てます。

約80メートルほどの路地の東西の出入口に木造の看板がかかっています。
書いた人は、3代目桂春団治師匠(東側出入口)と、藤山寛美師匠(西側出入口)。
百寺巡礼 法善寺でご覧ください。

写真は藤山寛美師匠の看板で、よく見ると「法善寺」の「善」の漢字に横棒が1本足りません。

「なぜ棒が1本足りないのか?」

諸説あるようです。

「書くの忘れたんとちゃうの 」
それもありか(笑)


第5位 道頓堀ホテルの顔柱





さらに趣向を変えて・・・・
道頓堀にあるビジネスホテルの入口に立っている4本の顔柱です。

巨大な顔だけの像です。
ここを通る時は最初はギクッとしますが、車が良く通っているので、ゆっくりはしてられません。
足早に通り過ぎるだけですが、ホテルのホームページ 社長の挨拶 によると。

"4本の柱の正体は・・・
左から東洋人・アフリカ人・アラブ人・西洋人です。
世界中のみなさまウェルカム!
世界中の方をもてなしたい気持ちを込めて、4人の柱人形は誕生しました。"
とのことです。
社長は、"勇気を出してあなたの好きな人形に頬ずりをしてみてください。
彼が隠し持つ特別なチカラを、少し譲り分けてくれるかもしれませんよ!"

と、そそのかしていますが、お巡りさんも、良く巡回してますので。

今度通ったら、良く見てください。

第6位 ビリケンさん



大阪の有名人です。
本家本元は、天王寺の通天閣にあるらしいが、少し遠いので、ナンバのとあるお店にある分です。大きいですよ。

トンガリ頭につりあがった目をしていて、突き出している足の裏をこするとご利益があると言われています。
生まれはアメリカ。ビリケン(BILLIKEN)は、1908年(明治41年)アメリカの女性が、夢で見たユニークな神様をモデルに制作したものと伝えられています。

大阪名物のお土産屋さんに行くと必ずあります。

小さなのは、そごう百貨店心斎橋店にもあります。



記事は、こちら

第7位 えべっさんの大きな看板



大正末期から昭和初期の大阪の町並みを再現したテーマパーク「道頓堀極楽商店街」の看板です。
ここでやっている「極楽歌劇団」のショーは、ほのぼのとする、いい雰囲気ですよ。
感想はここ

残念ながら、来年3月には閉店が決まっています。
わずか4年でした。


第8位 カールおじさんの大きな看板



ここら地区では、新人です。
「それにつけてもおやつはカール」 で有名な「カールおじさん」です。
毎正時には仕掛けがあるようですが、まだ見たことはない。


第9位 もう一つのえべっさん


ドン・キホーテ 道頓堀店
建物に観覧車が付いているというど派手さは、さすが大阪。

記事はここ



第10位 金龍ラーメン





道頓堀のラーメンと言えば金龍ラーメンと神座(かむくら)。(他にもラーメン屋さんは一杯ありますが)
それぞれファンはありますが、金龍ラーメンはドラゴンの看板で有名。
ラーメンは豚骨系。

番外 くいだおれ太郎



なくなりましたが、大阪の名物看板の話題には欠かせない存在です。

2008年7月8日 惜しまれつつも消えました。
いつかミナミに戻ってくるのだろうか 太郎。
追記
2008.10.28
元の場所から20m程離れた「セラヴィスクエア中座」前に復帰することが決定。
2009年ゴールデンウィーク明け。

阪神タイガ-ス優勝の時の太郎

ワールドカップの太郎

もうすぐお別れの太郎

今日でお別れの太郎

他にも面白い看板あるかな。
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第60回 正倉院展

2008-10-26 | ア-トな話し
奈良国立博物館 2008.10.25~11.10

いつも通り混んでいます。入館するのは2005年以来久々ですが、この時期奈良を訪れると大層な混みようです。
写真では、まあまあの混みように見えますが、会場内は入場制限一歩手前と言う感じでした。
一点も見逃さないぞという決意の方々が、文書、経典の類の一文字毎に目で追っかけるので、まったく前に進まない。

こんなに混むのは会期が短いせいでもあるのです。約20万人程なのに。

2007年の展覧会で、1日当たりの入場者数がベストワンは第59回正倉院展(去年も17日間)で、14,611人/日 です。これって、ベストワンでなくワーストワンでは?と思う。
ちなみに2位は、レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像展 東京国立博物館 会期79日間 1日当たり 10,076 人。
この展覧会は総入場者がベストワンで796,004人。
ウフィツィ美術館の門外不出の作品「受胎告知」が来ました。行って来ました。

この展覧会、混むのは"正倉院"に長く大切に保管されていたお宝物が見れるというワクワク感にあるのですね。

今回見たかったのは、会場に入ると直ぐにありました。


全浅香 [ぜんせんこう、香木]

長さ105.5cmあります。予想以上の大きさです。

正倉院の香木で、もっとも有名なのは、蘭奢待(らんじゃたい)-正式名は黄熟香(おうじゅくこう)という。足利義満、足利義教、足利義政、織田信長等が権力に任せて切り取ったということで有名。織田信長の物語には必ず出てきます。

それと並ぶと言われる香木です。
当初より2割程重量が少なくなっているということで、誰かが切り取ったのでしょう。


白瑠璃碗 [はくるりのわん、カットグラスの碗]
口径12.0cm  高8.5cm  重485グラム

ササン朝ペルシアの物ということ。
同種の物は世界各地にあるが、土中に埋もれていたものが多く、当初の輝きを持っているのは、これだけと言われている。参考出品されている物と比較できますが、確かに違う。
展示は、照明が工夫されていて、もっと輝いて見えます。
今回、69件の宝物が展示されています。
人面をかたどった椰子実(やしのみ)や、虹龍(こうりゅう)と称される貂(てん)のミイラなど異色の宝物もあります。

なお会期中は、例年通り正倉院の「正倉」の外構が公開されます。通常平日しか公開してないので、土日しか休みのない人にはチャンスです。
徒歩で少し歩かないと行けませんが。

今回の目玉は--私が勝手に目玉にしたのですが--
奈良県庁の屋上公開です。
今年の7月から、「親しみのある、開かれた県庁」を目指して屋上が公開されています。通常開庁している平日限定なのですが、正倉院展開催中は土.日も公開されます。

県庁の外観



屋上 きちんと整備されています。
まだ知られてないせいか空いています。

遠くに生駒山が見えます。もっと晴れていれば...。



興福寺の五重塔も、こんな風に見えます。




若草山が一望出来ます。

左の大きな屋根は、大仏殿 隣り奥に、二月堂、三月堂、右に行けば南大門と東大寺が一望出来ますね。

他にも見所一杯。奈良を高い場所-といっても7階位ですが-見るのも新たな感動です。

追記

2008.10.30
天皇陛下が奈良で正倉院を見学するのは初めて。
両陛下にとっては皇太子時代の84年以来24年ぶり。
2008.11.12
今年の入場者数は、26万3765人だった。15,515人/日。
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風俗博物館

2008-10-19 | ア-トな話し
京都市下京区井筒南店ビル5階にある源氏物語に関する私立の博物館である。
月~土までしか開館してないので要注意。

大して大きくないスペースなので、エレベーターで5階に上がった時には、少しがっかりするが、展示内容は、まさに華麗、暫し、源氏物語の世界に入れる。

これは正面の一部。他にも数多くの場面が再現されている。





光源氏の邸宅の六條院の一部、赤色部分を1/4サイズで再現している。
六條院の敷地は約252m四方、総面積63,500㎡。この広大な邸を四町に区切り、春夏秋冬に配した各町に、四季を楽しめる庭と建物が工夫されていた。





御冊子(みぞうし)作り
冊子の料紙になる継紙を作り、それに物語を書き写し、糊で綴じていく女房たちの姿を展示。



博物館のあるビルです。



絵を切り取ったような素晴らしい庭園です。
博物館の近くにあります。
博物館と同じ井筒の左女牛井(さめがい)ビル(西本願寺の向かい側)です。
中には入れませんが、井筒の社長のデザインとか。見るのは無料です。


京都駅地下街のポルタでも源氏物語です。(~10/31)
「源氏物語絵巻」展
創作和紙人形で表現をされる人形作家の近藤洋子さんの作品。見事ですね。
いけばな京楓流 家元 小嶋京楓さんの作品も展示されていました。


会場全景 入場は無料です。


重陽の節句
等身大というのがすごい。



いけばな京楓流です。
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ピカソの女神たち プレイボーイ11月号

2008-10-12 | ア-トな話し
PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2008年11月号 がやってくれました。

なんと、ピカソ特集。

月刊プレイボーイを手にするのは、何十年振りだろう
懐かしいですね。
青春の雑誌です。今回もヌード写真は少しあります(笑)。

最近は表紙にヌード写真はあまり使ってないようです。
今回は、ピカソが写っている有名な写真。
撮影は、親交の深かった、戦争写真家で著名なあの「ロバート・キャパ」

女性はフランソワーズ・ジロー、後方の男性はピカソの甥。
さすがキャパという構成。
フランソワーズ・ジローの笑顔、日傘をを持つピカソ。
ほのぼのした雰囲気をうまく撮っています。



91年の生涯に厖大な作品を遺したパブロ・ピカソ。
スペインのマラガに生まれ、ラ・コルーニャで思春期を過ごし、バルセローナからパリへ……。

どんどん変わる作風は、ピカソが愛した9人の女性たちの物語を抜きには語れない。
長い人生の終焉に、ピカソはこう言った。「女って、いいもんだよ」て。

女性をテーマにした月刊誌が取り上げるには、いいところを抑えたと感服です。
しかも、今東京では、盛大なピカソ展が行われている。

【ピカソ展】
10/4~12/14
国立新美術館は「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」。初期から晩年までピカソ芸術の流れを一望できる約170点を展示。
サントリー美術館は「巨匠ピカソ 魂のポートレート」。自画像をテーマに約60点を展示。


ピカソの女神たち ピカソが愛した9人です

1.ジェルメーヌ・ガルガーリョ
「青の時代」と友人との三角関係

「ラ・ヴィ(人生)」
作品左端がガルガーリョ。
"友人"はガルガーリョをピストルで撃って自殺。幸いガルガーリョは助かった。
そのショックが暗い「青の時代」と言われる作品に反映されている。


2.フェルナンド・オリヴィエ
「バラ色の時代」を導いた女

「フェルナンド・オリヴィエの肖像」
彼女の影響で絵が楽しく、明るいものになる。


3.エヴァ・グエル
キュビスム全盛期の「私の可愛い人」

結核を患い若くしてこの世を去ったエヴァ。
キュビスムの絵なので、誰を描いたのかは傍目には分かりません(笑)。


4.ギャビー・レスピナス
密かに逢瀬を重ねていた謎の女性

後に公表されたが、「密かな」手紙類が残っています。



5.オルガ・コクローヴァ
正式に結婚した初めての女性


「肘掛け椅子に座るオルガの肖像」

国立新美術館「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」出品予定

バレリーナ。ピカソを社交界に引き込む。
キュビズムで私を描かないでと言われて、ピカソが普通に描いた肖像。
生来のボヘミアン気質が頭をもたげ、彼女とは衝突が絶えなくなった。



6.マリー=テレーズ・ヴァルテル
泥沼の結婚生活で出会った若き愛人


「マリー=テレーズの肖像」


7.ドラ・マール
芸術と芸術とが引き合わせた

「ドラ・マールの肖像」
ドラ・マールはカメラマンで画家。
『ゲルニカ』の制作過程を写真に記録している


8.フランソワーズ・ジロー
ピカソに反旗を翻したジャンヌ・ダルク


「フランソワーズの肖像」

若い画学生だったフランソワーズ・ジローとの間には二人の子供が出来ている。
やがてピカソのもとを去り、ほかの男性と結婚した。


9.ジャクリーヌ・ロック
46歳年下の偉大なお母さん


「膝を抱えて座るジャクリーヌ」

国立新美術館「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」出品予定


ピカソの最期を看取った女性。
ピカソは彼女のことを「マミー(お母さん)」と呼んでいた。


ピカソは生涯に2回結婚し、3人の女性との間に4人の子供を作った。
ピカソの死後、マリー・テレーズとジャクリーヌ・ロックは自殺している。

とにもかくにもすごい人でした。


月刊誌「PLAYBOY日本版」は2009年1月号(11月発売)を最後に姿を消す。後2回ですね。
PLAYBOYはヌードだけでなく、田中角栄を取り上げたり、開高健『オーパ!』の連載があったりと一時代を作った雑誌でした。

そしてピカソ展行くなら、読んでおきたい本が、もう一冊



「Pen」 10/15号
ピカソを巡る旅
「世界16都市・26美術館・92作品を現地取材!」
「完全保存版」

力が入ってますよ。

・バルセロナ ピカソ美術館

・マドリード 国立ソフィア王妃芸術センター
最高傑作『ゲルニカ』がある。

・マラガ ピカソ美術館
ピカソの生誕地マラガ

・パリ 国立ピカソ美術館
作者が終生、手放さなかった名作に出会う。

・ヴァロリス ピカソ国立美術館
礼拝堂の大壁画『戦争と平和』。

・ニューヨーク ニューヨーク近代美術館
衝撃の問題作、『アヴィニョンの娘たち』

等々。

その他の趣向もいろいろ。
見ごたえ、読み応えのある本です。
日本の美術館でピカソを持っているところも紹介されています。

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「艶●源氏」展

2008-10-05 | ア-トな話し
大阪高島屋  9月25日~10月6日

HPで源氏物語を始めた勢いで行って来ました。

思わずビックリという程、混んでいます。
私のように無料で入れる(アサヒメイト会員)という人ばかりではないようです。

作家は、内海清美(うちうみきよはる)氏。1937年生まれ。
和紙彫塑家

和紙と言うと折り紙を連想しますが、「和紙彫塑」という新しい分野のアートです。

写真は、「明石の君と光源氏と夕霧」

明石の君の父親は琴の名手、明石の君も琴が上手いということになってます。

源氏物語と言うと、きらびやかな色彩一杯の世界。
その中で、和紙という「白一色」で、どう表現するのか?

和紙は、光を吸収するので、照明の色が面白いように映えますね。



「藤壺に詰め寄る光源氏」

動きの素晴らしさを感じます。



第九帖 葵 の「車争い」

群像の表現が素晴らしい。写真は、この場面全体の1/6程です。
大きな場面が和紙の人形達によって描かれています。

牛車の車輪がはずれて傾いています。
「お約束通り(笑)」の場面です。
一人ひとりの動きも見事です。

会場出口に「触って見てください」ということで一体置いてありました。

早速、触りました。紙と言うより布ですね。
どちらかと言えば、今回のカタログの表紙カバーに感触が似ています。



偶然でありますが、内海清美先生が来店されていて、購入したカタログに毛筆で、サインをしてくれました。達筆です。
○○様とフルネームで書いてくれます。日付とご自分の署名。
作品と同じ、絶対手を抜かない人なんだなと感じました。

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粉河寺で秘仏「千手観音」開帳

2008-10-05 | 街角の話し
今年は西国巡礼中興の祖、花山法皇の1000年御遠忌にあたることから、西国三十三所観音巡礼の各寺院が本尊などを公開する結縁御開帳を行っている。

結縁御開帳は勝尾寺が9/28から開始し、平成22年5月31日まで続くロングランであるが、個別の寺の日程を見ると、ゆっくりはしていられない。

西国三十三所観音巡礼の基本的な知識や結縁御開帳は、小生のHPをご参考に。

西国三十三所観音巡礼の第3番札所の粉河寺では10/1から始まった。

ここは、期間中に1回だけ、それも10/1~10/31の、わずか1ケ月のみである。

急がねばならない(笑)

写真は、西国三十三所札所会発行の2ページのパンフレット。お寺に置いてあります。


今回、各寺の本尊.秘仏を公開するところが多い。

残念ながら、粉河寺の本尊、千手千眼観音菩薩は絶対秘仏で公開されたことがない。
本堂の内々陣(仏像を安置する場)の真下に埋められている。素焼きの入れ物に収められて。大きさは一寸八分(約5.4センチ)。誰も見たことがない。

秘仏に代わる本堂の御前立(おまえだち)の像でさえ、粉河寺では寺の関係者しか拝めない。
売店のおばさんも見たことがないと言ってました。

本堂の西隣の千手堂にある千手千眼観世音菩薩像は本堂の御前立に似た木彫像だと言われていた。
今回、これが特別に開帳されるという。217年振りの開帳になる。



千手堂

祭壇には歴代の紀州藩主とその縁の人々の位牌が祀られている。

日頃は中に入れないが、今日は300円払えば入れる。

中央の祭壇に、千手千眼観世音菩薩像が鎮座している。

祭壇の立派さに唖然とします。そして1m位の高さの燦然と輝く千手千眼観世音菩薩像。小さいのに、それぞれの手の細部も見事です。
天井画も色鮮やか。
位牌が並んでいるのだろうが、両脇の祭壇は閉じられていました。

写真撮影禁止なので画像はありません。
粉河寺のHPで今は公開してます。仏像の細部は分かりませんが祭壇の豪華さは分かります。


『カラー御影(おみえ)』

西国札所寺院で一斉に開始した『カラー御影』。
サイズは 縦13cm×横8cm、冥加料は200円です。

粉河寺の御影は、中心に本尊の千手千眼観世音菩薩、右下に童男行者、左下に開祖の大伴孔子古(おおとものくじこ)。

このカラー御影をファイルする「御影帳」も2100円で売っていましたが、「う~ん?」という感じでした。
ここの朱印帳(小さい方)は、なかなか華麗です。手毬デザインの分を買いました。

粉河寺の往訪記は、こちら
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