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優柔油断

2000-12-31 | 言葉のいろいろ
62歳、某社の役員のモイチさんが、ついにHPを開設した時のお話。

ウィットに富んだお友達から「優柔油断」であったという反省(?)メ-ルが来たというのをお聞きしました。
動機は種々ありますが、ともかく自分も作ってみようと思っている人が多くなったHP作成です。あれこれ思案している内に、仲間から作ったよというメ-ルが来たとき、「しまった...先にやられたか...」という思いになります。そんなときピッタリ来る言葉が「優柔油断」。言い得て妙。もちろんこの言葉は広辞苑にはありません。「優柔不断」..ぐずぐずして物事の決断のにぶい・こと(さま)...をもじった造語です。
ところで「不断」というのは「普段」あまり使わない漢字ですので、分けて漢字変換すると「優柔普段」になったりする。
そんな馬鹿なと思うかも知れませんが、検索ツ-ル「goo」で、検索してみると27件ありました。優柔普段な性格てどんな性格?普段から優柔なのか、普段だけ優柔なのか、良く分かりませんね。

12.2.26初稿12.11月改訂    
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完璧

2000-12-31 | 言葉のいろいろ
先週、地下鉄の車内吊り広告に、Numberという雑誌の広告があった。見出しの一つに、ヤンキース「完璧すぎる2連覇」があった。この字は、間違えやすいので有名(?)、つい壁(カベ)を使ってしまう。
その方が、頑丈そうに思える。(笑)
手書きはともかくとして、パソコンは、漢字変換をするのだから間違いは起こらないと思うが、「goo」で、「完壁(かんかべ)」を検索してみると、334件もヒットする。
例えば、
1.自由 の女神の洗浄をきっかけとして、汚れやサビ、落書きなどによる景観の改善を、いかに無害で迅速かつ完壁に対応するか...
2.高速HDDの突入電流に余裕で駆動する46W大型電源や細部にわたる完壁なノイズ対策が施されています

完璧の璧は、輪の形をした玉から来ている。完璧は、きずのない玉。転じて、完全で欠けたところのないさまを言う。
つい間違えそうな、漢字。自戒の意味も込めて。
 
11.11.13初稿 12.11月改訂
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女王旗見つけた

2000-12-31 | 「へぇ~」という話し
女王旗とは、エリザベス女王の旗である。Webとか観光案内を読むと、バッキンガム宮殿とウィンザ-城の紹介には、必ずと言っていいほど、それがお約束のように「女王がおられると女王旗、おられないときは国旗が掲揚される...」とある。でも女王旗てどんなん?素朴な疑問に答えてくれる記事は見あたらない。またまたモイチさんに助けて頂きながら探しました。
イギリス王室のHPには、バッキンガム宮殿とウィンザ-城等に女王がおられるときに掲揚されると説明がある。
女王旗は英語では、ロイヤルスタンダ-ド(Royal Standard)といいます。この言葉も新鮮(!)だった。女王はこの旗以外にも、別デザインの個人の旗(パ-ソナルスタンダ-ド、パソナル.フラッグ)を使われているようです。
この旗のデザインは、
3匹のライオンの絵は( lions passant右前足を上げて向かって左に歩く姿勢のライオン)は、イングランドを表し、
あと足で立った勢(きおい)ライオンの絵(a lion rampant)はスコツトランドを表す。
また、ハ-プの絵はアイルランドを表している。12年12月1日
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ル-ブル美術館の謎

2000-12-31 | ア-トな話し
Web仲間である、MMさんから「ル-ブル美術館のリシュリュー翼のリシュリューは小説三銃士に出てくるルイ13世の宰相のリシュリューと同じですか?」(2000.10.19BBS投稿)という質問があった。
念願のル-ブル美術館へ行けたと喜んでいたところへ、頭をガ-ンと叩かれた思いである。誰もが知っていることのように「ル-ブルはリシュリュ-翼とドノン翼とシュリ-翼とからなっていて....」と書いていたが、何に由来するのかまったく疑問にも思わなかった。

それ以来、英語通で博識のモイチさんの手助けを得ながら、Webの検索、美術書のチェックを開始した。みんな書いているが由来には触れていない。調査の結果、シュリ-以外はほぼ確定。シュリ-が確定しない。明記してあるところがない。とうとう本家のル-ブル美術館に確認メ-ルを送った。さすがフランス語は手が出ないので、英語で照会。数日後に届いたメ-ルで最終確認。MMさん、モイチさんに感謝すると共に、日本からのメ-ルに回答頂いたル-ブル美術館の関係者(Estelle Nadau Service de la communication)に深く感謝したい。
下記の青字はル-ブル美術館からの返信メ-ルから
リシュリュ-翼の由来
Richelieu, Armand-Jean du Plessis, cardinal et duc de の功績を讃えて名付けられた。


リシュリュ-は三銃士に出てくる有能な枢機卿です。
1620年、ルイ13世とその臣、リシュリューは、ルーブルを4倍に拡張することにしました。すなわち、北館(ゴシック)を廃止し、あらたにカレ宮を建てることにした。また、ルーブルにロイヤル・プリント館も立ち上げた。

ドノン翼の由来

Denon, Dominique Vivant, Baron の功績を讃えて名付けられた。


ドノンはルーブル美術館の初代館長で、偉大な蒐集家であるとともに彫刻家でもありました。彼は美術館の組織を作り上げ、かつ、コレクションの充実に貢献した。

ドミニック・ヴィヴァン・ドノン(1747-1825)は、アンシャン・レジーム(フランス革命以前の政治体制)から帝政時代にかけて、フランスの美術界で重要な役割を果たした。フランス社会を根底から覆した革命という激動の時代のなかで、版画家、作家、外交官、コレクターなど様々な分野で活躍。 特に、ナポレオンのエジプト遠征への随行にはじまり、ナポレオン帝政の支配下の国々における系統立てた美術品の目録作りから、主要な作品の接収を行いフランスに持ち帰る。(その後1815年の王政復古以降、これら作品の大半はそれぞれ本国に返却された)またナポレオン美術館(現在のル-ヴル美術館)の館長として、美術作品による市民の啓蒙的役割を重視し、初めて作品 を派(国)別、年代別に展示する方針を実行した。

シュリ-翼の由来
Sully, Maximilien de Bethune, Duke (duc) de の功績を讃えて名付けられた。


シューリーはヘンリー4世のアドバイザーでした。ヘンリー4世は1594年、宗教戦争の後、ルーブルのリノベーションを決定しました。 そのときヘンリー4世はルーブル宮とチュイリュ-宮とを合体し、これまでの4倍の大きさに拡張することにしたのです
12年12月1日
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気になる木

2000-12-31 | 言葉のいろいろ
もう数年前になるが、朝日新聞の投書欄に掲載されたウイツトあふれる文章に魅了され、多少のアレンジを加えながら、結婚式のスピ-チに何回か利用させて頂いた。日立さんの「この木 何の木 気になる木」と引っかけてお話しするのがポイントである。切り抜いて持っていた新聞も変色してきたので、ここに載せて保存することにした。
以下、原文のまま引用しました。

 男と女が出会った日に芽生える木がある。「ときめ木」だ。成長と共に名を変えていく木でもある。お互いに愛情という名の水をやることで、成長していくのだ。どちらか少しでも水をやり忘れると、ダメになってしまう、水をやりすぎると、根が腐って枯れてしまう。
 やがて、ときめ木は「ほん木(本気)」になって、二人は結ばれる。ほん木は二人に「おちつ木(落ち着き)」を与える。周りの人たちは、この木をもっと元気にしてくれる太陽だ。そして花が咲き、赤ちゃんという実を付ける。「うわ木(浮気)」という雑草が生えても、愛情という名の水と思いやりという名の肥料さえ二人で与え続けることで、この木は決して枯れることはない。
 この木はやがて「やすら木(安らぎ)」となり、根を広げ木陰をつくって、二人を包んでくれるのだ。ときには、やすら木は「やる木(やる気)」と名を変え勇気をも与えてくれる。
 大切な相手との間には、いつも愛情と思いやりで育つ大きな大きな木があることを忘れないで欲しい。
 今日嫁ぐ君に、心からおめでとうと言いたい。12年11月30日

    (「ときめ木」を愛情で育てて 京都市 田中正一氏(会社員 27歳) 朝日新聞投書から)
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プロバイダ-  

2000-12-31 | 言葉のいろいろ
これは、「フ」に○が正しい。しかしながら、使っている内に、どうでも良くなって、「フ」に濁点(点々)になってしまう。
濁点の方が、たくましく聞こえるからかも知れない(?)
英語では、provider 供給.準備する人。やはりプが正解。
「goo」で検索すると、
正しい人     58916 人
間違っている人   207 人

幸せなことに、画面では、ほとんど、判別不能です。

11.11.06初稿(RIVEASTさんからのネタ)12年11月改訂
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WELCOME

2000-12-31 | 言葉のいろいろ
HPを作ると、誰もが書くのが、このWELCOMEの文句です。
用心深い人は、必ず、スペルを確認するのですが、世の中、そうでもないひとも多い。
「goo」で、間違い事例を検索すると
WELLCOME 少し、冗長過ぎると気づけばいいのですが、検索すると 驚くなかれ!。 3527 件もある。
WELCOM  E が足りない人。検索すると(これは検索の時にWELCOMEを除くという小技が必要)3533 件
WELLCOM これは2ケ所の間違い、さすがに少ないが、175件。
結構メジャ-なサイトも間違っています。メジャ-でも結局は担当者の問題ですから、そうなるのかな?。間違っていても、ほとんど気づかないし実害はまったくない(笑)。
気にしないで....。
でも、合計で、7000件も違っているとはね。この、HP見たあなたは、大丈夫?
11年11月 初稿 12年11月改訂
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立原正秋 「酒との接し方」

2000-12-31 | お酒の話し
雑誌サライの2000年6月15日号から
立原正秋(たちはら.まさあき)は、酒で始まり酒で暮れてゆく一日、その飲み方は端正であった。と言われている。
岐阜県の名酒 「三千盛」をこよなく愛した立原正秋の特集をサライでやっていたので書き留めた。いずれも含蓄のある言葉である。
飲み方に「端正」という言葉が出るのがうらやましい。
最近、「三千盛」の特別純米を飲む機会があったが、辛口の透き通るような酒であった。

1 酒は酒なり、といった境地に達したのは40歳を過ぎてからであった。酒の辛さ、うまさが身にしみてきたのである。
2 私には無駄を愛する面が多いが、酒だけは無駄酒とただ酒はのまないことにしている。     
3 私は酒を被(こうむ)りながら酒を使うことはない、もし被りすぎたと覚えたら、酒から亡(に)げることにしている 

注*「被る」というのは頂くという意味。

立原正秋*大正15年(1926)大韓民国で生まれた。日本の古典とくに中世に強くひかれ、能、陶磁器、日本庭園などを好み、世阿弥の「風姿花伝」によって、作家としてのあり方を学んだ。昭和41年「白い罌粟」で直木賞を受賞。
純文学と大衆文学を書き分けることを実践。主な作品「冬の旅」「夏の光」「きぬた」「冬のかたみに」。
昭和55年(1980)54歳で死亡。
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