レイモンド.チャンドラーの名作「長い別れ」に出てくるセリフ。
テリ-.レノックスが主人公の探偵、フィリップ.マーローに言う言葉。
マ-ローが飲んだギムレットは次のようなものだった。
テリ-.レノックスがレシピを語る。
ライムかレモンのジュースをジンと混ぜて、砂糖とビターを入れればギムレットが出来ると思っている。ほんとのギムレットはジンとローズのライム.ジュースを半分ずつ、他に何も入れない。
マローはあっさりと「ぼくは酒に関心を持ったことがない」と他の話題に振ってしまう--本当はすごく飲むのだが..。
普通は、ライムジュースを1/3。ジンを2/3入れてシェイクする。
半々なら、かなり甘いはず。ローズ社のライムはかなりの甘口というネット情報がある。日本には輸入されていないらしい。
先日、ミスター田中の伊東店長に聞いたが、知らないということだった。
お店では、生のライムを絞って使ってる、これだとかなり辛口になる。
店長に、ライムを1個分けてもらったので、家で、サントリーのライム.ジュースを1/3とビーフィーター.ジン2/3でシェイクして、ライムのスライスを浮かべて飲んだ。なかなかいい感じだった。
ここで分かるのは、こんなギムレットを飲むテリ-.レノックスの性格。
大富豪の娘と結婚している彼は、主役のジンの銘柄よりも、脇役の甘いライムにのみ、拘る。半々のギムレットなんて大の大人は飲めない。
しかし、彼と飲むときは、マーローはこれに付き合うのだ。
そして、彼から遺書が届いた時に、彼の希望通りのレシピで馴染みのバーで飲む。ダブルで。以前はなかったローズ社のライムジュースがとり寄せられていた。
さらに、テリ-.レノックスとの再会。(ちよっとネタバレ..)
テリ-.レノックスの心の中は、マーローに対する友情と感謝が一杯。
対する、マーローは忘れがたい友情と裏切られたような気持ちで混沌。
二人にとってギムレットは友情の証なのだ。
テリ-.レノックスが言う「ギムレットにはまだ早すぎるね」。
また、二人でカンパイ出来るよねというせつない思いが感じられる。
だが、マーローにとっては、やはり許せない。
「君とのつきあいはこれで終わりだが、ここでさよならはいいたくない。ほんとのさよならはもういってしまったんだ。(遺書に従って一人で飲んだとき..)
ほんとのさよならは悲しくて、さびしくて、切実なひびきを持っているはずだからね。
」
ハードボイルド物らしい終わり方です。何もかも分かったけれど、さよならだ...。
さあ、今日は、辛口のギムレットを飲もう。甘すぎるギムレットに付き合ってきたマーローの為にも。
テリ-.レノックスが主人公の探偵、フィリップ.マーローに言う言葉。
マ-ローが飲んだギムレットは次のようなものだった。
テリ-.レノックスがレシピを語る。
ライムかレモンのジュースをジンと混ぜて、砂糖とビターを入れればギムレットが出来ると思っている。ほんとのギムレットはジンとローズのライム.ジュースを半分ずつ、他に何も入れない。
マローはあっさりと「ぼくは酒に関心を持ったことがない」と他の話題に振ってしまう--本当はすごく飲むのだが..。
普通は、ライムジュースを1/3。ジンを2/3入れてシェイクする。
半々なら、かなり甘いはず。ローズ社のライムはかなりの甘口というネット情報がある。日本には輸入されていないらしい。
先日、ミスター田中の伊東店長に聞いたが、知らないということだった。
お店では、生のライムを絞って使ってる、これだとかなり辛口になる。
店長に、ライムを1個分けてもらったので、家で、サントリーのライム.ジュースを1/3とビーフィーター.ジン2/3でシェイクして、ライムのスライスを浮かべて飲んだ。なかなかいい感じだった。
ここで分かるのは、こんなギムレットを飲むテリ-.レノックスの性格。
大富豪の娘と結婚している彼は、主役のジンの銘柄よりも、脇役の甘いライムにのみ、拘る。半々のギムレットなんて大の大人は飲めない。
しかし、彼と飲むときは、マーローはこれに付き合うのだ。
そして、彼から遺書が届いた時に、彼の希望通りのレシピで馴染みのバーで飲む。ダブルで。以前はなかったローズ社のライムジュースがとり寄せられていた。
さらに、テリ-.レノックスとの再会。(ちよっとネタバレ..)
テリ-.レノックスの心の中は、マーローに対する友情と感謝が一杯。
対する、マーローは忘れがたい友情と裏切られたような気持ちで混沌。
二人にとってギムレットは友情の証なのだ。
テリ-.レノックスが言う「ギムレットにはまだ早すぎるね」。
また、二人でカンパイ出来るよねというせつない思いが感じられる。
だが、マーローにとっては、やはり許せない。
「君とのつきあいはこれで終わりだが、ここでさよならはいいたくない。ほんとのさよならはもういってしまったんだ。(遺書に従って一人で飲んだとき..)
ほんとのさよならは悲しくて、さびしくて、切実なひびきを持っているはずだからね。
」
ハードボイルド物らしい終わり方です。何もかも分かったけれど、さよならだ...。
さあ、今日は、辛口のギムレットを飲もう。甘すぎるギムレットに付き合ってきたマーローの為にも。