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憧れのヨーロッパ陶磁展と若冲展

2008-01-28 | ア-トな話し
憧れのヨーロッパ陶磁-マイセン・セーヴル・ミントンとの出会い-
2008年1月5日~3月9日
京都国立博物館で行われている特別展である。
平常展示館では、「小特集 若冲を愉しむ」が、2008年1月2日~2月3日に開催されている。特別展の観覧料金を払った人は、「タダ」で若冲に会える。

ヨーロッパ陶磁と言っても、なじみがない。ウエッジウッドのお皿は頂き物で日頃活躍している程度。
「マイセンはあったけ?」
ロイヤルコペンハーゲン、セーヴル、ミントン
「聞いたことはあるな」
「皿は見たことがあるよ」

さすがに「華麗」である。
巻頭の写真はセーブル

ミントン


マイセン


観客は断然オバサマ方が多い。
作品を見ながら、関係のない話題に熱中している人も多い。(笑)

3ケ所程、「テーブルコーディネート」をしているコーナーがある。
思わず映画の1シーンかと思う位です。

シヨップで「ふくろう」の香炉を買いました。マイセンとは違うけれど。

別館に行って。
「若冲を愉しむ」
9点程の小展覧会です。
あの若冲展のような華美さは、まったくありません。
「あれは良かったよな~」
今回、心に残ったのは、「石灯籠図屏風」です。





六曲一双の屏風です。
墨一色なのですが、石灯篭は得意の点描です。
近くではあまり分かりませんが、置いてあるベンチに座ると全体の感じが良く掴めます。
さらに離れると、屏風の地色に工夫をしてあるのでしょうか、早朝の神社の雰囲気が良く出ていて感動します。
観客は少ないので、いろいろ工夫して楽しめます。
灯篭の配置に、若冲らしさが出ています。いくら何でも、こんな配置をしている神社はないでしょうから。

これは「タダ」ですからお見逃しなく(平常展のみは500円です)
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源氏絵 麗しき桃山の美 和泉市久保惣記念美術館

2008-01-28 | ア-トな話し
1/27まで開催の展覧会に行って来ました

和泉市久保惣記念美術館の前回往訪記

今年は源氏物語の年ということで、まずは近くの美術館へ。
「源氏絵」というのは、源氏物語を絵画化したもの。
今回展示品は、「源氏物語手鑑(てかがみ)」 土佐光吉

徳川時代の大名.石川忠総の依頼により、18人の公家が詞を書き、絵を土佐派の土佐光吉が描いた物。全80点の中から約50点が展示されている。

詞は料紙に書かれているが、料紙そのものは、一つ一つ異なる装飾がなされ派手やか。そして書いてある字も美しい。
読めないけれど(笑)
絵の方は、金や銀が数多く使われ、まさに桃山時代の華麗さが伝わる。
1612年完成だが、何の色落ちもしていない。

残念ながら、源氏物語の知識が薄いので、ただただ、華麗という以外の感想が難しい。
巻頭の絵は、玉蔓(たまかずら)二。
玉鬘は、夕顔と頭中将(内大臣)の娘。美しく成人して光源氏の養女となる。
作中もっとも美人と言われているが、平安時代の美人の基準は、美しく長い髪であることなのだ。この絵は、年の暮れ、源氏が紫の上とともに、女性らに贈る正月の晴れ着選びをしているところ。

今年は源氏物語の勉強の年ですね。
料紙の写真です。同じ巻だが、絵の文書のものではない。

素晴らしいでしょう。



本日は初釜が開催されていたようで、ご婦人方が多い。
新春にあわせて、当館の国宝の一つである、「青磁鳳凰耳花生 銘万声(京都・毘沙門堂門跡伝来)」も展示されていた。
青磁の素晴らしい色合いの花生である。
館内に生けてある花も、それぞれに素晴らしい。着物姿のご婦人と共に新年の雰囲気が十分出ていました。



館内の生花の写真。瓦をうまく使っている。


西洋画のコーナーでは、所蔵品である
ルノワール「花飾りの女」
モネ「睡蓮」
ルオー「女ピエロ」等が展示していました。

そしてお庭には、ピラカンサの赤い実が。



何とも贅沢な一時です。
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「サライ」藤田嗣治の素顔

2008-01-26 | ア-トな話し
雑誌「サライ」の2/7号の特集は"藤田嗣治(レオナール.フジタ)の素顔"である。

時代に翻弄された孤高の画家。
時代が要求した「戦争画」を描いたために非難され、失望の内にパリで死す。

彼の作品で、もっとも特徴ある乳白色は、どこの展覧会に、たった一点だけ出ていても、気づく。誰でも--アッ 藤田だ。

生い立ちから渡仏までを、20ページ程に特集した今回の記事は、読み応えがある。
多くの作品も写真で紹介されている。

私の見た展覧会では、何と言っても
藤田嗣治展」 京都国立近代美術館 2006.6

この年、生誕120年を記念して開催された、この展覧会には約100点が展示された。

これ以降、時々見かけるようになった。

エコール.ド.パリ展」 兵庫県立美術館 2006.11
この時は「女ともだち」を含めて4点出ていました。

そして、国立新美術館開館記念展として開催された
異邦人達のパリ-ポンピドーセンター所蔵作品展」 2007.2
「カフェにて」を含む5点を見ました。

最近では、国立国際美術館の
30年分のコレクション展」 2008.1
「横たわる裸婦(夢)」を含む2点

他の展覧会でも見た気がするが....。

今回の雑誌の記事で興味深いのは
私も大好きな「カフェにて」は、奥様も製作中から気に入っていて、美術館に寄贈することが決まって、ほぼ同じ絵を奥様のために描いたとのこと。
同様の絵を"少なくとも"3枚は描いたとのこと。
3枚なのかどうか微妙だが、一挙公開です。(笑)



フランス国立近代美術館蔵
奥様は、こちらを「姉」と言ってるとのこと。
顔が「妹達に比べ」ふっくらしているのが特徴です。
残念ながら本物は見てない。

妹達





この2点は、「藤田嗣治展」で会いました。
いずれも個人蔵です。
「異邦人達のパリ展」で会ったのは、一番下の妹(勝手に今、決めたが-笑-)でした。

どこが違うか分かりますか?
看板、ビン、バッグ、ペン、ワイングラスの下の皿、レター等々一杯ありそうです。
3つ並べて展示してくれないかな?
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広辞苑 新村 出編

2008-01-24 | 「へぇ~」という話し
広辞苑 第6版が2008.1.11に出版されたということが大きなニュースになっている。
定価は普通版が8,400円(2008年6月30日までは7,875円)
10年ぶりの改定である。

昔は、「一家に一冊」ということで、我が家も買った。
久々に見てみたが、我が家にあるのは、第4版である。
奥付を見ると
1991年11月15日第4版第1刷 とある。

一体、何回見ただろうか?
受験期に子供達が貸してくれと言ったことも、もう懐かしい思い出である。

「へぇ~」のいくつかを書いてみる

1.「新村 出編」

背表紙に書いてある、この文字が頭からしばらく消えないですよ。(笑)
「出編」ではない(笑)
編集責任者の名前である。
新村 出(しんむら いずる、1876年(明治9年)10月4日 - 1967年(昭和42年)8月17日)
言語学者、文献学者。京都大学教授・名誉教授。

1967年に亡くなった。

あらためて、上記写真の第6版の背表紙を見ると(買ってないけれど)

「新村 出編」となっている。へぇ~
編集の基本方針は、新村 出 氏の方針通りということであろうが、なんか時代感覚に合わない気もする。

2.誤記もあるよ 「へぇ~」

膨大な人と手間をかけているがミスはある。
2008.1.20のニュースなので記憶に新しいが、1955年の初版から間違っていた「へぇ~」という項目があることが判明した。

「あしや」(芦屋・蘆屋)を「兵庫県南東部の市、阪神間の高級住宅地」などと記載。その上で、万葉集の菟原処女(うないおとめ)とともに、「在原行平と松風・村雨の伝説などの舞台」としている。
これは、「須磨の浦」のことらしい。完全な誤記である。
前から、知ってた人が、この時期にリークしたのだなという気がしないでもないが、今後修正するとのこと。

4.一度登録されると削除されることはない

例外が出たようです。第4版には登載されてないから、第5版には載ったのでしょう。
『上高森遺跡』

マスコミに大きく取り上げられましたが、この遺跡は「藤村新一氏」による捏造でした。

5.一番長い説明は「弁証」

極めてシンプルに説明するのが広辞苑の特徴ですが
第6版で一番長いのは、「弁証」で24行。
次が「日本」で、22行。これは週刊誌情報です。

まだお持ちでない方は、是非お買い求めください。





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これは面白いよ 画像変換2

2008-01-24 | チャレンジの話し
前に紹介したのは、これです。
これは面白いよ 画像変換

kazu_san の 「面白いホ-ムペ-ジのリンク集」はこちら

今回の作品は、こちらで作れます。
英語のページですが、何とかなるでしょう。

「潮合唱団」のホームコンサートの写真です。
紙ふぶきが舞って、コンサートの興奮が伝わって来ますね。

作者の意図は「雪」ということなのですが....。(笑)
うまくマッチしました。

潮合唱団の公式HP
ブログ「潮合唱団ホームコンサート
ホームコンサート感動のオープニング



これは良くある日章旗がはためく画像です。
それを、「那智の滝」でやって見ました。


滝がこんなに見え出したら、「そろそろヤバイかも(笑)」
元の画像は、「百寺巡礼 青岸渡寺」をご覧ください

この変換にピッタシの画像が、なかなか見つかりませんでした。
何がいいのかな?



最後は、「神戸ルミナリエ」です。

星がきれいです。

元の画像は、「2005神戸ルミナリエ」をご覧ください。
資金難ということらしいが、今年はやるのかな?

傑作が出来たら掲示板に投稿くださいね。
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ダイソー 浮世絵カレンダー

2008-01-22 | 街角の話し
100円ショップのダイソーの2008年カレンダーです。
カレンダーもいろいろ揃えていますが、このカレンダーが秀逸です。

我が家には、頂き物のカレンダーが溢れているので、どこに架けるかが問題になりますが、100円で、こんなのが手に入る時代になったのですね。

登場する作品一覧です。カレンダーには作品名が入ってません。何故か?
印刷コストの削減なのかも知れません。

1月 葛飾北斎 富嶽三十六景 凱風快晴(俗に言う赤富士ですね)
5月 葛飾北斎 富嶽三十六景 尾州不二見原(桶屋の富士という別称があります。幾何学的構図で有名。愛知県)

7月 葛飾北斎 富嶽三十六景 東海道程ケ谷 神奈川県
8月 葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 (これも超有名ですね)

2月 歌川広重 東海道五十三次 日本橋 朝の景 東海道の起点である日本橋
3月 歌川広重 東海道五十三次 京都 三条大橋 終点
6月 歌川広重 東海道五十三次 箱根 湖水図  十一次 東海道最大の難所の登り
10月 歌川広重 東海道五十三次 日坂 佐夜の中山 二十六次 静岡県
12月 歌川広重 東海道五十三次 蒲原 夜の雪 十六次 静岡県

4月 東洲斎写楽 三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛(これも超有名な絵です)
9月 東洲斎写楽 市川鰕蔵の竹村定之進
11月 喜多川歌麿 名所腰掛八景 手鏡

そうそうたる、ラインナップです。
どの月に当てるのかも、結構配慮されています。
来年は、誰を何月に持ってくるのか楽しみです

私が買いに行ったときは、このパターンが3点残っていましたが、本当は他のパターンもあったのかも知れません。
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30年分のコレクション 国立国際美術館

2008-01-13 | ア-トな話し
2007.12.18~2008.2.11まで開催されている。
目的の絵は、これです。


この美術館の所蔵作品としては、一番有名です。
パブロ.ピカソ 「道化役者と子供」
単純な構図、スカイブルーと朱色と黒の輪郭のみと言ってもいい。
デッサン力の勝負です。

天気が悪いためか、ガラガラと言ってもいい状況です。
いつもは別の無料分を展示している、B2フロアーも展示の続きです、お見逃しなく。
30年分と謳いながら、ミロの「無垢の笑い」がないし、他にも....。
セザンヌや佐伯祐三は展示されています。
カンディスキー位までは理解出来るが、後は、「これ何?」というのが一杯展示されている。
理解は出来ないが、それはそれで、見ていて楽しい。

今回の展示作品のカタログは1500円です。

良かったなと感動したのにカタログに載ってない2作品を紹介しましょう。
カタログにない、絵葉書もないから、写真で紹介出来ないのが残念ですが、是非現地で確認してください。

一つ目は、タイガー立石の作品。
グランドキャニオンのような風景の中、武士の後姿。向こうには朝日だろうか?
思わず、「日本の夜明け?」と思ってしまった(笑)
正しくは、「荒野の用心棒」
イラスト風の作品です。

もう一つは、出口近くにあります。
田中信太郎 「音楽」
描写するのが難しいが...。
古いカワイのアップライトピアノ(実に芸術的古さ)に二本の異様な金属アームがついており、モーター仕掛けの偶然の動き(多分)でアームが鍵盤に落ちて音を出す。
それだけといえばそれだけなんですが、見ているとアームの動きがなかなかユーモラスで、がんばって動いているなという感じ。
見ていて飽きない。
ちょうど部屋に入ったときに最後の動きをして停まってしまった。
かなり長い待ち時間なので、係りの人に、「何分後?」と聞くと、申し訳なさそうに「分かりませんが、きっと動きます」(笑)

美術館で音がなるのも、ちよっとビックリ。
待つことにしました。

無事動き始めた時の、係りの女性の安心した笑顔が印象的でした。
思わず、こっちも笑顔がこぼれます。

何気に、通り過ぎた人も多数あると思います。お見逃しなく。

それはそうと、白く塗ったヤカンの中にバラバラにしたセルロイド人形をつめたものを、ピアノ上部の壁面にびっしり貼付けているのが意味不明です。

よく分からない作品が一杯ですが、コレクション展のいいところは、日頃見る機会の少ない作品に出会うことです。楽しい展覧会でした。

帰りに、肥後橋に昨年オープンしたアパホテルの2階にある「四季」で昼食。
昼食バイキングです。オープンセールの延長とかで950円。
ホテルの雰囲気で楽しむ手頃なバイキングです。
いつまで、この値段かは表示してないので、現地で確認願います。

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漁師さんのお寿司屋 にし川

2008-01-06 | 街角の話し
大阪は泉南郡田尻町にある田尻漁港内のお店です。
写真は田尻港マリーナ。後方の橋は「田尻スカイブリッジ」。

お店の入り口



魚市場内にあるので、おいしいお魚が出ることで地元では有名なお店。
丼は値段も手頃で人気です。
今日は、ちょっと張り込んで「寿司御膳」 1,575円



サラダとエビの天婦羅。


お寿司と刺身



これはメニューには書いてないが、アサリのお汁も付きます。
デザートとしてミカンが付いてました。
出来た物から出てくるので写真は何枚にもなりました。

いつも別途頼むのが、アナゴの天婦羅。525円

写真は、すでに 1/4 食べた後ですが(笑)。
大きなアナゴです。これは温かい内がウマイ。

お昼は営業時間 11:00~14:00 。
いつも行列が出来ています。
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2008年 初詣 3社詣り

2008-01-03 | 街角の話し
去年は、恒例の「水間観音」と京阪沿線初詣 7社詣りに行った。
7社詣りは、ここ。下鴨神社、平安神宮、八坂神社、伏見稲荷大社、石清水八幡宮、成田山不動尊、大阪天満宮であった。

今年は、3社詣りにしました。
まず例年通りの「水間観音」に行きました。
タイトルの写真は、千本搗(せんぼんつき)餅つき。大阪府指定無形文化財である。1月2日と3日に行なわれる。
写真のように、細い棒でつき、ついた餅を一斉に突上げる。
見ていても飽きない、観客がなかなか交代しないので写真を撮るのは大変である。
水間観音の往訪記

本堂です。例年より参拝者は少ないかな?


次に、地元の神社。大森神社へ。
熊取に住んで、初詣は、ずっと水間観音だった。大森神社には、熊取だんじりの時はお参りしているが、初詣は初めてだった。
生まれた土地の神さま(地縁的な神)を産土(うぶすな)さまという、
氏神さまは、もともとは一族が共同でお祀りする神さま(血縁的な神)のことを言う。鎮守さまとは、一定の土地に住む人々や建物を守護する神さまのことを言う。
私にとっては、大森神社は、「鎮守さま」と言うことになる。
子供達にとっては、産土(うぶすな)さまということになる。
厳密に区別している人はあんまり居ないか?


大森神社の鳥居




次の鳥居にあったのは、茅輪 (ちのわ)。願い事をしながらくぐると願い事が叶うとのことです。さっそくやってみました。叶うといいな。


大森神社の本殿。

3つ目の初詣は、住吉大社。
南海電車は、今日は急行も臨時停車します。
住吉大社は摂津国の一之宮。一之宮については、ここ


さすがの人出です。
昨年2007年の初詣人数ランキングは
1位 明治神宮(東京) 305万人
2位 成田山新勝寺(千葉) 275万人
3位 川崎大師(神奈川) 272万人
4位 伏見稲荷大社(京都) 269万人
5位 熱田神宮(愛知) 232万人
6位 住吉大社(大阪) 226万人

住吉大社は、6位でした。今年は、どうかな?


本殿は4棟あります。いずれも国宝。ご近所の国宝建造物(大阪)をご覧ください。
これは第一本宮。
お守りは、「子歳守」を買いました。
おみくじは、何と「第一番」を引き当て、「大吉」
新年早々縁起良しです。金運はチャンス大いにあり。仕事運は力を尽くせば結果良し。
???。大吉なら、努力せずとも報われる..とかはないのかな?(笑)

「身代わりひょうたん」というのも売ってました。
ひょうたんの穴から覗くと、自分の守り本尊が見える物です。



太鼓橋です。橋の上は、喧騒ですが、ここから見ると静かに美しい。

今年も、よい年でありますように。
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