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和泉市久保惣記念美術館-開館30周年記念特別展

2012-11-25 | ア-トな話し

開館三十周年記念特別展「美の宴―東洋の古美術、印象派と古地図が織り成す珠玉の世界―」。平成24年12月2日(日)まで


テーマは、久保惣記念美術館の特徴を語る上で欠くことができない国宝、重要文化財等の代表的な所蔵品を取り上げ、それらと対をなす、あるいは強い関連を持つ国内の博物館施設等に収蔵されている作品の出陳を仰ぎともに陳列を行うという壮大なもの。


相互の美的価値や芸術性が共鳴し、高め合い、美を競い合うような展示。また、平成21年度に受贈した第五次久保惣コレクションの古地図も初公開。


テーマに一番近いものとしては、最近の物は、何といっても、


国宝 青磁 鳳凰耳花生 銘万声 対をなすものとしては、陽明文庫蔵の重要文化財 青磁 鳳凰耳花生 銘千声です。


王朝文化の華 ─陽明文庫名宝展─ を見たあと、直ぐにここに来たことを思い出します。


国宝 青磁鳳凰耳花生 銘 「万声」 和泉市久保惣記念美術館


 


今回は残念ながら陽明文庫蔵の重要文化財 青磁 鳳凰耳花生 銘千声は、10/14~11/2のみの展示ということで、並んだ姿を見ることが出来ませんでした。
代わりに同時代の青磁 鯱耳花生(中国・南宋時代) 徳川美術館蔵が並んで展示されています(11/3~12/2展示)



国宝 青磁鳳凰耳花生 銘 「万声」 和泉市久保惣記念美術館


青磁 鯱耳花生(中国・南宋時代) 徳川美術館蔵

この美術館で一番好きな枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆にも関連の作品が展示されています


枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆
「枯木鳴鵙図」(こぼくめいげきず) 宮本武蔵は、ここ

手作りの掛け軸はここ



同じ宮本武蔵筆の 芦葉達磨図 (徳川美術館)が展覧されていました。


睡蓮 クロード・モネ 和泉市久保惣記念美術館蔵

モネの睡蓮は横型のデザインを多く見ますが、1907年制作には縦型が多いようです。
同じ縦型が展覧されています。

睡蓮の池 クロード・モネ 石橋財団ブリヂストン美術館
こっちはピンク系ですね。

考える人 オーギュスト・ロダン 高37.5、横23.0、奥行27.7


花子のマスク オーギュスト・ロダン 高55.0、横39.0、奥行29.0 静岡県立美術館

ロダンのモデルをした唯一の日本人女性と言われている。愛知県生まれの彼女をモデルにしたロダンの作品は58点あると言われる。どこかで会えるかな・・
いろんな作品が出ている今回の展覧会楽しみが一杯でした。
日頃は展示機会の少ない浮世絵版画も出ています。
先日 北斎展でみた冨嶽三十六景 凱風快晴 葛飾北斎 も11/4までは展覧されていたようです。北斎展はこちら


月に雁 歌川広重

切手ファンなら、あこがれの的ですよね。

芸術の秋に美術を満喫したあとは音楽を楽しみました。

美術館の敷地内にある和泉市久保惣市民ホール(Eiホール)のコンサート。
本日無料です。


「オペラティック・トリオ~美しい歌曲とオペラアリアの名曲を集めて~」

オペラティック・トリオのみなさん
村田紀子(ソプラノ)、小島百合子(メゾソプラノ)、林典子(ピアノ)



和泉市久保惣市民ホール

約1時間30分程のコンサート

メゾソプラノという中途半端な音域と言いながら、サン=サーンス、やビゼーにはメゾソプラノが主役のオペラはたくさんありますよ。みんな美人なのがうれしいと小島百合子さんの楽しいお話、林典子さんのピアノは素人の私でもうまいと感じます。
最後は15分程のベッリーニ作曲の「ノルマ」よりノルマとアダルジーザの二重唱。日頃オペラに馴染みのない私でも十分に楽しめました。

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