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セレッソ大阪 Cerezo Osakaの応援

2008-09-30 | 街角の話し
9/28に数年ぶりにサッカー観戦に行きました。
招待券が当たったからですが(笑)

2008 Jリーグ ディビジョン2 第38節
大阪長居スタジアム
セレッソ大阪 対 サンフレッチェ広島

セレッソ大阪はJ2で、2年目。今年はJ1昇格も夢ではない。
現在J2で6位。今は、勝ち点3が欲しいところ


J2は、今日対戦するサンフレッチェ広島が断トツの1位。
後のチームは接戦の状況。

そういう予備知識を得て、なんとなく盛り上がる予感もして来ます。


開始ぎりぎりに競技場に入場。

まず、スゴイ混みようにビックリしました。
SB席は、ガラガラでしたが自由席は混んでる。
HPでの主催者発表は、入場者数 18147人。(う~ん,微妙)


開始まもなく(8分)、香川 真司がゴール。




やるじゃないか


その後もいい試合展開が続く。セレッソ大阪やるな。

つまらんかったら、ハームタイムで帰ろうか.....と思っていたのに。

ところが、39分に相手にゴールを決められる。

"同点"

左サイドバックが自陣でのバックパスをした。
何故必要なのというような、かつ力のないボールを.....奪われ-----
アレ アレと........

言ってる間に2点も。
何が起こったの

PKから1点を返して、ようやく 2対3。

この間、わずか5分位ですよ。

そして前半終了。



悔いの残る失点だ。

後半は、どうも元気が出てないようだ。

元気づけの選手交代をするかと思ったが、一人だけ。

一回だけ、セレッソ大阪が全員で駆け込んでくるシーンがあった(全員ていうことはなく-笑-多分4人位かな)迫力があったな。ゴール出来なかったけれど。

セレッソ大阪が蹴ったボールが誰もいないところに転がるシーンは度々あったな。

プロは、「味方が行くだろうと思う方向に蹴る」のだから、「信頼」が大事なのだ。
単なるチームワークとかというレベルの問題ではない。

練習で約束【コミットメント】した走りをやらないと.....
サッカーの基本は、コミットメントだ。

素人の私は、そう思う。

コーナーキックもうまく行かないシーンも多かった。
何で、そこに居ないんだよ....。キックした方は、多分思ってる(笑)

最後は、あきらめて近くにパスしたが(笑)
でも、それでは次に繋がらないよな。

まあ、そんな所が、セレッソ大阪の問題点なんだろう。

と、素人がグダグタ言えるようなところがあるのは、愛すべき某プロ野球球団につながる匂いがする(笑)だからファンが多いのかな

結果的には、3対2という試合は、観戦している分には、楽しい試合でした。

今回の敗戦により、サンフレッチェ広島のJ2での優勝が決まってしまった。



セレッソ大阪のJ1復帰は厳しくなった。

「奇跡」でも起こらない限りという状況だが、
是非「奇跡」を起こして欲しい。

残りは7試合。

今日からセレッソ大阪のファンです。


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美術散歩 印象派から抽象絵画 ブリジストン美術館

2008-09-27 | ア-トな話し
2008年 7月19日(土)-2008年10月19日(日)
所蔵作品による展覧会である。

オーギュスト・ルノワール
《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》
この美術館自慢の一点。
ここのティールームにも、その名前がついています。
「Georgette」(ジョルジェット)

ジョルジェットは当時4才。おませなお嬢ちゃん。「私って美人でしょう...」というような感じがいいですね。
ルノワール特有の色遣いです。
シャルパンティエは、ルノワールの有力な後援者だから思いっきり可愛く描いたのかも。
絵を見る者が楽しくなるような絵を描く。それがルノワールなのだ。



パブロ・ピカソ
《腕を組んですわるサルタンバンク》

この美術館は6年程前にも訪れたことがある。
そのあと、メトロポリタン美術館展(京都市美術館)でピカソの「白い服の女」を見て感動しました。ここ
ほぼ同じポーズで男と女、赤い服と白い服。
両方並べて見るという機会はやってこないと思うけれど。印象的な二つの絵です。

今回、この絵の前には、椅子が一脚置いてました。
同じような格好で座ってみてという美術館側の作戦かも知れない。(笑)
座ってじっくり見ました。閉館前なので空いていて良かった。




ポール・セザンヌ
《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》

何回見てもいいですね。



藤田嗣治
《猫のいる静物》

いい感じです。



ワシリー・カンディンスキー
《二本の線》

いいね。ここらくらいまでが抽象絵画の理解出来る範囲(笑)

他には、フィンセント・ファン・ゴッホ《モンマルトルの風車》

とにかく幅広くコレクションしているので
誰が来ても満足して帰る事が出来る美術館です。

今回唯一残念だったのは

ジャコメッティの作品に再会出来なかったこと。
次のお楽しみにしておこう。
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出光コレクションによる 近代日本の巨匠たち

2008-09-27 | ア-トな話し
出光美術館
2008年9月6日(土)~10月26日(日)

出光美術館については、こちらも参考に(ルオー展)


今回の注目は、何といってもこれ。

絵唐津丸十文茶碗 桃山時代の作
高9.0 径14.3 底径5.6cm 出光美術館所 蔵

出光興産の創業者である出光佐三氏のやきもののコレクションは、古唐津から始まった。その記念すべき第一号が写真の「絵唐津丸十文茶碗」。
昭和14(1939)年にこの茶碗と出会い、その素朴さ、素直さに心を打たれたとのこと。
昭和41(1966)年に出光美術館を開館したきっかけの一つは、この古唐津コレクションが散らばらないようにと考えてのことだった。
手にスッポリはまりそうな頃合いの大きさ、丸に十の文字は薩摩の島津家の家紋を思わせるが、多分、単なる窯印、又は意図したデザインか?

唐津焼とは、桃山時代から、佐賀県や長崎県など肥前各地の窯で生産されてきた陶器のことをいい、そのうち、草創期の桃山時代から江戸時代初めに作られた唐津焼のことを、特に「古唐津(こがらつ)」と呼んでいる。

最初の唐津焼は、朝鮮から海を渡ってやって来た陶工達を中心に始まり、名も知れぬ、しかしもの凄い腕前をもつ陶工たちが、生計のためにただひたむきに作り上げた物だった。飾らない、清々しさから、茶の湯、懐石膳の皿や鉢、ぐい呑の逸品として有名。

今回は、隣に「絵唐津写し十文茶碗」が並べて展示されている。
あの川喜田半泥子の作である。
「絵唐津丸十文茶碗」に惚れ込んだ川喜田半泥子が譲ってもらえないかと申し入れたが断られた。せめて模写させてくれと頼んで作った作品。
その後、出光が入手。
どういう経緯か不明ながら、こうして並んで展示されているのを見ると、複雑な気持ちになりますね。
残念ながら、写真はない(いつか手に入れたいと思うが)。
模写とはいえ、図柄の丸に十の文字は似てなかった、川喜田半泥子も芸術家だ、作品の本質を模写したのであろう。

川喜田半泥子(かわきたはんでいし:1878~1963)は、伊勢商人川喜田久太夫家十五代の長男として生まれた。
三重県津市に住み、百五銀行第六代頭取他の要職に就くとともに、書画、茶の湯、俳句、写真など実に多彩な趣味を持っていた。
作品は、実家を改造した石水(せきすい)博物館(三重県津市)で見ることが出来る。

2005.6に私も往訪したことがあります。
常設展には英語のフレ-ズを漢字にして、書でそのイメ-ジを表すという面白い試みもあった。
How are you? を漢字で、"波和遊" 。うまいですね。



東山魁夷「春梢」
幻想的な風景画です。初公開とのこと。
いつもの東山魁夷らしくない画風です。
多分ヨーロッパのどこかでしょう。


今回、上村松園、田能村直入、冨岡鉄斎、佐伯祐三、小杉放菴、月岡芳年等の作品が展示されています。
出光コレクシヨンだけの展示なので、迫力不足は否めない。

佐伯祐三「踏切」もありました。
先日、大阪市立美術館で、佐伯祐三は一杯見たところです。
没後80年記念 佐伯祐三展  -パリで夭逝した天才画家の道-




 
上村松園「灯」
いつもながらの素晴らしさ。これも初公開とのこと。

上村松園と言えば、松伯美術館です
上村家三代の画家の作品を展示しています。上村松園、息子の上村松篁、その長男の上村淳之。

ルオー展の時と違い、ご年輩の方が多いので、皇居を眺められる休憩コーナーはなかなか空きませんでした。
無料のお茶を頂きながら、ボーと皇居を見る。最高に心が休まります。







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ジョン・エヴァレット・ミレイ展 Bunkamuraザ・ミュージアム

2008-09-27 | ア-トな話し
2008.8.30~10.26

ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-1896年)は、11歳という史上最年少でロイヤル・アカデミーへの入学を許可された天才。日本で初めての本格的な回顧展。
テート・ブリテン、ゴッホ美術館、北九州市立美術館を巡回し東京へ来た。

「テート.ギャラリー」はロンドンに2館、他にイギリスに2館ある美術館グループである。

所蔵作品の代表は、この「オフィーリア」

今回、それがやってきた。美術館側も力が入ってます。
日本初、世界初とも言える、ジョン・エヴァレット・ミレイをまとめてみる作品展。


ここでオフィーリアの勉強です(笑)

シェイクスピアの『ハムレット』に出てくるオフィーリアは、ハムレットの恋人でポローニアスの娘です。

デンマーク王が急死した。王の弟クローディアスは王妃と結婚し、跡を継いでデンマーク王の座に就く。父王の死と母の早い再婚とで憂いに沈む王子ハムレットは、従臣から父の亡霊が夜な夜な城壁に現れることを知る。亡霊に会ったハムレットは、実は父の死はクローディアスによる毒殺だったと告げられる。

復讐を誓ったハムレットは狂気を装う。王と王妃はその変貌ぶりに憂慮するが、宰相ポローニアスは、その原因を娘オフィーリアへの実らぬ恋ゆえだと察する。
父の命令で探りを入れるオフィーリアをハムレットは無下に扱う。
やがて王が父を暗殺したという確かな証拠を掴んだハムレットだが、王と誤ってポローニアスを殺害する。オフィーリアは度重なる悲しみのあまり狂い、やがて溺死する。

ハムレットの話は、まだまだ続くのですが....。

この絵は、悲しみのあまり狂って溺死するところなのです。

狂ってる顔がすごい。沈みゆくスカートもすごい。
そして対象的な周りの景色、ひとつのひとつの花のリアリティーがすごい。
ここでは、花も、人も主役なのです。
いくら見ていても、あきることのない絵です。

あの夏目漱石がこの絵に出合ったときの感想が名作「草枕」に書かれている。

"余が平生から苦にしていた、ミレーのオフェリヤも、こう観察するとだいぶ美しくなる。何であんな不愉快な所を択んだものかと今まで不審に思っていたが、あれはやはり画になるのだ。水に浮んだまま、あるいは水に沈んだまま、あるいは沈んだり浮んだりしたまま、ただそのままの姿で苦なしに流れる有様は美的に相違ない。それで両岸にいろいろな草花をあしらって、水の色と流れて行く人の顔の色と、衣服の色に、落ちついた調和をとったなら、きっと画になるに相違ない。(中略)ミレーはミレー、余は余であるから、余は余の興味を以て、一つ風流な土左衛門をかいて見たい"

この話や、絵に描かれた花と、その花言葉の説明。この絵のモデルのエリザベス.エレナ.シダルのエピソード、そして彼女が33歳の若さで自殺することも。
これらの事が会場入り口にある、「出品リスト」に書かれています。主催者の意気込みの伝わるリストです。




マリアナ

詩からイメージして描いた作品。
婚約者アンジェロに捨てられ、絶望の中で孤独な生活をおくる女性を描いている。

日常のヒトコマを覗いたような不思議な気持ち。
けだるいような悲しみが伝わってくる絵です。



初めての説教

ミレイの当時5歳の長女エフィーがモデル。
信徒席にしゃちこばって座り、礼拝にふさわしい振る舞いをしようと懸命に努める様子。一生懸命な可愛さが伝わります。


二度目の説教

教会での説教にも慣れてきた様子が窺えます。
前の「初めての説教」と対になってる作品。
行儀が悪くなったのだけれど、可愛い、思わず笑みが出ますね。



露にぬれたハリエニシダ

幻想的というか抽象的な絵です。
近寄ってじっくり見ても、絵の中に劇的な物は、何もない。
一歩下がって全体を見る。
樹木を照らし出す陽の光が見事です。



《ハートは切り札:ウォルター・アームストロングの娘たち、エリザベス、ダイアナ、メアリーの肖像》

スカートの襞、左後方の花、右後方の東洋的な描写。手を抜かないミレイをたっぷり楽しめます。
3人の個性的な表情が楽しい。
肖像画。注文したのは親のウォルター・アームストロング。
娘達の結婚に結びつけばという親心なのだろう。
ウォルター・アームストロングは、数年後に破産し、この作品も売却するのだが、幸いにも、真ん中のダイアナの夫に引き取られた。

素晴らしい作品の数々に出会えます。


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スリランカ展 東京国立博物館 表慶館

2008-09-23 | ア-トな話し
スリランカてどこにある?そんなオジサンも居るかもしれない(笑)
2000年以上の長い歴史を持つ国が、1972年に「セイロン」から国名を変更した。
インドの先っちょにある島は、今も「セイロン島」という。
そして名産の紅茶も、今も「セイロンティー」である。
シンハラ語で、スリ=光り輝く、ランカ=島であり、「光輝く島」を意味する。

紀元前3世紀、アショーカ王の王子マヒンダが仏教を伝えて以後、スリランカは上座部仏教(小乗仏教)の中心地として、現在までその信仰を守ってきた
スリランカ国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が6件、自然遺産が1件ある。

そんな国です。

写真は展覧会が行なわれている表慶館。
皇太子殿下・嘉仁(よしひと)親王(後の大正天皇)の御成婚(1900年(明治33年))を記念して建てられた、明治末期の洋風建築を代表する建物、重要文化財です。




上野駅のチケット売り場では懐かしいアントン・ウィッキーさんが呼びかけています。特別宣伝部長とのこと。スリランカはウィッキーさんの母国です。
Hello, everybody!
日本テレビ「ズームイン!!朝!」で「ウィッキーさんのワンポイント英会話」を聞いたのはいつの頃だったか?
Sri Lanka 待ってる間に何回も聞きましたが「スリーランカ」と聞こえます(笑)。



今回のカタログです。

スリランカは上座部仏教(小乗仏教)と言われている。難しいことを別にすれば、自己の修行により自己一人のみが救われるという教えです。
それに対して、日本に伝わる仏教は、大乗仏教と言われる。自身の成仏を求めるにあたって、まず苦の中にある全ての生き物たち(一切衆生)を救いたいという心で修行する。

そんなスリランカから、たくさんの仏像たちがやってくる、又とないチャンスの展覧会です。



目玉はこれ。
「観音菩薩坐像」後期アヌラーダプラ時代・9世紀
ぐるっと360度、見えるように展示されています。
東京国立博物館のポリーシイなのか、ここで展覧されるものは、そういう仕掛けをしているのが多いですね。
神神しい、威厳がある、優雅。
不安定に見えるけれど安定している。
今回、これだけでもいいのですが、もうひとつ。



ナーガラージャ立像 後期アヌラーダプラ時代・9世紀

他の仏像とは少し違う感覚。腰の絶妙なヒネリも素晴らしい。






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カウパレード東京

2008-09-23 | 街角の話し
東京駅は現在改装中である。
総事業費は約500億円。2011年の完工を目指す。去年の5月頃からやっている。まだまだ続きそうです。
その東京駅から有楽町にかけて、73体のグラスファイバー製の牛型オブジェが闊歩している。
名付けて、「カウパレード」と言う。始まりは1998年、スイス。
その後ニューヨークやパリなど主要都市でも開催されていて、日本では、2年ぶり3度目(2003年と2006年に丸の内で開催)。
東京の八重洲側のオフィスに毎日通う息子に聞くと、「知らん」(笑)。
まあ、丸の内側だからですが、東京が広すぎるのか?、PRが下手なのか?
ポスターは全然見なかったな。
公式HPはここです。

いくつか見ましたのでご紹介。



No.32 丸ビル (東京駅側)

牡牛座ギザ11次元

中川翔子

しょこたんの作品です。素晴らしい色合いです。
1985年5月5日生まれ、丑年生まれの牡牛座の彼女らしく
牡牛座と宇宙をデザインしているのですね。
タイトルの「ギザ」は彼女の慣用句、「超」や「すげぇ」という強調語。
11次元は宇宙理論で、宇宙は11次元でなっているという仮説がある。良く知らないが、そういうことです。それを踏まえてのタイトルでしょうから、「中川翔子、やるな~」という感じです。
今やブログの新女王と言われる彼女のブログ しょこたん☆ぶろぐ
⊂二二(^ω^)二二つ
この絵文字に付いていける人は、どうぞ(笑)。



No.33 丸ビル (丸キューブ外)

レッドクロスカウ

菅原一剛×藤原紀香

レッドクロス=赤十字 ということですね。
そういえば、彼女は、赤十字広報特使です。十字の中は、今年2月にバングラデシュを訪問した時の写真でしょう。同行したのは写真家の菅原一剛さんでした。



No.38 新丸ビル (東京駅側)

2008 Tokyo

田名網敬一

作者はサイケデリックな作品を創作する現代ポップアートの第一人者。
さすがプロの色彩。



No.39 新丸ビル (仲通り側)

肉地図

浅葉克己

作者は日本を代表するアートディレクターです、長野オリンピック公式ポスターの作成者として著名。
牛の肉の部位が描いてある。「ウケ」 狙い?




No.34 丸ビル (行幸通り側)

ねむりにも、つけない。

加納明日香

微妙にエロ可愛い?



No.35 丸ビル (行幸通り側)

ガンバレ! 丸の牛 2008

サカキテツロオ

この写真では分かりにくいが牛は汗をかいています。
だから首にタオルですね。
ウシの足元にビールとカップラーメンが置いてます。
分かりにくいがウシの胴にはメジャーが巻かれています。
で、タイトルのガンバレです。

どの作品にも解説は書いてないので、各自自由に読めばいいのですが。



No.17 東京国際フォーラム (有楽町駅側)

略牛

田中偉一郎

お腹の部分が省略されて「略牛」
食べるところがない。
これは有楽町駅で撮影。

旅の途中なので、もっとも移動距離の少ないのばかり選びました。
東京の人は、ゆっくり見てください。他にもいい作品があると思います。



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茶臼山 天王寺

2008-09-15 | 街角の話し
大阪は天王寺公園にある山です。
標高:26m  全長200m

明治以降は住友家邸宅の敷地の一部となっていたが、1925年に住友家から邸宅敷地(現・大阪市立美術館)、慶沢園とともに大阪市に寄付され天王寺公園の一部となっている。公園の入場料で入れます。

「茶臼山古墳」とも呼ばれている。近年の発掘調査では、前方後円古墳説は疑問視され、円墳若しくは自然丘陵ではないかと言われているが、結論は出ていない。

大阪市内に残る四古墳(茶臼山古墳=天王寺区、御勝山古墳=生野区、聖天山古墳=阿倍野区、帝塚山古墳)の1つ。いずれも5世紀初頭の古墳と言われている。



河底池(かわぞこいけ、通称ちゃぶいけとも言う)の向こうには通天閣が見える。
この池は、788年に和気清麻呂が、大和川や河内湖の排水と水運のために上町台地をここで開削しようとして失敗した跡地といわれている。



麓には、この看板が立っている。
茶臼山が歴史に登場するのです。
1614年(慶長19年)大坂冬の陣で徳川家康が本陣をここに置いた。
翌年の大坂夏の陣では真田幸村がここに陣をしいた。

冬、夏の両方の戦いを合わせて「大坂の陣(おおざかのじん)」と呼ばれている。

その終盤。「天王寺・岡山合戦」と言われる合戦がここで行なわれた。

天王寺は、ここ茶臼山に。そして岡山は現地名では、御勝山古墳=生野区に豊臣方が陣を敷いた。

豊臣方は総兵力55,000人。攻め込む徳川方は、総兵力155,000。圧倒的な差があった。



ここから大坂城は遠いなと思ったので地図で確認した(笑)

中央上が、現在の大阪城。
左下の赤丸が茶臼山、右の赤丸が御勝山古墳。
城までは4km少ししかない。
当時埋められていただろう外堀は、今の空堀通りあたりと思うので、地図では、松屋町筋辺り。
まさに豊臣方には背水の陣だった。
大坂城は三方を川に囲まれているので、大軍で攻めるとなると、まさにここしかない。
5月7日正午に開戦し、午後3時には、豊臣方は壊滅、城内に総退却した。
5月7日深夜に大坂城は陥落した。

真田幸村は、茶臼山の近くの安居神社で戦死した。



山頂への階段。



山頂。
山頂には何もない。
周囲は木が茂り、何も見えない。
真田幸村は、ここで何を考えたのか?





慶沢園

茶臼山の麓にある。
明治41年から名匠小川治兵衛により作庭された日本庭園。命名は伏見宮貞愛親王。

住友家茶臼山本邸庭園として完成までに10年を費やし、完成後間もない大正10年に住友家から隣接する茶臼山とともに大阪市に寄贈された。
茶臼山での激戦の想いを、ここで癒しましょう。
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没後80年記念 佐伯祐三展  -パリで夭逝した天才画家の道-

2008-09-13 | ア-トな話し
大阪市立美術館 2008年9月9日(火)~10月19日(日)

大阪が生んだ天才、北野高校から東京芸大、そしてパリ。
わずか30年の短い人生。

大阪では大人気の画家です。
タイトル写真は出来すぎのようなタイミングでした(笑)

大阪市立近代美術館建設準備室のおかげで、大阪の展覧会では、佐伯祐三作品は度々見る機会があります。

今回、私にとっては、初めてみる。同館所蔵の「人形」



佐伯祐三のタッチが見事に出ている作品です。
何よりも明るい。



カフェ・レストラン

白いテーブルと赤と黒。椅子の曲線。
こんなレストランに入ったら、思わず引いてしまいますが。
隣のオバサンが、「レストランシリーズは大好き、明るいもの」
そんな名付けのシリーズがあるのかどうか知りませんが(笑)
確かに、レストランを描いたのは明るい。
最初に紹介した「人形」にも通じる明るさです。



やっぱり、「パリ落書きシリーズ」(笑)
そんな名前は付いてません。
広告ということになってます。



いいですね。

「下落合シリーズ」もいいですね。
「肥後橋風景」もいいな。
絵の具を塗りたくった「汽船」も最高。
今回は、師匠とも言うべき。ヴラマンクの作品、あるいはユトリロの作品。
弟子の荻須高徳-なかなかいいよ。-の作品も展示されています。

でも、やっぱりこれですか。



郵便配達夫
もう何回も見たけれど、やっぱりこれですね。
デフォルメの凄さ。
手に持っている白いのはタバコです。
後ろのポスターはワーグナーの演奏会ポスター。


今回すごいのは、常設展です。特別展見た人は無料です。
まず
9月9日(火)~10月19日(日)
特集展示 大阪市立近代美術館コレクション、その誕生と成長
 -モディリアーニ、ローランサンから今井俊満、バスキアまで-

お馴染み、モディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」。
ジュ-ル・パスキン この雰囲気は異質ですよ。
キスリングのあまりにも写実的な作品にも感動します。

そして2階にあがって
9月13日(土)~10月19日(日)
近世写生画 -応挙と若冲-
近世文人画 -大雅と玉堂-
近代日本画
日本の書

応挙と若冲の作品が両側に並んでいます。

感動ですね。色付きではないがさすが若冲。

そしてテレビの「何でも鑑定団」では偽者にしか御目にかからない(笑)、玉堂の掛け軸。

後も、すごい作品が一杯並んでいます。

これ全部見て、1200円はお買い得です。



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ミッキーマウスノキ

2008-09-09 | 街角の話し
大阪府立花の文化園(河内長野市)の温室に、「ミッキーマウスノキ」が咲いているとのことで出かけた。

温室で係の人に聞くと、丁寧に案内してくれます。
中央の赤い実がなってる木です。
アップの写真です。



緊張のあまり手が震えたようで、ピンボケです。
実が小さいので、バックに紙を当てて背景を省略して見ました。

どこがミッキーマウスかと言われそうですが。

光沢のある黒い実が耳で(笑)、赤いガクのところが顔(笑)




正式な名前をオクナ・セルラタといい、南アフリカ原産の常緑性の低木です。

ミッキーマウスに似ているというのは、
私が勝手に言ってるわけでなく、植物園が、そう言ってます。(笑)


変わった名前が多いのは、植物園、特に温室の面白いところです。



これは、「奇想天外(キソウテンガイ)」

学名は、ウェルウィッチア。和名はサバクオモト。
園芸名が「奇想天外」という。
写真は以前に、ここを往訪したときのもの。
ここ。

アンゴラ、ナミブ砂漠(ナミビア)に群生する。短い茎から、生涯2枚だけの葉を伸ばし続ける。葉の基部に分裂組織があり、どんどん伸び続ける。コンブ類の成長と同じですね。
寿命は数百年から2000年と言われる。希少植物であることからナミビアでは厳重に管理されている。

gooのランキングで
実物を見てみたい、変わった名前の生物ランキング」というのがある。

それによると、「ミッキーマウスノキ」は、堂々の二位。

「奇想天外(キソウテンガイ)」は、四位です。

ちなみに、一位は「オジサン」という魚らしい。-見てみたいとは思わないけれどね-

後、他に面白い花では、




夜来香(イエライシャン) 。夜にいい香りがするようです。

サツマイモに似た2枚の葉の付け根から1本の花の茎が伸び、その先端から房状にうつむいて、淡緑色で内面が黄橙色、星のような形のかわいい花を咲かせます。

夜来香(イエライシャン)は山口淑子(李香蘭)の歌の題名として有名です。
ここの植物園では、ガガイモ科テロスマ属のこの花に、その名を与えていますが、他の花に付けるところもある(結構いいかげんですねー笑)



これは、この季節によく見かけるガマ。

漢字では「蒲」 意外に簡単な字ですよね。

ガマガエルの方のガマは「蝦蟇」
これはお手上げですね。クイズに使えるかも

別名:ミスグサ(御簾草)
葉や茎からすだれやむしろを作ったことにより、そう呼ばれます。

因幡の白兎が
「蒲の穂にくるまりなさい」と大国主命に教えられたのは,この穂が秋になって綿のようになったころの話です。
因幡の白兎のストーリーを整理しておいて、お孫さんでも連れて行くと、実習になります。





ベニヒモノキ

トウダイグサ科アカリファ属 原産地,:西インド諸島
そのものズバリの名前です。
似たような形で、キャット・テールという花がありますが、もう少し可愛い名前はないのかな。




フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華) 

熱帯アフリカ原産。ハイビスカスに似ていますが,5 枚の花弁が反り返り,細く裂けています。雄しべも長く,花が垂れ下がっているところが風鈴に見立てて、かわいい名前が付いています。



去年から見たいと思っていた。ワレモコウ(吾亦紅/吾木香)です。
温室の前の生け花の分。

名前を付けるときに、花の色は何色かと議論したとき、どこからか声が聞こえた「いや、私は断じて紅ですよ」
「花が自分で言っているのだから間違いない」→「私は赤です」→吾亦紅となったといわれている。
赤というよりも紫に近いのかな。

去年、紅白でも歌われた、すぎもと まさとの吾亦紅で有名です。
いい歌でしたね。

あなたに あなたに 見ていて欲しい・・・・
俺死ぬまで あなたの 子供

今年は、野生で咲いているのを見たいな。


植物園は話題が一杯です。

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