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まるで仏様の手 仏手柑

2005-12-30 | 「へぇ~」という話し
写真は、仏手柑(ぶっしゅかん又はぶしゅかんと読む)という名前の果物。
インドが原産、千手観音の手のようと言われるところから名前が付けられている。
日本には400年前に伝わったようです。

和歌山に帰った時に、父の仏壇に供えられていた。
ご近所の果物屋さんが、珍しい物があるから、ご仏前にと言って、下さったので値段は不明。

調べると、そのままでは食べられないとのこと。すべて皮で実がない。何年間砂糖漬けにしておいて、いただくそうです。
むしろ、縁起が良さそうなので、お正月の飾りに使ったり、お茶や、お花で使ったりすることが多い。
絵の題材にも良さそう。

作っているのは、和歌山県、高知県で、生産量日本一を競っている。しかしながら統計によると1995年は両県あわせてわずか5トン。まだまだ出会えるのは珍しいと言えます。

WEB和歌山の取材記事で生産者の方にインタビューしてました。
「好むのは風流人だけかも知れませんが、喜んでくれる人のために作っていきたい」

少し、風流人になれたかも。




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ナッシュ均衡

2005-12-23 | ビジネスの話し
定義では、ナッシュ均衡とは、ゲーム理論における非協力ゲームの解の一種であり、いくつかの解の概念の中で最も基本的な概念である。数学者のジョン・フォーブス・ナッシュにちなんで名付けられた。他のプレーヤーの戦略を所与とした場合、どのプレーヤーも自分の戦略を変更することによってより高い利得を得ることができない戦略の組み合わせ、言い換えれば、どのプレーヤーも戦略を変更する誘因を持たない状態を意味する。

ビジネス的には、競争相手と超安定状況になっている状態である。

昨日のテレビ(お笑い系)では、「飛行機各社の出発時間が何故一緒なのか..」という設問に対する答えとして、この理論が紹介されていた。
競争上、同じ時刻の方がお互いにメリットが最高にあるということ(以前は極端だったが、最近は各社少しづつ時刻が違うようにも思うが...)-番組では、何故という説明はなかった。

何気なく聞いていたが「ジョン・フォーブス・ナッシュ」思い出しました。

アカデミー賞4部門を受賞した「ビューティフルマインド」です。
あの主人公が、「ジョン・フォーブス・ナッシュ」ノーベル経済学賞を受賞した天才数学者でした。
ラッセル・クロウが精神障害者の演技をしていたのを思い出します。
どこまでが現実で、どこから幻想なのか、ウロウロしていても映画は進んでいきますが、最後は感動のシーン。天才故の精神障害者のドラマです。監督は、ロン・ハワード。妻の役は、ジェニファー・コネリー 。


ところで、ナッシュ均衡になるといつまでも安定かというと、実経済でも「外資」というような要素が入るとたちまち不均衡になる。相手が「想定外の戦略」だからですね。

理論的には,あるゲームにおいて,ナッシュ均衡は複数個あるのが普通であるため,ゲームの最終的な均衡解を求める際には,複数個のナッシュ均衡の中からさらによりありそうな(plausible)な均衡に絞り込む,リファインメントという手続きが行われるらしい。

いつの世も、安定というのはあり得ないということですね。

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ナポレオンとヴェルサイユ展

2005-12-18 | ア-トな話し
神戸市立博物館で開催されている。2005年12月3日(土)~2006年3月19日(日)
写真は、カタログの表紙。フランソワ・ジェラール《戴冠式の正装の皇帝ナポレオン1世》
1805年頃の公式の肖像画。パリのノートル・ダム大聖堂での戴冠式の正装。白テンの毛皮で裏をつけた緋色のビロードのマント、白のサテンでできた半長靴、アランソンのレースで作られた胸飾り。すごい描写力。胸には、レジオン・ドヌール勲章をつけている。
何と言っても、ナポレオンらしいのは、ジヤック=ルイ.ダヴィッドの《サン=ベルナヘル山からアルプスを越えるポナパルト》だ。
躍動する構図のすばらしさ、華麗な色彩。何とも現実離れした絵だが素晴らしい。


これは実は我が家にもある。(笑)
ブランデーのボトルだが、フランスのL.Dorville社。中身は飲んでしまったが..。この絵を元にデザインしたものであろう。

またまた、ドノンさんの肖像画にお会いしました。
ルーブル美術館展」でも会いましたが、今回は、ロペール
ルフェーヴルの「プッサンの作品を手にするドミニク=ヴィヴァン
ドノン」です。
ニコラ・プッサン Nicolas Poussinはフランス古典主義の代表的な画家。ナポレオンの美術収集の「目」と言われているドノンがナポレオンが好んで集めた古代遺物と違う物を手にしている、この絵は、深い意味があるのだろうか?

ヴェルサイユ宮殿には行ったことはある。

宮殿の華麗さ、庭園の広さは、まさに「常識はずれ」という言葉が似合う。

帰りに、神戸ルミナリエを見たが、これも華麗だった。

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琴線に触れる喪中のごあいさつ

2005-12-17 | 言葉のいろいろ
年賀状の季節になると年賀欠礼の挨拶状をいただく、自分が年を取ると共に増えるようだ、今年も30通程。
訃報を知らずに、申し訳ない思いをしたりするが、大概文面は定例文である。
その中に、秀逸な喪中のハガキが来た。
ご親交いただいてる作家の武部好伸先生からの分である。
亡きお父上への追悼の思いが滲みでて、琴線に触れるごあいさつである。
先生のお許しを得たので、ここにご披露し、ご冥福をお祈りします。

 今年も残り少なくなってきました。皆様
いかがお過ごしでしょうか。
 さて、11月26日、父.孝太郎が85歳で
永眠いたしました。
 大阪城にほど近い長屋の仕事場で、真夜中、
裸電球の下、一升瓶を傍らに薄汚い作業着を
身につけ、黙々と印刷をしていた父の後ろ姿....。
その情景が父を初めて意識した幼き日のぼくの”原風景”でした。
小柄な人でしたが、その背中はとても大きく感じられました。
 何ひとつ文句を言わず印刷機に向かっていた父。
挫折したり、落ち込んだりしたとき、その姿が自然と
思い起こされ、何かしらの力を得ていました。尋常小学校しか
出てない全くの小市民でしたが、知識欲が旺盛で、芯が通って
おり、ぼくには尊敬すべき大正男でした。
 「おおきに! ありがとう!」。父が旅立ったとき、素直に
感謝の気持ちがこみ上げてきました。
 そんなわけで、喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます。
時節柄、くれぐれもご自愛なさってください。

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2005年ヒット商品番付

2005-12-17 | ビジネスの話し
SMBCコンサルティングが例年発表している「2005年ヒット商品番付」である。
ここ
解説は、リンクで見てください。

【東】                 【西】
愛知万博          【横綱】  アキバ
ブログ           【大関】  「iPod」ファミリー
宮里藍           【関脇】  『NANA』
寒天ダイエット料理    【小結】 「AQUOS」VS「VIERA」
LOHAS           【前頭1】  生鮮百円コンビニ
「のどごし<生>」     【前頭2】 「氷結」VS「-196℃」
スチームオーブンレンジ   【前頭3】 「ニンテンドーDS」VS「PSP」
『ごくせん』        【前頭4】 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
手ぶれ防止デジカメ     【前頭5】 「写ルンですNight&Day」
ETC            【前頭6】  家庭用光ファイバー通信

まず、このリストでなじみのないのは、「LOHAS」という人が多いだろう。
ロハスと読む、Lifestyles of Health and Sustainability ライフスタイルズ・オブ・ヘルス・アンド・サステナビリティの頭文字をとった略語で、「健康と地球環境」意識の高いライフスタイルを指す。
何やら、難しそうだが、「癒し系」をトータルに捉えたものと思えば間違いはなさそう。オーガニックとかも入る。アメリカ発の流行、日本でも流行っていることになっているが、果たしてどうだろうか?もっとやさしい英語はなかったのかな?

東西に分かれているのは、特に意味ないらしいが、対象的.匹敵するものが選ばれている。であるならば「生鮮百円コンビニ」の相手は「レクサス」だろうと思ってしまう。
マーケットの分断化というのが今後さらに進む。
百円シヨップの存在感は、安かろう、悪かろうから脱却して大きなマーケットとなった。
一方、レクサスのように富裕層のみを相手にするマーケットは、いずれ平均的な層もターゲットではなく、徹底した富裕層狙いになるだろう。私からは、どんどん遠ざかりそうだが..。

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中邨秀雄 自分が楽しむ だから成功する

2005-12-11 | ビジネスの話し
元吉本興業会長の中邨(なかむら)秀雄氏の講演会を聴いた。
「自分が楽しむ だから成功する」という演題。
芸人とかかわって50年の氏の経験話、当然ながら吉本興業も一つの会社であり、経営者の話は、すべてのビジネスにも通じる。

1.ビジネスマンにとって大事な3つ
芸人は商品である、それを支える400人の裏方(社員)を育てることが会社にとって大事な事、入社して5年経ったら3つの大事な事がある。
(1)活字に親しめ
  日経新聞を読め-社会、経済の情報に強くなる
  文章を書く力をつける-企画書を書くのにも必要
(2)本物(ホンマモノ)を見て来い
  ラスペガス、ムーランジュール、ブロードウェイ等々
  有休を取って、自前で
  中邨氏自身は、会社費用で行ったらしいが、今は安いし、会社から出してもらうと義理が出来て、50年も同じ会社に居ることになった。(笑)
(3)異業種の人間との交流

2.どうしたら女にモテルか?
上方落語の「稽古屋」で、モテル方法の指南を受ける場面でのやりとり、モテルには10のポイントがある。それを現代風にアレンジして紹介があった。

一見栄(イチミエ)  清潔感がある。挨拶上手である。
二男(ニオトコ)    男前であること。
三金(サンカネ) 活きたお金を使うこと。活きたかどうか分からないこともあるが、お金を蒔いておかないと、芽が出てこない。
四芸(シゲイ)  例えば、手品などがちょっとできると、女性と会話に入りやすい。
五清(ゴセイ)   性格が明るい。忍耐強い-人の話を良く聴く。
六幼(ロクオボコ) 完璧な人間は付き合い難い。女性の母性本能をくすぐることが必 要。
七科白(ナナセリフ) 喧嘩の仲裁に入れるぐらいの、話芸、話術が必要。
           両者を公平に裁くためには、常識が必要。
八力(ハチカラ)  力があること、すなわち健康。
          チャンスがきたとき、これをこなす体力、健康。
九肝(クキモ)   肝っ玉、決断力が常に必要。
十評判(トヒョウバン) 世間の評判。

そして 「笑顔」である。

まさにビジネスマン 10の心得のお話し。

3.21世紀の問題点

 少子化、高齢化社会が、ますます進む。
 
 日本の女性の社会進出度は、まだ世界で34位、他国のように移民に頼るまでもなく、 女性の力を活用することが大切。

 吉本興業では、お年寄りのコンテンツを模索している。

まとめると以上になるが、「活きた金」では、明石家さんまさんのエピソードの紹介があった。打ち上げ式には金を出すのはもちろんながら、必ず出席して情報を集めている。当り馬券のプレゼントの話し等、まさに、「活きた金」を使っているお話であった。
ジミー大西さんのエピソードでは、吉本興業の懐の大きさを感じた、いい話であった。

  
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