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ふれあい港館

2001-12-31 | お酒の話し
大阪は南港にあるATCミュ-ジアムに「エルミタ-ジュ展」を見に行ったついでに寄った、ふれあい港館。この建物はなかなかいい感じである。港における日仏の文化交流をテーマとした外観デザインコンペの入選作。フランスの建築家ブランシェの設計とのこと。橋をイメージした入り口を行くと水が流れ回廊になっていて、エントランスへと続く、回廊の右側には外国の各地のワイン用の葡萄が植えてある、左側は日本の各地の葡萄がある。中にはいるとレストランがあり、地下にはワインミュージアムがある。ワインミュ-ジアムは入場料、600円。
雨のせいか入場者が少なかったお陰で、同館のワインアドバイザ-清水健二氏に懇切に案内していただいた。館内にある自慢のひとつが、アルチンボルド、ジュゼッペ(下記注)の作品。人間のパ-ツがワインに関係する物で描かれている異色な作品。
ワインの興味ある、お話をたくさん聞かせていただいたが、白ワインで、おいしいのはという話になった。シャブリを料理と一緒に頂くときは、最上級、上級の次のクラス位がいいそうだ。日頃3000円クラスだから、ピッタリだ。その他の、白ワインはということで、推薦していただいたのが、アルザスのゲヴュルツトラミネ-ル。
世界のワイン地図(入り口正面にある)を見ると、ドイツの近く、名前もドイツ風、ドイツの葡萄をフランス式に作っているようだ、ドイツワインは甘いから嫌い...である。と思いつつも..。館を出るとワインを売っているので早速買った。ショフィット ゲヴュルツトラミネ-ル Schoffit Gewurztraminer ライチの味がするフル-ティ-なワインながら、甘さはしつこくなく、うまい。
いい勉強をさせていただきました。
13年10月6日

*アルチンボルド、ジュゼッペ<1527頃~1593>Giuseppe Arcimboldo。イタリアのミラノ出身。神聖ローマ帝国の宮廷画家。動植物などを組み合わせた怪奇な二重イメージの肖像を数多く残した。マニエリスム派、ルネサンス以降の16世紀イタリア美術で、マニエリスムの様式的な特徴は、ルネサンス期に確立された人体の比例、遠近法を誇張した表現にある。20世紀のシュールレアリスムの画家に影響を与えた。
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正木美術館

2001-12-31 | ア-トな話し
大阪の南、泉北郡忠岡町に正木美術館というのがある。個人の美術館である。
5月3日~27日まで「人の姿を探して」というテ-マで所蔵品の展覧会をやっている。
春と秋の年2回しか開館しないので、その所蔵品に触れる機会は少ない。
中世(室町時代)水墨画と禅林墨跡、お茶道具等では、日本有数のコレクション。
国宝3点、重要文化財12点を含め、1200点余りを所蔵している。
今回は重要文化財が2点、展示されている。重要文化財ではないが、一番感銘を受けたのは。
「一休宗純墨跡 軒号 一幅」である。
一休宗純とは、おなじみの「一休さん」である。掛け軸に表装されているが、軒号を名付けた時に、そのいわれを記したものである。その号は「滴凍(てきとう)」。上段に大きく「滴凍」と素晴らしく美しい2文字があり、中段からいわれと署名で6行書かれている。全体のバランスも美しい。彼の書は、偽物が多いことでも有名であるが、これは本物と思える、素晴らしい作品。
「滴凍(てきとう)」の意味は、一滴の水が、寒中にしたたり落ちて氷となり、春くれば溶けて細流となり、ついには大海にそそぐ(まるで五木寛之の大河の一滴の世界)、なんじ氷をとかし、細流を大海へ導く一助となれよの意を含んでいると言われている。(ちなみにこのコレクションを収集した先代正木氏は滴凍翁と称されている)小さな美術館ながら、いい作品に出会えた...。13年5月6日
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助六寿司

2001-12-31 | 言葉のいろいろ
今年からオフィスが、社員食堂のないビルに移ったお陰で、長いサラリ-マン生活で初めての、昼食の外食をしている。ふと入ったカレ-うどんのおいしいお店で「助六すし」 があった 。(左写真)いなり寿司とのり巻きで何故「助六」ていうの?一同、しばしの沈黙。大阪だけかな?歌舞伎に「助六」てあったよね。関係ないのかな?

歌舞伎を知らない人のための「助六」あらすじ
歌舞伎の18番の一つ「助六」は、男前で腕が立ち、江戸っ子の鏡とも言われた「助六」が、吉原で遊んで、ケンカ騒ぎを起こします。
 実は彼は、仇討ち兄弟として有名な「曽我五郎」であるという設定になっており、父の敵と奪われた伝家の宝刀を探すために、相手を挑発して抜刀させているのでした。そうこうするうちに、恋人の花魁「揚巻」にしつこく言い寄る老人「髭の意休」が、どうやら怪しいということになる。何とか挑発して刀を抜かせようとするが、敵もなかなか乗ってこない。一計を案じてようやく刀を抜かせて確認。刀を取り戻して幕となる。
この美貌の花魁の名前「揚巻(アゲマキ)」から、揚げ(いなり寿司の揚げ)と巻きずしのセットでつまり揚巻。
そこから転じて、彼女の恋人である「助六」の名がついたと言われている。こういう名前の付け方というのは、粋ですよね。

13年2月12日
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トルコの酒

2001-12-31 | お酒の話し
正月で帰省中のKさん。新婚ながらS金属からトルコに技術指導で出張中。持ってきてくれたお酒がトルコの国 民酒「RAKI」。ラクと読むようだ。ラベルにはYeni Rakiと書いてある。現地の新聞紙に来るんで持ってきてくれた。あとで、HPで知ったのだが、イスラム教の国ながら、トルコは政教分離政策により、幸いにも禁酒ではないが、熱心な信者もおることであり、アルコ-ルと分からないようにお店の方で新聞紙でくるんでくれるそうだ。
 ところでこの酒は、見た目は焼酎のような透明な蒸留酒。葡萄のエキスと芹科の植物アニスの種とで作る。45 度なので、ストレ-トとはいかない。水で割ると、なんとすぐに乳白色に変わる。カルピスの色とほとんど同じ。ま るで手品のようで楽しい。別名「ライオンのミルク」というそうだが、なかなかオシャレな呼び方である。ミルクなら イスラムでもOKなのだ。
 味の方は「アニス」という香料のせいで、枯れ葉のような味がする。どこかで昔飲んだような感じだなと思ってい たが。一夜明けて思い出した。「アブサン」というとんでも無くキツイ酒があるが、あれに似ている。多分同じように「アニス」が使われているのだろう。13年1月3日
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15年前の手紙

2001-12-31 | 「へぇ~」という話し
さっきテレビのニュ-スでやっていたが、15年前の手紙が我が家にもやってきた。
「ポストカプセル郵便」という物である。これは1985年(昭和60年)に「つくば博(国際科学技術博覧会」で「科学万博ポストカプセル2001」と名付けられ、手紙を投稿すると15年後の21世紀の元旦に届けるというユニ-クな企画である。
切手の消印は、60.8.19、ビニ-ルの袋に入れて、本日届けられた。
我が家は住居表示が2年前に変わったので、一般郵便はことごとく差出人に返却されていて、郵便局の毅然たる姿勢に感心していた(今年も、去年と同じ住所に出した賀状がそういう理由で返ってきている)のだが、さすがにこれは旧住居表示ながら、無事に届いた。もともと郵便局の企画だから大サ-ビスというやつかな。
 それはさておき、自分宛に出したこの手紙、万一、自分が死んでいたら遺書替わりになるなと思いつつ、他人に見られることも意識した内容になっているのが我ながら可愛い。
内容は私事ながら。
今書いている場所、時間、状況(まだ一人子供が寝付かないようで家内が苦労している)
子供のそれぞれの現況、兄弟の現況、祖父母の現況
自分の仕事の現況

この時、一つ心に決めたのは下書き無しで書こうということであった。推敲すると面白くなくなると思って書いた。実は途中漢字が思いつかず、旅先ゆえに辞書もなく、当て字で、ちゃんと言い訳も添えてある。
今、読み返してみて、各々短い表現ながら、当時の状況を懐かしく思い出さされる。幸いなことに登場人物の誰もが、まだ生存中である。幸せなことである。
最後に、こう書いている。
「最後に、お父さんの願いは、この手紙を自分の手で開封して、正月に家族全員が揃った前で読み上げることである。それを祈念して筆を置こう。」

この郵便局の企画は素晴らしい。今日はいろいろな家庭に、それぞれの感動を与えていることと思う。
13年1月1日
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百年の恵み

2001-12-31 | お酒の話し
「レモンハ-ト」というコミックに「百年の孤独」と一緒に出てくるのが、このお酒。(第17巻)
早速通販で入手して飲んでみました。
生産は中国 黒竜江省。日本でのお酒の分類では「雑酒」になる。
白樺の樹液を原料にお酒にしたもの。各種アミノ酸、ミネラル、ビタミンなどが豊富。
アルコ-ル度、12度。白ワイン以上に甘い。
お酒の強くない人には、格好の飲み物。
緑色の瓶に入っている。ぐいのみに入れると、濁ったような色になるので、シェリ-グラスに入れて飲むのがおすすめです。
焼酎の「百年の孤独」が話題になった時に、すかさず出す話題です(笑)
販売はモンデ酒造。
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