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神戸異人館

2005-05-21 | 街角の話し
「うろこの家」は数ある異人館の中でも見応えがある。丁寧に順番に異人館を見て来た人は、ここまで来ると疲れも感じるし、気が付けば結構入館料を払って来たことに気づく(笑)入るかどうか議論しているグル-プもあった。ここは1000円必要。
ここのいいところは
1.隣接の「うろこ美術館」に名画がある。

写真は、アメリカの作家ワイエスの「階段」、他にユトリロの「ミミの家」、マチスやキスリング等もある。
2.美術館の3階からの景色は素晴らしい。

窓にかかったツタがフレ-ムになって、高台から見下ろす神戸は感動的です。
3.ふくろうのお土産

実にいろんな素材のいろんなデザインのフクロウが一杯。アイスクリ-ムを売っている別棟を覗いてください。これはペル-ソニアのふくろう。店員さんに「ソニアて何?」て聞いたら、「知らない..特に意味はないペル-製です」--もっと勉強して欲しいな..。ソニアはペル-の有名な工房の名前です(後で調べて分かったのだが )

他に面白い物
*オ-ストラリアの家*
モ-ツァルト時代のピアノ

ハンマ-.フリュ-ゲルという型。日本人により再現したもの。
フリュ-ゲルというのは、鳥が羽を広げたような形になっているかららしいが??。


*路傍の芸術家*



風見鶏の館の近くで、道端に絵を並べて売っていた。画家はmichiさん。
私が買った絵を持ってポ-ズを取ってくれた。
これと同じ作風の絵葉書と計2枚。料金はご随意にということだった。
少し、払いすぎたかな(反省)いつか有名になってくれるかも。

いろいろ、見るところが多い異人館。他にもおすすめがありそうです。
みなさんはどうでしたか?
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安珍・清姫の鐘

2005-05-16 | 「へぇ~」という話し
5月15日に京都.妙満寺で鐘供養が行われたというニュ-スがあって、昨年訪れた道成寺を思い出した。
安珍・清姫の鐘と言えば、和歌山の道成寺が舞台だが、道成寺には鐘が残っていなくて、その鐘は、京都.妙満寺にある。2004.10.3~2004.11.27の間のみ、道成寺に里帰りしていた(写真はその時に撮ったもの)
鐘にまつわる話しは長いけれど...。
初代の鐘は、928年8月、奥州白河の「安珍」という修験者が熊野へ参詣する途中、紀州の真砂の庄司清次の館に泊まった。そのとき、庄司の娘「清姫」が安珍に思いをよせて言い寄った。安珍は「熊野参詣を済ませたら、もう一度立ち寄る」と約束したが、その約束を破り立寄らずに帰途に就いてしまう。
 そのことを知った清姫は激怒して安珍の後を追いかけ、日高川にかかると清姫は蛇身となり、もの凄い形相で川を渡り、ついに道成寺の釣鐘に隠れた安珍を見つける。清姫は、鐘を取り巻くと、炎を吐き、鐘を真赤に焼き、安珍が黒焦となって死ぬのを見て、自らも日高川に身を投じてしまう。(違ったバ-ジョンの話もある)
2代目の鐘は、1359年焼け残った鐘を再鋳し完成した祝儀の席で、一人の白拍子が来て、舞いながら鐘に近づくと蛇に身を変え、鐘を引きずり降ろし、その中に姿を消した。僧達は「これぞ清姫の怨霊なり」と一心に祈念して、ようやく鐘は上がったのですが、せっかくの鐘も怨念のために音がおかしく、近隣に悪病災厄などが相次いで起こったため、山林に捨てた。この話が後年脚色され、舞曲の「娘道成寺」となる。

その後、200年余りを経た1585年、秀吉の根来攻めの時、家来がこの鐘を拾って陣鐘として使い、そのまま京都に持ち帰った。そして、安珍清姫の怨念解脱のため妙満寺に鐘を納めた。

捨てられていたのを拾って持ち帰ったということになっているが....。道成寺での有名な名物「絵解き説法」では、秀吉が持ち帰ったということになっている。微妙に違う(笑)
長年の交渉の結果、一時的に里帰りが実現したということ。

いつか妙満寺に行こうと思いつつ、もう1年経ってしまったか...。
妙満寺へ行ってきました 2007.5.27)

2004.10.16
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ミナミの新名所  観覧車

2005-05-12 | 街角の話し
道頓堀は、今、河岸が工事中でグリコの前の記念写真は撮りにくい状況ですが、
「ドン・キホーテ」がやってくれました。写真の観覧車です。

世界初が2つある。
ゴンドラが水平に180度回転する。つまり乗った時と逆方向が展望になる。
写真のように壁面に沿って、楕円形に動く。
日本初は1つある。
吊り下げでなくレールに沿って動く。低速のジエットコースターという感じ。

一人だと1000円。二人だと二人で1200円。この料金体系はスゴイ。二人で来いということです。アベック専用かと思うと、ひとつのゴンドラは4人掛け。
空いていると二人で乗れます。
乗ったら早速記念写真してくれます。降りたときに売りに来ますが、1000円です。
上に行くと、遠くに通天閣が見えます。
まあ、いっぺん乗ってみなはれ、おもろいで。
-17.4.24-
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世界一高い日本酒

2005-05-12 | お酒の話し
これは買った分けでもなく飲んだ分けでもない。単なるお話し。(笑)
日経新聞の17年4月19日に掲載されたので、ご存じの方も多いと思う。
茨城の須藤本家が醸造元。
アメリカで売り出したというお話し
限定100本らしい。

買ったら是非、お相伴に預かりたいものです..。
古酒特有の、何とも言えない米の甘さを感じるはず..
ここの通常銘柄は「郷乃誉」これは居酒屋で飲んだことがある。ウマイ酒である。
私は、記念(?)に、同じ醸造元の「郷乃誉」純米吟醸 火入れを申し込みました。

世界一高い日本酒

「花薫光」 純米大吟醸  原酒 1993年無濾過生
720ml 262,500円(消費税込み)
原料米:山田穂 有機栽培(兵庫特A地区)
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写真コンテスト落選の記

2005-05-12 | チャレンジの話し
家内の友人から、ご主人は写真がお好きなようだから、応募して見たらと言われて用紙をいただいた。
思わず乗ってしまった。
泉佐野市公園緑化協会主催。 「子ども達に残したいみどりの景」
待つこと、ひとつき。
「残念ながら...」の通知が来た。
4点応募しました。落選の作品をご覧ください。
それぞれの画像クリックすると大きくして見ていただけます。

座ってごらん 金熊寺(泉南市)


野田藤
梶本さん宅(泉南市)


雲が水面に 稲倉池
泉佐野市

巨木 岡中の楠
泉南市



追記

同じ頃、息子は、阪神道路協会主催のフォトコンテストに応募。
ETC特別賞に入選。入選作の展示(2005年4月29日(祝)~5月29日(日))は泉大津パーキングエリアにて行なわれているので早速行って来ました。


息子の入選作
タイトル 道路(みち)と人間(ひと)の未来図
「ホルガ」で撮った写真。カメラの特色が良く出ている。タイトルも主催者受けしたのかも。
撮影場所 貝塚二色浜  展示されていた写真を撮りました。


会場の泉大津パ-キングエリアの連絡通路 似たようなアングルで1枚(笑)


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ホルガで遊ぶ

2005-05-12 | チャレンジの話し
ホルガ(HOLG)というカメラが人気がある。中国製のオモチャカメラだ。-値段はそこそこするが..。(機種にもよるが8千円くらい)
レンズも何もかもプラスチックで出来ている。ストラップは付いているが説明書には付けない方がいいと書いてある。
(笑)何故なら、ストラップを引っ張り過ぎるとカメラケ-スがはずれる可能性がある。構造が軟弱なのだ。
最大のポイントはカメラを触った人なら、何時かは欲しいと憧れる 6x6判ということ。写真が映える-プロが使っている。

1.ピントと絞りは、極めてアバウト。-運任せである。ダイヤルは付いているがホンマカな~。
2.写真の四隅は光量が落ちるためにぼやける。
3.レンズは殆ど機能してないのではというくらいに無茶苦茶広角。
4.逆光、ピンボケ、手振れの対策はカメラにはない。
5.フィルムの送りは手動。巻洩れたら二重露光。巻きすぎたらフィルムがムダ。

つまり、しっかり面倒見ないと「どうしょうもないやつ」
上記の1~5がすべていい面に傾いたら、そこには「偶然」という「ア-ト」が出来るかも知れない。
フィルムと現像焼き付けは、少し高い。私はリバ-サルフィルムを使っている。
タイトルの写真は、水間寺。上記の3の効果。ピントが甘いが、もっと晴れた日ならいい感じになりそう。


この写真は、愛車のヘッドライト。洗車した後なので電線もしっかり写っている。
普通に撮った写真は、みな凡作になる。(笑)思いっきりア-トに攻めないと面白くならないようだ。
これからも、いろいろ楽しめそう。
息子が彼女からプレゼントされたカメラなので自由には使えないが(笑
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QRコ-ド

2005-05-12 | 街角の話し
QRコ-ド、最近見かけるようになりました。
ORは Quick Responseの略です。簡単に言ってしまえば携帯電話で読むバーコードです。
従来のバ-コ-ドは1方向だけに情報をもっていますが、縦横2方向に情報を持つ“2次元コード”の一種です。その2次元コ-ドの一つが(10種類程あるらしい)(株)デンソーが開発したマトリックス方式のQRコ-ドというもので、NTTドコモ、au、ボーダフォンの端末で読み込みが可能です。
上のQRコ-ドはkazu_sanの携帯用HPのアドレスが出ます。お手持ちの携帯で撮して見てください。

使える端末
NTTドコモ、au、ボーダフォンの携帯電話で、カメラが付いていて、バ-コ-ド読み取りの機能がある機種。

使い方
カメラモ-ドでバ-コ-ド読み取りにしてQRコ-ドを撮影。手ブレすると撮影がうまく行きませんよ。

どうなる
ピントが合うと、読み込んだデ-タ-が変換されて表示されます

どうする
URLなら、それをクリックしてWEBにアクセスできます。メ-ルアドレスなら、メ-ルの宛先として指定できます。

何がいいの
いちいち長ったらしいアドレスを入力する必要がない。
一番の使い道は、名刺にこのコ-ドを印刷する。名刺を持たない人は、ハンコにしてもいい。これらはビジネス展開されています。

後は、考えれば、大もうけ出きるかも。(笑)

入力しているコ-ドと携帯の電話番号とを組み合わせ単に、変換しただけでは解読出来ない仕組みにすれば本人確認に使えますね。

どうやって作るの
QRWindow というフリ-ソフトがあります。
http://www.qrcode.org/
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凜の国

2005-05-12 | 街角の話し
凜の国とは日本のことである。
「日本人の伝統の精神」とは? 戦争体験世代の著者 前野徹が孫の世代に残したい「正しい日本の歴史、伝統、文化」を書き尽くした一冊。
15歳の天才歌手・林明日香と78歳の著者との出会いから生まれた書。「自分の国を愛しなさい」と結ぶ。

CDと本のコラボレ-ションである。写真はCDも本も一緒。
CDの方も、すごい歌である。和田アキ子のような歌い方。15才とは思えない。ホイットニ-ヒュ-ストンと言ってもいいかも。デビュ-曲ake-kaze もなかなかの物だった。
本のプロデュ-スをした鈴木健士が本に感動して作詞した歌詞もすごい。


暁影に精霊達の 谺(こだま)が幾重に響きゆく
時機(とき)はきたれり
蒸された風に 目覚めるいのち 凜と首立て
今 眼を開く
天翔け 瘴気(しょうき)の 大地を蹴って 
雲間の光を 螺旋(らせん)に昇れ

この息吹 遥か 
亜州架に 彩香なれ


読んでも良く分からないと思うが、聞くと何故か元気が出る勇壮な歌。
瘴気は、熱病を起こさせるという山川の毒気。
亜州架は造語でアジアの架け橋という意味。

ところで、凜とはきりりとひきしまっていて勇ましいと言う意味だが、ATOKでもIMEでも普通にはこの漢字は出ない。凛の方が変換される。部首検索で探すしかない。示と禾の違い。
両方共に当用漢字、常用漢字にない。
凛 は JIS漢字に1978年当初からあるが、2004年9月にようやく人名用漢字に追加された。
凜 は 1990年にようやくJIS漢字に追加されたが、その年に人名用漢字として登録された。
(この知識は日経パソコンの清水哲郎氏のコラムの受け売りです
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樋口一葉と野口英世

2005-05-12 | 街角の話し
2004年11月1日に新札が発行された。
新5千円札は樋口一葉、新千円札は野口英世である。
5千円札は、新渡戸稲造がようやく慣れてきたのに..。そこで新登場のお二人のおさらい。

樋口一葉
「たけくらべ」を書いた小説家。試験に出るので覚えたが、後は良く知らない。
「こんにちは一葉さん」森まゆみ。という本が出た。
明治5年に生まれ、明治29年に24才でなくなった。写真の通り勝ち気さが顔に出ている美人である。お札の肖像にする値打ちのある同じ女性作家では、与謝野晶子が有名だが、顔で勝った(笑)
私の年代では「たけくらべ」を読んだ人は少ない。「たけくらべ」は大黒屋(遊女屋)の美登里(14才)とお寺の息子、藤本信如(15才)の物語。美登里は美人ではないけれど活発で、声も良く愛敬あふれる女の子(もてるタイプということ)信如は頭も良くて性格もいい。美登里の大人になる前の女としてのプライド.意地が切なく描かれる、はかない恋と運命の物語。今流行の純愛ドラマです。1955年に美登里-美空ひばり、信如-北原隆で映画になっている。樋口一葉の人生は短かく、貧困であった。そして作家として華々しかったのは、わずか14ケ月。
女性初の職業作家、女性初の文化人切手に採用。今回紙幣に女性として初登場。その生き様に明治という時代を象徴する女性であった。

野口英世
子供の時から、伝記として読んだ一番多い人ではないだろうか?その人生は誰もが知っている。
「野口英世の生き方」という本が出た。(星亮一著)そこに描かれるのは、すさまじいまでの「執念」と「挑戦」の人生を歩む一人の男。身体的なハンディからくるコンプレックスの反動を超える物がある。明治9年生まれ、昭和3年5月21日に51才でなくなった。実は私の誕生日は5月21日。名前も「英」の一字が入っている。そんなささいな事から、子供の頃から親密感を持っている偉人であった(笑)
墓碑には、的確に彼の人生が語られている。
Through devotion to science he lived and died for humanity
科学への献身により 人類のために生き 人類のために死せり
(本とは日本語訳を変えてます)

その生活振りは、聖人君子ではなかったようだし、彼の時代には電子顕微鏡はなかったので発見出来ない物もある。
しかし、今なお、私たちの心に残る偉人である。それは、野口英世を愛する人が多いからである。
以上
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天目酒(てんもくざけ)  木綿や

2005-05-12 | お酒の話し
心斎橋に天目酒を飲ませてくれるお店がある。心斎橋筋南船場のおしゃれな居酒屋「酒菜・銀しゃり 木綿や」さん。
由来をお店の吉田銀石氏に聞くと「竜馬が行く」という本の中に「心斎橋名物天目酒」というのが一行出てくる。これを復元(?)したとのこと。
天目茶碗に、にごり酒が入って出てくる。【写真】
天目茶碗というのは、中国浙江省天目山がその名の由来といわれ、素地は堅く、黒褐色で形状はややこぶりで浅くて、碗のロ縁はスッポンロといわれる形状の曲線になっているのが特徴で、瀬戸天目・白天目・菊花天目などが有名。
中のにごり酒は、香川県の川鶴酒造のにごり酒。
黒の器に、真っ白のにごり酒、見た目にもヨダレが出てくる。

多分こんな感じだったのではないかということで復元したとのこと。
その心意気がすごい。坂本竜馬になって幕末の雰囲気を味わえる美酒である。
大阪市中央区南船場3-10-4 ホワードグルメ館2/3F
【竜馬が行くについて】
司馬遼太郎が坂本竜馬を描いた大作が「竜馬が行く」である。
その中で、竜馬が人を訪ねて大坂の長州藩邸(現在の土佐堀辺り)を訪れたが、一足遅れで会えなかったので、やむを得ず、心斎橋近くの旅館に泊まることになり、心斎橋を歩く場面がある。
当時、すでに心斎橋周辺は賑やかな通りであったようだ。
下の文章は、司馬遼太郎作 「竜馬が行く」の第3巻より抜粋(文中の東順慶町筋というのは、今の南船場3~4丁目辺りと思うので心斎橋から四つ橋あたりまで夜店が並んでいたのだ思う。)

--以下引用----

心斎橋から、東順慶町筋、新町橋までにいたる三丁のあいだは、夜にはいって両側の店にこうこうと灯がかがやき、屋台が出、辻々に香具師が立って、往き来する人が、ひきもきらない。
...(省略)......

「面白いのう」
一つ一つ、店の品物をのぞきながら、自然と顔が笑えてくるのである。

盛り売りのそば。
焼きまんじゅう。
心斎橋名物の天目酒
豆腐のみそ田楽
うなぎのかばやき。
新田屋のきざみ煙草。
扇屋のビンツケ
....(以下省略)....

【川鶴酒造のにごり酒】
大阪の酒屋さんには出荷されていませんが、直接頼めば送ってくれます。
以上
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京都市勧業館(みやこめっせ)

2005-05-12 | ア-トな話し
近くの平安神宮にも負けない朱色のオブジェのある京都市勧業館。
京都の工芸品の数々が常設展示されている。京都の良さを知るには格好の場所です。9百万円の仏壇も展示されている。館内の「レストランめっせ」は1500円の季節御膳がおすすめ。
京都市美術館の帰りに寄った。同館では「フィレンツェ」展が行われている。7つのカテゴリ-に分けて総合的にフイレンツェを理解させようというのが学芸員の意図なのか目玉を意図する展示にしてない。勝手に目玉を作った。「磔刑のキリスト」ミケランジェロの作品。海外初出品。小品だし地味な場所に展示しているので一瞥して通り過ぎる人もある。全方向から見えるように展示は工夫されている。細部まで見事な出来映えなのはさすがです。「ラピスラズリの水差し」キャプションには「何よりもまず素材の高価さにある..」とある通り。ラピスラズリはあのフェルメールの青の絵具の素材。金色の斑点が輝く群青のこの石は「星のきらめく天空の破片」と言われ、貴重な石。水差しに出来る位の大きな原石を削って作った物。何の芸術的工夫をしなくても素晴らしい。芸術品というよりも贅沢品。もっとうやうやしく展示して欲しかったな。
17.2.6
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中国国宝展  国立国際美術館

2005-05-12 | ア-トな話し
1970年の大阪万博時に万博公園内にたてられた万博美術館が1977年に国立国際美術館となり2004年に、完全地下型美術館として中之島に移転してきた。
大阪市立科学館の隣である。
2004年11月3日から開館記念として、マルセル・デュシャン展が行われた。残念ながら諸事情により、どうしても行けなかった。
今回、中国国宝展が開かれたので飛んで行った。中国には日本のような「国宝」というシステムはないので、多少の違和感があるが「国の宝」と思えばいい。
金縷玉衣。徐州のあの兵馬傭が発見された近くの獅子山楚王陵から発見された物。
4000個の玉片(麻雀牌の薄いような物)を黄金の針金でつなぎあわせた死者の身体を覆う物。とにかくすごい。
会場で一番ドキッとするのは、菩薩立像。穏やかな顔立ちに思わず引き込まれます。後で分かったことだが、これが今回のパンフレットの表紙。地下2階では常設展が何気なく行われているが、こちらもいい。ピカソも3点ある。セザンヌやカンディンスキ-もある。ジム.ダインの「帽子」もいい味を出している。
17.1.22
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