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モネ展 マルモッタン・モネ美術館所蔵 「印象、日の出」から「睡蓮」まで

2016-03-11 | ア-トな話し
《印象、日の出》 1872年
東京-福岡ー京都ー新潟と巡回

2016年3月1日~5月8日 京都市美術館

「光紡ぐ肌のルノワール」展が3月19日 ~6月5日開催予定
日本人には大人気の二つの展覧会が同じ美術館で開催される
多分大混雑になる。
お目当ての 印象、日の出は3/21までの展示

やっぱり 印象、日の出 最優先で行ってきました。京都では33年振りの公開らしい(東京では21年振りらしい)

清々しい清涼感のある日の出です






クロード・モネ(1840-1926)は、生前に成功した画家で、晩年のものを中心に多くの作品を最期まで手元に残しました。これらは息子のミシェルが相続しましたが、その後、ミシェルの遺志でマルモッタン美術館に遺贈されました。その数およそ150点。モネが晩年に何度も取り組んだ「睡蓮」や「日本の橋」だけでなく、10代後半で描いたカリカチュア(風刺画)や30代から40代の風景画も含まれ、モネの画業を辿ることができる画家本人によるプライベート・コレクションです。この特別な作品群を譲り受け、マルモッタン美術館は、「マルモッタン・モネ美術館」と名称を変えました。

本展では、このモネ・コレクションから選りすぐりの約90点を展示。うち約7割がモネ自身の手によるもので、ほかにはモネ自身が収集した作品やモネ愛用の品を紹介。マルモッタン・モネ美術館だからこそ実現できた“究極のモネ展”。



マルモッタン・モネ美術館でもっとも知られているのは《印象、日の出》。「印象派」という言葉の由来となった歴史的作品で、ジョルジュ・ド・ベリオが所蔵していたものです。ド・ベリオ氏はモネをはじめとする印象派の画家も診ていた医師で、初期の印象派を評価した数少ない収集家の一人。そのコレクションは1940年にマルモッタン美術館に寄贈されました。
本展には、このド・ベリオ・コレクションから、《印象、日の出》、《テュイルリー公園》、《雪の効果、日没》の3点が出展されます。《印象、日の出》は、今でこそ印象派のもっとも有名な作品のひとつですが、20世紀半ばまでは《テュイルリー公園》-3/22から展示 の方が高い評価を得ていました。



モネが見た、この日の出は 1872年11月13日

読売新聞で特集をやってました


印象派の名前の由来となった《印象、日の出》。モネが幼い頃過ごしたフランス北西部の町、ル・アーヴルの港に日が昇る様子を描いたものですが、制作年などを巡り議論を呼んでいました。

 作品には「Claude Monet.72」と自筆のサインがありますが、モネが1872年にル・アーヴルを訪れた記録はなく、実際には1873年に描かれたとの見方が大勢を占めていました。一時は、「日の出」ではなく、「日の入り」ではないかとさえ言われたこともありました。

 議論に決着をつけようと、マルモッタン・モネ美術館では2014年、アメリカ・テキサス州立大学の天文学者ドナルド・W・オルセン氏らとともに作品が描かれた日時の調査を行いました。

 19世紀に撮影された写真や地図をもとに、モネが作品を描いた場所を特定。さらに作品から太陽の位置や潮位を調べ、当時の気象の記録から天気や風向きが一致するのは1872年11月13日、もしくは1873年1月25日だと導き出しました。その上で作品に「72」と書かれていることや美術史家の分析を踏まえ、作品が描かれたのは1872年11月13日7時35分頃の可能性が高いと発表しました。
本展ではマルモッタン・モネ美術館の見解に沿い、制作年を1872年としています。





「はじめ」と「おわり」はこの展覧会のコンセプトなのでしょうか。

モネの画業のはじめです




《劇作家フランソワ・ニコライ、通称クレルヴィユ》1858年

18歳の頃のモネが描いた「カリカチュア」(風刺画)と呼ばれる一連の作品。描いたそばから店のショーウィンドーに展示し販売していたそうで、現存するカリカチュアは65点だけだそうです。

紙に鉛筆を自由闊達に走らせ、すらすら~と描いてしまった若き日のモネ作品は、他の展覧会では中々お目にかかれれない貴重なものです。



《ポンポン付きの縁なし帽子をかぶったミシェル・モネの肖像》

モネの最初の妻カミーユとの間の次男ミシェル、2歳の肖像。



《雪の効果、日没》1875年



《オランダのチューリップ畑》1886年



《ジヴェルニーの黄色いアイリス畑》1887年



《白いクレマチス》1887年



《睡蓮》1917年~19年




《ポリーの肖像》1886年

質素な身なりで、純朴そうな人物がすっとまっすぐにこちらを見ている。
思わず見とれてしまいます 心に残る作品です


画家モネの「はじめ」が、人物の特徴を細かく捉えたカリカチュアだとすると、「おわり」はまるで現代アート



《バラの小道、ジヴェルニー》1920-1922年

1912年に白内障と診断され3回もの手術を受けたモネが、晩年観ていた世界はどんなものだったのでしょうか。

会場は ちょうど一杯という感じの混み具合でした

《印象、日の出》の前は二列です 前列でじっくり見たい人と後列でもいいという人です
当然前列で並びましたが少し停まっただけでした 平日だからでしょうね(笑)



クリアファイル
この《印象、日の出》と《白いクレマチス》のクリアファイルを持った人がレジでは目立ちました




過去に観たモネの展覧会

2004.2 モネ.ルノワ-ルと印象派展 Bunkamuraザ.ミュ-ジアム
2004.4 マルモッタン美術館展 京都市美術館

2004.11.28 モネ 光の賛歌 奈良県立美術館

2014.10.31   夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ Bunkamura
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