goo

モネ.ルノワ-ルと印象派展

2004-12-31 | ア-トな話し
東京 Bunkamuraザ.ミュ-ジアムに行った。
夕方だったこともあり渋谷駅前の人混みを抜けるには、いつもながら手強い。(笑)

関西地区の開催予定がないこの展覧会。モネとルノワ-ルの作品点数が多いのと作品のほとんどが個人蔵というのが特色。つまりあまり見る機会がない作品が展示される。
ルノワ-ルとモネが同じ時期に同じ場所から描いたと言われている「アルジャントゥイユの鉄橋」(作品名も一緒)を見比べるのも面白い。


クロード・モネ 作



ルノワール 作

二人がキャンパスを並べて描いた作品と言われています。
モネの方は、写真で撮ったような水面のリアルなきらめきや鉄の硬い質感、そこに硬く反射する光が見事です。
ルノワールの方は、橋と河とが柔らかに表現されている。光と時間の流れという、静かだけれども動的です。
当時、鉄橋は珍しかったのでしょう。


シスレ-の作品が8点ある。これも多分あまりない。


シスレー サン=マメスのロワン運河

タイトルのパンフレットの写真(右)は、ルノワールの青い服の子供(部分)



ルノワール 肌着を直す若い娘 <ルイーズ・ベンゼル>

ルノワールの真骨頂の作品です。

印象派を風景か人物かという切り口で迫る。見応えのある展覧会。


先日テレビ(美の巨人)でプルシャン・ブルーについての特集があった。濃青色の人工顔料である。美術史上画期的な発見であった。フェメ-ルが好んだウルトラマリン・ブルーはラピスラズリという鉱石から採取した青。絵具に対する画家達の拘りはすごい。

この展覧会のキャッチコピ-は「真実は光の中にあった」である。
それも画家の特に印象派の拘りと言える。5月9日まで開催中。

他に、モネ、カミーユ・ピサロ、ジョルジュ・スーラ、アンリ=エドモン・クロス
ポール=ジャニック、ロートレック、ピエール・ボナール、エドゥアール=ヴュイヤールの作品がありました。
-16.4.4-
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。