Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

魅了される音色(ヒバシヨウジ)

2018-02-19 18:49:52 | ヨウジウオ科

気持ちのいい青空だった本日のやんばるです。

南からの風も心地よかった。

もう厳しい冷え込みはないのではないでしょうか。

水温も今がボトムだと思えるのですが…。

風は南のち南西。晴天。

■■

『ひばし』という言葉を聞いて、『火箸』のことだとすぐに思い当たりますでしょうか。

あるいは『火箸』という字を見て、どんなものかイメージできますでしょうか。

例えば20代~30代の世代だと、どれくらいの人が実際に火箸を使ったことがあるのかな…。

僕は幼少の頃に目にしたこともありますし、使ったこともあります。祖母の家に『火鉢』がありましたから。

お正月に遊びに行ったときなどには、火鉢でお餅を焼いて食べたりしました。

念のために書いておくと、『火鉢』は陶磁器や金属や木材の器に灰を入れ、その上で炭を燃焼させる器具。そのときに、炭を足したり火力を調整したりするときに使うのが『火箸』という金属製の長い箸。

どちらもかつては冬季の一般的な家庭用具だったはずですが、今はこれらを常備しているお家はほとんどないのでしょうねぇ。

火を熾すのに手間がかかるわりには、一酸化炭素中毒や火災のリスクがありそうですし。

でも火鉢で焼いた餅は美味しかったなぁ…。

火箸は今、風鈴として生き残っているのだとか。

〈明珍火箸〉の風鈴は美しい音色で鳴るのだそうで、スティーヴィー・ワンダーもその音に魅了されたのだそうです。

■■

さて…

〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科ヒバシヨウジ属ヒバシヨウジ Doryrhamphus (Doryrhamphus) excisus excisus 18年1月18日 沖縄島安和〉

学名種小名及び亜種小名は『すべり落ちた、消失した』の意。

何処かからすべり落ちてるようには見えませんので、消失したの方でしょうか。

形態上のことかな…。

■■

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

和名のヒバシは、もちろん火箸のような形からでしょうね。

しかしヨウジウオの楊枝の方も同じような形ですよね。

細長く先端が尖っているという意味を、二重に表現するような名前になってるように思えたりも…。

 


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