Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

彩色・無彩色(ヒバシヨウジ+α)

2018-10-01 17:18:04 | ヨウジウオ科

台風一過、ギラギラ日差しの本日のやんばるです。

台風24号は各地で様々な猛威を振るっていったようですが、それは当地でも…。

台風が近づくなかあっさりと停電し、今日の午前まで約45時間停電してました。

まだ完全な復旧は完了していなくて、電気の供給は不安定な状態です。

今この瞬間にも停電してPCがダウンするかも…とドキドキしながら書いていたり…。

というわけで、速やかに更新しないと…。

風は北。晴天。

■■

さてもう前置きなしに直ちに画像に…

〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科ヒバシヨウジ属ヒバシヨウジ Doryrhamphus (Doryrhamphus) excisus excisus 18年8月24日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科ヒバシヨウジ属ヒバシヨウジ Doryrhamphus (Doryrhamphus) excisus excisus 18年6月14日 沖縄島安和〉

そして成魚。

幼魚のモノトーンに対して、成魚は鮮やかなバイカラーって感じですね。

幼魚は生き残るために、枯葉や枯枝の切れっ端、あるいは千切れた樹皮に擬態しているのでしょうか。実際に水中では一見無生物に見えたりします。

無彩色で生き残り、成長して彩色され繁殖するわけです。画像の成魚は腹部に体外運搬型卵保護中です。ということは雄ですね。ヨウジウオ科の卵保護は、雄が担当しますから。

彩色といえば…

〈イサキ科コロダイ属コロダイ Diagramma pictum 18年7月24日 沖縄島新里〉

画像は幼魚。

白と黒。いわゆるモノクロームの無彩色。

しかし学名種小名は『彩色した・多彩な』の意。

まあ成魚は鮮やかな色彩・模様を纏い、成長の過程でもかなり多彩に色彩・模様を変化させたりもします。

ところで、何故最初は白黒の無彩色なのでしょう。

ヒバシヨウジのように何かに擬態しているようには思えませんよね。

あるいは分断色でしょうか。白ないしは黒のどちらかの色が目立っって、全体の形を判りにくくしているとか…。

 


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