Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

指標(テングカワハギ)

2012-01-13 19:10:32 | カワハギ科

穏やかな天気に穏やかな海だった本日の沖縄島です。

風はゆる~い北東。曇時々晴れ。

120113

〈カワハギ科テングカワハギ属テングカワハギ(Oxymonacanthus longirostris) 11年12月7日 沖縄島ホーシュー〉

サンゴ礁の浅場に生息する本種、この画像の撮影水深も8mくらい。

ミドリイシ類の樹枝状サンゴの枝間や周りをユラユラ泳ぎ回る被写体。

夜はその枝間に潜り込んで、枝に腹を押しつけ、背鰭の棘を別の枝に突っ張って眠るのだそう。

そして昼間はそのサンゴのポリプを、本種の特徴であるおちょぼ口でついばんで食べるのだそう。

彼らにとって、サンゴは寝床であり食料でもあるってことですね。

また一夫一妻の繁殖タイプで、夫婦で協力して縄張りを守り、エサを確保しているのだそう。

なんにしても、本種を被写体にできるということは、そのポイントのミドリイシ類サンゴが豊富に生息しているということ。

そんな指標になる魚です。

台風シーズンが終わり北風が強まり始める頃、普通にこの魚を被写体にできることに安心したりしながら撮りました。

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