Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

琉球と沖縄(リュウキュウウツボ)

2017-10-12 19:38:23 | ウツボ科

真夏日続き、凪続きのやんばるです。

後半は雨交じりの空模様になりましたけど。

この時期は一雨ごとに涼しくなる…はずなのですが、明日も真夏日の予報です。

というのも、この雨は前線由来の雨ではなく、南の海上にある熱帯低気圧の影響だからだそう。

明日には、この熱低が台風になりそうですが、沖縄島に近づくことなく西進するようです。

風は北東~東。晴れのち曇、のち一時雨。

■■

当地は、琉球列島沖縄諸島沖縄島。

地元紙は、琉球新報や沖縄タイムス。

地元の銀行は琉球銀行や沖縄銀行。

琉球大学や沖縄大学なんて学校もあります。

つまり何が言いたいかというと、当地を表すのに『琉球』と『沖縄』の2つの表現があるわけです。

当地はその昔『琉球王国』でした。しかし廃藩置県で『沖縄県』に。

だから、『琉球』というのは古い表現で、『沖縄』というのが新しい表現なのだろう…なんて漠然と思ってました。

『琉球』の語源は、一説によると中国語の『琉蛟(りゅうこう)』なのだとか。

これは琉球列島が『蛟(みずち:水竜・水神)』を連想させるからのよう。

この言葉(表記)が定着したのは14世紀頃なのだとか。

因みに琉球王国が成立したのは1429年です。

『琉球』という言葉が定着する以前、当地は『オキナハ』あるいは『オキナファ・オキナパ』と呼ばれていたのだそう。

その由来は、一説によると〈沖あいの漁場〉を意味する『おき(沖)な(魚)は(場)』なのだとか。

この言葉の初出は、779年の書物に表記されたものだそう。

つまり『沖縄』という表現の方が断然古いものだということですね…。

僕のイメージは完全に間違ってました……。

■■

さて…

〈ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属リュウキュウウツボ Gymnothorax ryukyuensis 17年8月25日 沖縄島安和〉

学名種小名は『琉球の』の意。

本種のタイプ産地が、当地沖縄島であることから。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コスチューム(ダンダラスズ... | トップ | にわび…(トモシビイトヒキベ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。