真夏日続き、凪続きのやんばるです。
後半は雨交じりの空模様になりましたけど。
この時期は一雨ごとに涼しくなる…はずなのですが、明日も真夏日の予報です。
というのも、この雨は前線由来の雨ではなく、南の海上にある熱帯低気圧の影響だからだそう。
明日には、この熱低が台風になりそうですが、沖縄島に近づくことなく西進するようです。
風は北東~東。晴れのち曇、のち一時雨。
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当地は、琉球列島沖縄諸島沖縄島。
地元紙は、琉球新報や沖縄タイムス。
地元の銀行は琉球銀行や沖縄銀行。
琉球大学や沖縄大学なんて学校もあります。
つまり何が言いたいかというと、当地を表すのに『琉球』と『沖縄』の2つの表現があるわけです。
当地はその昔『琉球王国』でした。しかし廃藩置県で『沖縄県』に。
だから、『琉球』というのは古い表現で、『沖縄』というのが新しい表現なのだろう…なんて漠然と思ってました。
『琉球』の語源は、一説によると中国語の『琉蛟(りゅうこう)』なのだとか。
これは琉球列島が『蛟(みずち:水竜・水神)』を連想させるからのよう。
この言葉(表記)が定着したのは14世紀頃なのだとか。
因みに琉球王国が成立したのは1429年です。
『琉球』という言葉が定着する以前、当地は『オキナハ』あるいは『オキナファ・オキナパ』と呼ばれていたのだそう。
その由来は、一説によると〈沖あいの漁場〉を意味する『おき(沖)な(魚)は(場)』なのだとか。
この言葉の初出は、779年の書物に表記されたものだそう。
つまり『沖縄』という表現の方が断然古いものだということですね…。
僕のイメージは完全に間違ってました……。
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さて…
〈ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属リュウキュウウツボ Gymnothorax ryukyuensis 17年8月25日 沖縄島安和〉
学名種小名は『琉球の』の意。
本種のタイプ産地が、当地沖縄島であることから。