Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

贈り物の数え方(クビナガアケウス)

2018-12-21 18:58:24 | エビ・カニ類

早朝は雨でしたが、時間と共に陽光タップリな空模様になった本日のやんばるです。

風は弱く、気温も湿度も高くて、過ごしやすい一日に。

明日は冬至ですが、当地の次の冷え込みは28日以降なのだそうです。

それまでは今日と似たような日が続くようです。

風は南西のち北西のち北東。雨のち晴れ。

■■

想像してみて下さい。あなたは今どこかの道場にいます。あなたはそこで武道を習っているようです。外から師匠の声が聞こえた来ました。

「そこに薙刀(なぎなた)は、いくつあったかな?」

道場の壁際を見ると、薙刀が三つ立ててありました。あなたは師匠に何と返事しますか?

もう一つ、想像してみて下さい。あなたは友人三人にクリスマスの贈り物をしようと思い立ちました。そこでデパートに出かけ商品を選びます。三人に同じ物を贈ろうと思い、選んだ商品が三つあるか店員さんに尋ねようとしています。何と尋ねますか?

つまりこれらは数え方の話です。

最初の薙刀については、こう答えるのが正解なのだとか。

「師匠、三枝です」

次の贈り物については、こう尋ねるのが正解なのだそう。

「同じ物を三枝贈りたいのですが、ありますか」

薙刀と贈り物は同じ数え方をするのか、と思ったらそれは間違い。というのも薙刀の方は『三枝(さんし)』と読み、贈り物の方は『三枝(さんえだ)』と読むのだそう。

『枝(し)』の方は、細長い物を数えるのに用いる助数詞なのだとか。

そして『枝(えだ)』の方は、その昔贈り物をするときにその品物だけを渡すのは味気ないので、花を添えたのだそう。花の咲いた枝を手折って添えたということなのでしょうね。

そうやって、送り手の気持ちを込めたのかもしれませんね。

■■

さて…

〈ヒシガニ科クビナガアケウス属クビナガアケウス Lambrachaeus ramifer 18年11月15日 沖縄島安和〉

学名種小名は『枝有する』の意。

甲長の1.5倍にもなる長い額やはさみ脚には、いばら状のとげが枝分かれするように並んでいますが、そのことでしょうか。

 


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