Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

三科一体(イソギンチャクモドキカクレエビ)

2009-01-28 18:36:21 | エビ・カニ類

ダイビングの合間に日向にいると、

『う~ん、気持ちいいー』

って感じだった本日の沖縄島です。

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これまで3つの科に分類されていた深海魚が、実は1つの科の子・雄・雌であることが分かったんだそうです。

判明したのはリボンイワシ科、ソコクジラウオ科、クジラウオ科の3科。

最近採集された標本からミトコンドリアDNAを抽出し、ゲノムを解析したところ、3科が非常に近いと判明。また頭骨などの形態を詳細に比較し直し、子と雄、雌と結論づけたんだそう。

種レベルの対応関係は、まだ分かってないんだとか。

三位一体ならぬ、三科一体ってところですか…。

分子生物学や発生生物学と分類学が、それこそ三位一体になってるっぽい今日この頃。こんな風に違うと思われてた魚が統合されたり、あるいはその逆も、それも分類のいろんなレベルで判明していくんでしょうねぇ。

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風は北のち南東。晴れ、後半一時パラパラっと小雨。

090128

〈テナガエビ科イソギンチャクモドキカクレエビ属イソギンチャクモドキカクレエビ(Pliopontonia furtiva) 08年12月3日 沖縄島安和〉

透明な体に散在する黄色の斑紋が綺麗なエビです。

宿主のオオイソギンチャクモドキから離れないので、じっくりねばって撮影できます。

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