Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

隣接する婚姻色(オキナワスズメダイ)

2008-06-25 18:53:43 | スズメダイ科

前半はすぐに皮膚が痛くなるような鋭すぎる日差しでしたが、ダイビング終了後には雨が降り出し、最終的にややヒンヤリした空気になった本日の沖縄島です。

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アオバスズメダイとデバスズメダイは、共に枝状サンゴのまわりに群生し、体色も蛍光系ブルー(あるいは蛍光系グリーン)で、とてもよく似たスズメダイです。

アオバスズメダイは胸鰭の腋部に黒斑があり、泳ぐときに胸鰭をパタパタ動かしたときにその黒斑があらわれるので、それで見分けたりします。

まあでも一見しただけでは見分けにくい2種です。

が、今日は簡単に見分けがつくようになってました。

どちらも婚姻色の個体がとても多かったから。

アオバスズメダイは、尾鰭後端が黄色味をおびて、尾柄部あたりから尾鰭にかけてと体側上部が鮮やかな青に発色、またはそれが濃くなって黒っぽく変化してました。

デバスズメダイのほうは、尻鰭と背鰭後半が黄色味をおびて、胸鰭上端部(前端部?)に黒い帯があらわれてました。

2種は普段の住処と同じようにネスト(産卵床)も隣接してましたが、違いは一目瞭然状態。

普段は同じような体色の2種が、全然違う婚姻色でネストをせっせと整えてるのを見てると、なんとも不思議に思えたりして…。

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風は南西。快晴のち強雨。

080625

〈スズメダイ科ソラスズメダイ亜科オキナワスズメダイ属オキナワスズメダイ(Pomachromis richardsoni) 08年5月15日 沖縄島安和〉

画像は幼魚です。

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