相変わらず陽光ギラギラ、風は弱~く海は凪。
そんな日が続いてますやんばるです。
熱帯低気圧は次々と生まれていて、そのまま台風に発達しそうなものもありますが…。
全部直接的には、沖縄島に関係なさそうです。
もっとも間接的な影響はありそうで、来週は不安定な空模様になりそう。
まあ、スコール系の雨は気持ちいいので大歓迎ですが。
風は北東。快晴。
〈カノコキセワタガイ科エンビキセワタ属エンビキセワタ Odontoglaja guamensis 16年6月13日 沖縄島崎山〉
エンビはもちろん燕尾からでしょう。
つまりツバメの尾。まあ、後ろの方がそのまんまの形をしてますからね。
燕尾といえば燕尾服。
19世紀中半以降の正装。
戦前日本の服制を定めた『明治5年太政官布告第339号』というものがあるのだそう。
そこでは、燕尾服が『通常礼服』とされていたそう。小礼服とも呼ばれ、下級官吏や民間人の最上級正装とされていたのだとか。
もともとは乗馬服だったそうです。裾が割れているのは、乗馬のときに鞍の上でもたつかないためなのだとか。
最上級正装を纏ったウミウシ…といいたいところですが、その体色が……。
燕尾服は黒が正式な色なのだそうですから。
まあ、警告色なのでしょうけど。
エンビという響きには、艶美という言葉もあります。
その意味は、あでやかで美しいこと。つややかでなまめかしいこと。
こちらの方が、似合っているようにも思えますけど…。
燕尾服を纏ったウミウシには他にもこんなのが↓
〈カノコキセワタガイ科ノアルダガイ属エンビノアルダガイ Noalda sp. 16年6月13日 沖縄島安和〉
こちらも黒ではないですね。
白い燕尾服…。
新郎さんっぽい感じに思えたり…。