Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

自身と真理(トモシビイトヒキベラ)

2022-11-15 19:34:47 | ベラ科

一日を通してドンヨリな曇り空だった本日のやんばるです。

気温もそんなに上がらず……。

まあ、風がゆるやかだったので、寒さは感じませんでしたけど。

明日も今日のような天気みたい。週末にかけても今一つスッキリと晴れないようです。

ただ明後日以降は夏日の予報になってますけど。

風は概ね北。曇、午後の遅くに一時雨。

■■

『灯火(ともしび)』

もちろん明かりのこと。

火を獲得した人類は、その熱を調理や暖房に利用する傍ら、火から発せられる光を暗い場所を照らす道具として利用しました。

その結果人類の活動空間や活動時間が飛躍的に広がったのだとか。

人類が初めて用いた灯火はおそらく焚火で、それは日本神話の天岩戸の場面にも登場するのだそう。

その後も数々の照明器具を生み出していき、仏教と共に大陸から輸入された蝋燭によって、携帯出来る明かりを手に入れました。

燭台や雪洞(ぼんぼり)、提灯などの灯火具により、蝋燭の灯火は手軽に携行出来るようになったのだそうです。

蝋燭って、最近使ったことあります? 僕はもう何年もないです。

ひょっとしたら仏壇くらいでしか今は使用しないのかも、とか思えたり。

仏壇に灯す蝋燭は『灯明』と呼ぶのだとか。

二本の蝋燭の一方は『自灯明』、もう一方は『法灯明』を表しているのだそう。というかそれなんですか? って感じですね。

『自灯明』は『自分自身を頼りにすること』、『法灯明』は『真理を頼りにすること』という意味があるのだそうです。

ところで今は火事の原因にならないように、仏壇用のLED蝋燭が販売されているのだとか。

仏様的にはLEDの灯明でも良いのでしょうか? 南無……。

■■

さて灯火といえば……

〈ベラ科モチノウオ亜科イトヒキベラ属トモシビイトヒキベラ Cirrhilabrus melanomarginaus 22年9月30日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『黒い縁取りのある』の意。

和名の由来である背鰭軟条部の鮮やかな朱色も、学名の由来である背鰭外縁部の暗色縦帯も共に成魚の特徴。

だからこの子はどちらも纏っていません。

 

 

コメント
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