Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

三矢の教え(シロタスキベラ)

2022-05-17 20:08:34 | ベラ科

ここ数日季節が停滞…というか後ずさりしてるやんばるです。

本日も北寄りの風で冷たい雨が…。

まあ、雨量は多くはなく風速も強くはなかったので、海のコンディションはまずまずでしたけど。

明日以降はまた気温が上がりそう。

雨交じりでも夏日の日が続きそうです。

風は北~北東。雨のち曇。

■■

『三本の矢』

何人もの人間が協力すれば、強い力を発揮出来るというたとえ。アベ※※クスの方ではありません。

戦国武将の毛利元就が、臨終の際に三人の息子を呼び授けたという教え。

息子たちに三本の矢を持ってこさせ、「一本一本の矢は細くても、一束にすれば折るのは難しくなる」と述べ、兄弟が力を合わせて行動するようにと遺言したのだとか。

もっともこれは史実ではなく、元就が書いた『三子教訓状』という文書がもととなった逸話なのだそう。

まあ、ありがちなことですね。

実際には息子の一人は元就より8年も早く亡くなっていて、元就の臨終に立ち会うことは不可能だったそうです。

ところで毛利元就は戦国時代一二を争う策略家だったのだとか。

中国地方の『桶狭間の戦い』といわれる『厳島の戦い』では、合戦の前から、そして合戦中にも数々の策略を繰り出し、下剋上を果たしたのだそう。

デマやスパイ等々の策略を駆使して、4千の戦力で3万の大軍に勝利したのだそうです。

前述の『三子教訓状』は重要文化財に指定されており、山口県の毛利博物館に所蔵されています。

■■

さて、策略といえば…

〈ベラ科カンムリベラ亜科シロタスキベラ属シロタスキベラ Hologymnosus doliatus 22年3月4日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

成魚とは体色・模様が違う変化型の幼魚です。

学名種小名は『詐欺、策略』の意。

どうしてこんな学名なんでしょう?

実は腹黒いやつなんでしょうか…。

 

 

コメント
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