湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

中村屋のインドカリー

2007-05-25 20:05:53 | Weblog
雨の中を横浜まで行って来ました
ちょっとした調べ事のために
M社のショールームに行ったのです
こういうことは久しぶりです、良い勉強になりました

帰りにランドマークタワーに寄って
中村屋のインドカリーを食べました
ちょうど昼時で混んでいたので、少し待たされましたが
雰囲気も良く、味も美味しかったです

このインドカリーを中村屋の商品としたのは
ラース・ビハーリー・ボースというインド人です
正確に言えば、かれがこの味を日本に伝えた時
すでに日本国籍を取得していましたから、インド系日本人です

20世紀はじめ、インドはイギリスの植民地でした
1905年、イギリスはヒンドゥーとイスラムの分断を計り
インド独立運動の中心地、ベンガル地方を分割統治しようとしました
この「ベンガル分割」をめぐって、反英独立運動は活発化しました

独立運動は、イギリスにより徹底的に弾圧されました
主だった指導者は軒並み逮捕され、運動は急速に低調なものとなりました
そして、爆弾を用いた過激なテロ事件が、間欠的に起きました
インド総督ハーディングに爆弾を投げつけ負傷させた
「ハーディング総督爆殺未遂事件」は、この時期最大の事件でした

ラース・ビハーリー・ボースこそは
この「ハーディング総督爆殺未遂事件」を引き起こした張本人です
事件後、イギリスはボースの首に多額の懸賞金を掛け
徹底的に追跡します

ボースは、これ以上インドにとどまることは出来ません
かれは独立のための資金や武器を調達するため
海外への逃亡を企画します

その逃亡先に選ばれたのが日本でした
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