湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

”イジメ”の動物行動学的分析

2017-07-10 16:47:59 | Weblog
このとこ、また、イジメ問題について考えることが増えました
イジメ問題の本質の一つは動物行動学的問題です
動物は弱い者イジメしかしません
自分より強い相手に立ち向かうのは
追い詰められた場合だけです

人間がイジメをするのは
人間性を失い、動物化(ケダモノ化)した時です
多くの犯罪の本質も、そこにあります
人が人を殺すのも、ケダモノ化した時です
モノを盗むのも同じです
動物は欲しいモノがあれば奪います
動物には、道徳的悪は存在しないからです

イジメのターゲットになる子には共通性があります
いじめられても、やり返さないことです
いわゆる”おとなしい子””優しい子”です
動物なら、威嚇されただけで、威嚇仕返します
しかし、いじめられるタイプの子には、そうした傾向がありません
やられっぱなしでも、我慢し続けるのです

動物行動学的に解釈すれば
ターゲットが抵抗しない状態とは
勝利を目前にした、喜びと高揚感が頂点に達する時です
イジメは、ケダモノには最高の喜びとなります
ケダモノ化した人間にも、最高の喜びとなるのです
この喜びを覚えた者達は、習慣性になり、やめることが出来なくなります
イジメが、徐々にエスカレートするのは、このためです

殺人、婦女暴行、窃盗、詐欺・・・
これらは、いずれも累犯性のある犯罪です
イジメも、同じく累犯性のある犯罪です
動物的衝動を解放されると、人間は、深い動物的喜びを得ます
これは忘れることの出来ない、強い快楽となります
犯罪者の習慣性と累犯性は、ここから生じます

最後に、詐欺、あるいは嘘をつくことが
動物的行動であることを論じます
動物は、敵や獲物に対し、真実を語ることはありません
獲物に近付く時は情報を発しません
一方、テリトリーを犯す者に対しては威嚇をします

動物の発する情報は
獲物や敵を自分の思い通りにするためのものです
真実を語って、敵や獲物に判断を任せるということは
動物は、絶対にしないのです
集団行動をする動物は、仲間に対してだけは
敵や獲物に関する真実の情報を発します
人間は、この部分が大きく発達した動物と言えるでしょう
しかし、人間性の根底には
より原初的な動物的性格が隠されているのです








コメント (2)
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