湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

アメリカの意向による退陣・・・田中角栄の呪い8

2009-09-12 16:44:26 | Weblog
田中角栄独裁体制に、何がなんでも反対したい人々は
自民党田中派以外の全ての政治家
そして、それに連なる利権の関係者でした

特に、台湾政府関係者と台湾派の政治家
台湾に政治がらみの利権を持つ人々は
田中政権を止めるためなら、なんでもする決意だったでしょう

対中国ということでいえば、アメリカも無関心ではいられません
特に、石油ショック以来の、田中内閣の”資源外交”は
アメリカ依存の日本の経済体制を変換するという意味がありました
アメリカ政府は、明らかに田中角栄を警戒するようになっていました

日本には台湾派以上にアメリカ派の政治家が多くいます
アメリカのスパイみたいな政治家や財界人がいます
さらに、日本のマスコミは、もともとアメリカの謀略機関の支配下にあります
彼らは皆、一体となって反田中となったのです

田中角栄失脚の影にアメリカの影響を見るのは間違いではありません
アメリカの日本占領は非常に上手くいったため
アメリカは日本がらみの多くの利権を手にしています
それを維持するために、アメリカは日本に親米政権を必要としているのです

占領下で、アメリカが日本に持った利権といっても
普通の人にはピンとこないかも知れません
たとえば「ノースウエスト航空」は
日本を占領した米軍のパイロット達が作った会社だ・・・と言えば
なんとなく、私の言う意味が分かっていただけると思います

何者かの企みにより
国民の支持の大きかった田中角栄は
いっせいにマスコミから攻撃されるようになりました
そして、選挙に負けることもなく退陣したのでした

田中退陣の影にアメリカの意向があったことは間違いないでしょう
田中角栄は”アメリカの敵”ではなくとも
アメリカにとって”危険な人物”と思われたことは確かなのです
その田中が安定政権をつくることなど、けしてアメリカは望みませんでした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする