つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

アレもコレも杉山さん

2014年10月18日 | 声優列伝
杉山佳寿子さんは、役の大きさやインパクト等のせいか
どうしてもハイジやコロ助みたいなイメージが強くなってしまいますが
ヒロイン役の第一人者だった頃に演じたヒロインの数々は
見返してみると、かなり魅力的なヒロインだった事が分かります。
 
杉山さんが演じられたヒロインの中でも『ガッチャマン』のジュン
『009』のフランソワーズ辺りの有名所も、もちろん好きですが
杉山ヒロインで私が特に好きなのが
『まんが日本史』のお姉さん『がんばれ元気』の芦川先生です。

『まんが日本史』のお姉さんは、
劇中の日本史の流れを教示する先生的な役所で、
劇中のナレーションも兼ねていました。
先生役なのもあって、劇中の杉山さんは
終始落ち着いた感じの語り口調でしたが
その口調のお陰か見ていて妙に安心感があって、印象的でした。
 
一方の芦川先生ですが、
これは杉山さんに非常にぴったりの役所だったと思います。
芦川先生は、弱い部分を隠そうと
気丈に振舞う健気さと
一途さを兼ね備えつつ、
時折茶目っ気を見せたりする女性で
元気にとっては母代り、姉代り、そして恋人的な立場と
場面に応じて立場が変わるのですが
そうした難しい女性を、杉山さんが見事にこなしていて
芦川先生は杉山佳寿子さんの物!
言い切れるハマりぶりだったと断言できます。

(と言いながらも、
茉利さんが芦川先生を演じるのも見てみたかったんですけどね)
 
つくづく原作の最後まで、
杉山さんの芦川先生が見られたら…と未だに思います。
特に終盤、芦川先生が元気を一人の男として見たいけどできない葛藤を、
杉山さんがどう表現されるのかは、想像すると面白そうです。
ただ、杉山さんが芦川先生を長く演じていたら、
アラレちゃんのあかねちんを杉山さんが演じる事は無かったかもしれませんし、
世の中は難しいものです。
 
杉山さんは、岡本茉利さんとも共演が多かったですが
個人的には『てんとう虫の歌』で杉山さんが演じた
月美さんの親友のチャコちゃんと月美さんの共演が非常に印象深かったです。
もちろん、散々大ちゃんを巡って争ったり、
共闘したりしたキクちゃんとハナちゃんも良かったですけどね。
 
最後になりますが杉山さんと言えば
『サイボーグ009』の本に杉山さんと井上和彦さんの対談が載っていまして
その中で、杉山さんはフランソワーズはご自身が演じたヒロインの中でも
最後に当たるキャラだと言う認識を語っていらっしゃいました。
芦川先生なんかはヒロインの範疇に入らないんでしょうかね…

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