つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

花笠お竜の凄い世界

2011年07月02日 | 時代劇
先日『女殺し屋花笠お竜』と言う時代劇を拝見する機会がありました。
この時代劇は、私が以前読んだ時代劇関係の本で紹介されていて
本で読んで以来、興味があったので楽しみに拝見しましたが
感想は一言で言うと、真っ当な時代劇ではないですが、面白かったです。
 
この『花笠お竜』は本当に毛色の変わった作品でして
どの辺が変わっているのか?と言うと
あの”カルーセル麻紀さん”
(ちなみに当時はまだ性転換する前だそうです)
“ハンターお巻”と言う役名でレギュラー出演している点。
 
おまけに、劇中実際に「ハンター」って
自分から名乗る事もあったりすると言う
これだけでどう言う作品であるか、大体お分かりいただけ
ないでしょうか?
 
作りとしては、時代劇として抑えておいた方が良い部分は
ある程度抑えてありますが、
これに東京12chで放送されていた
『プレイガール』とかで味わえる
独特のB級感が混ざった
極めて異色の作品だと言えるでしょう。
 
主演は久保菜穂子さん。久保さんもご存知無い方が思いますが
大人の女性っぽい風格があるけど、
実は心は綺麗な女殺し屋を好演されていました。
(最も、殺し屋と名乗っていますが、
劇中の描写を見ると実際は賞金稼ぎに近いような気も)
ただし、実はこの作品で一番時代劇っぽい雰囲気を持ってる
久保さんでさえ
衣装は、ミニスカートの着物と言う異色のスタイルでした。
この辺りも『プレイガール』の12chらしさだと思いますが
あと、ツィッギー来日以降のミニスカートブームに乗った為
と言うのも理由じゃないかと思います。
 
『花笠お竜』と同じ頃に同じような女性主人公が活躍していた時代劇
『旅がらすくれないお仙』でも、
大信田礼子さんがミニスカ着物で人気を博していたようですし。
 
作品としての魅力を語るときりがありませんが
個人的に一番驚いたのが、前述のお巻の初登場シーンでした。
話としては、お巻が登場する直前に
同じくカルーセルさん演じるフーテンお巻
(フーテンってものどうなのか?)が
本当に唐突に死んでしまうのですが
 
その数分後に
カルーセルさんそっくり(役者が同じ人だし)のハンターお巻が
何事も無かったかのように登場するのです。
 
実際にこのシーンを見た際には
…殺してまでキャラをわざわざ変える必然性はあったのか?
と考え込んでしまいました。
 
今さら気付いたのですが、カルーセルさんの役名がお巻なのは
カルーセル麻紀だからなのかな?