色々なアニメの最終回を見てきましたが、個人的に
かなり悲しいと言うかバッドエンドだと思っているのが
前にも少し触れた『魔法使いチャッピー』です。
『チャッピー』の最終回は
チャッピーが魔法を使ったのがレギュラーキャラにバレてしまい
チャッピーは家族に迷惑がかかると自害をしようとしますが止められます。
魔法を使った事自体を咎めなかった魔法の国の王様でしたが
とんでもない魔法を使い事態を収拾させたのです。
後日、チャッピーが友達の元へ向かうと
今まで親しくしていた友達等が
ことごとく「チャッピーなんて知らん」「誰あんた」
みたいな感じになっていたのです。
もちろん、これ魔法の国の王様の力なんですけどね。
親しかった人達の態度にショックを受けたチャッピーは
両親達と共に住み慣れた街を去る事となると言う感じの筋立てです。
記憶を消されたチャッピーのお友達に
チャッピーが不審者みたいに扱われるのが
特に残酷に感じましたし
悲しみのチャッピーが魔法で夜空に
”友達だった頃のみんなとの光景”を映し出し
その幻影に別れを告げる件が、非常に切なく感じました。
余談ですが、『チャッピー』についてあるサイトで情報を得たのですが
『チャッピー』と言う作品が
元々魔女っ子アニメの原点回帰を目指していた作品だった
と言うのは知られていますが
放送された1972年当時に東映動画で労働争議があり
東映動画がロックアウトしたりした影響で
当初の原点回帰が行えなかった作品だと言う事で
そう言う裏事情を踏まえ最終回を見ると
よりチャッピーが不憫に感じられる気がします。