時代劇を見ていますと、
時たま俳優以外の思いがけないゲストが出演する事があります。
中には、故・柴田錬三郎先生のように
時たま俳優以外の思いがけないゲストが出演する事があります。
中には、故・柴田錬三郎先生のように
自分が原作した作品に何度もゲスト出演して
“円月殺法を披露する“なんてお遊びが見られたりします。
“円月殺法を披露する“なんてお遊びが見られたりします。
思い出すと『大江戸捜査網』は、何故かそう言うゲストがよく出る作品でして
水野晴郎先生が奉行、細川隆一郎氏が火付盗賊改で
(一度だけですが)出た事もありますし
「モアベターよ」と言う為だけ(だと思います)に
水野晴郎先生が奉行、細川隆一郎氏が火付盗賊改で
(一度だけですが)出た事もありますし
「モアベターよ」と言う為だけ(だと思います)に
小森のおばちゃまがゲスト出演したり
白井義男氏他、日本ボクシング界の錚々たる方々が
“鉄拳軍団”と名乗ってゲスト出演した事もあります。
白井義男氏他、日本ボクシング界の錚々たる方々が
“鉄拳軍団”と名乗ってゲスト出演した事もあります。
続いて、私が見た中でも特に強烈なゲストが出演した
『桃太郎侍』の某回を紹介します。
ゲスト出演されたのが、あの林家木久蔵(現・木久翁)師匠なんですが
落語家が時代劇に出るのはさほど珍しい事ではないですし
(志ん朝師匠が最初の『鬼平』で木村忠吾をやった例もありますから)
この回の木久蔵師匠の役所時代は、特に話の上で必要なキャラだったものの
ゲスト出演されたのが、あの林家木久蔵(現・木久翁)師匠なんですが
落語家が時代劇に出るのはさほど珍しい事ではないですし
(志ん朝師匠が最初の『鬼平』で木村忠吾をやった例もありますから)
この回の木久蔵師匠の役所時代は、特に話の上で必要なキャラだったものの
この回の木久蔵師匠演じる和尚は
いつも『笑点』で木久蔵師匠がやってる与太郎キャラそのままだったので、
非常にツボにハマってしまいました。
いつも『笑点』で木久蔵師匠がやってる与太郎キャラそのままだったので、
非常にツボにハマってしまいました。
役が和尚なので、お経を上げる際に
(ちょっと口調が彦六師匠の真似っぽい感じで)
「寿限無寿限無…」とやり出すのは序の口で
極め付きが、木久蔵和尚が買った富くじが大外れしてしまったシーンでした。
「寿限無寿限無…」とやり出すのは序の口で
極め付きが、木久蔵和尚が買った富くじが大外れしてしまったシーンでした。
富くじが外れたショックでおかしくなってしまった木久蔵和尚は
「♪いや~んばか~ん」
と、何と例の『笑点』でも度々披露している十八番の歌を
ノリノリで振りつきで歌い出します。
まさか…と思いながら、続けて見ていると
富くじ関係者が慌てて止めに入るのですが
止める際、よりにもよって
ノリノリで振りつきで歌い出します。
まさか…と思いながら、続けて見ていると
富くじ関係者が慌てて止めに入るのですが
止める際、よりにもよって
「変な歌を歌っては困ります!」
と言い出すのが、特に面白かったです。
結局、そのまま木久蔵和尚は
関係者に連れられてフェードアウトしてしまい
直後に「富くじの時にはいつもこう言うのが現れる」と
突っ込まれていましたが、こう言う人は滅多に現れる事は無いと思います…
直後に「富くじの時にはいつもこう言うのが現れる」と
突っ込まれていましたが、こう言う人は滅多に現れる事は無いと思います…
ちなみに木久蔵師匠と言えば、千恵藏御大をはじめ
往年の東映時代劇に造詣が深い事でも有名で
それが縁なのか、後年北大路欣也版『旗本退屈男』に
歌丸師匠と二人揃ってゲスト出演された事もありました。
往年の東映時代劇に造詣が深い事でも有名で
それが縁なのか、後年北大路欣也版『旗本退屈男』に
歌丸師匠と二人揃ってゲスト出演された事もありました。