前回に続き『水戸黄門』第三部ネタです。
弥七親分を仇と狙うお新さんでしたが、
ある話(場所は今の名古屋付近)で
同士と思っていた藤吉の裏切りに(ようやく)気付くと、
呆気なく悪から足を洗い、格さんの手助けにより、藤吉の片腕を切り落とし
斬られた藤吉は夜の激流に消えます。
さて、これで藤吉を討ち取りめでたしめでたし・・・
かと思うとさに有らず、ここから信じられない事が起こるのです。
何話か話が進み、忍びの里伊賀上野を黄門様一行が訪れ
悪党一味の忍びと戦うお新さんの前に、突然謎の助っ人が現れます。
呆気なくばらすと、この助っ人こそ
先ほど、激流に消えたと紹介した藤吉だったのです。
帰って来た藤吉は、パワーアップして帰って来たのですが
この辺りはまだ、理解出来なくはない話なんです。
ところがその改造された姿が
一応は時代劇に合う姿こそしておりますが、
実はかなり洒落にならない姿なのです。
格さんに斬られ、失った片腕が
鋼鉄に改造され、
しかも指からは指鉄砲が発射される
と言う、到底江戸の物とは思えない、
凄い技術を会得していたんですね。
大体、お新さんの前に藤吉が現れたシーン自体が
変な赤い煙を吹き上げながら
変な仮面をつけて登場して来る
ので、何度見ても
“ショッカー”紛いの悪の組織
に改造を受けたとしか思えないんですよ。
伊賀辺りには現代科学でも実現不能な
凄い技術者がいるんでしょうか?
この藤吉の凄~い姿が見られるのが、
第三部「忍びの掟・伊賀上野」と言う話です。
非常に拙い私の文での説明よりも実際にご覧いただければ、
このあまりにインパクトのあるシーンの凄さがご理解頂けるかと思います。
次回は藤吉・お新・弥七の因縁を
何とか完結に持っていこうと思っていますのでご期待下さい。