つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

三匹が斬る

2008年02月02日 | 時代劇

久々に時代劇ネタです。

実は最近、私の地元の時代劇の再放送枠で
放送されているのが『三匹が斬る』シリーズなんです。
話自体は典型的な勧善懲悪ものなのですが、三匹のやり取りも面白いですし
個々のストーリーも凝った話が多く中々面白いシリーズです。
そんな中、先日放送された二作品が特に面白かったので、少しご紹介します。

一本目にご紹介するのは「宮本武蔵の子孫に千石(役所広司さん)が化ける…」
と言うお話です。
この話では
数ある悪役の方の中で、この方も特に好きな方のお一人
菅貫太郎さん演じる扮する悪の親玉宗像が
「自分は将軍家の縁者」と三匹相手に
黄門様の印籠みたいな印籠をかざし平伏させようとするんですが、
そんな印籠も、三匹(相手は千石)にかかると
「それがどうした!?」
と全く相手にもされず、挙句には印籠をかざした宗像は
印籠ごと斬られてしまうのでした。

黄門様も大好きな私ですが、
こう言う悪乗りする作品も、実は嫌いじゃありません。

もう一本は、
女が復讐の為に悪党一味の男を殺し、悪党が奪った金を持ち出すが
復讐を遂げた女は最後、爆弾が仕掛けられた家におびき出され、
“家ごと爆殺され、死体も残らない”と言う恐ろしい最期を遂げると言う話で
当然ラスト、女を殺した悪党一味は三匹によって叩き斬られますが、
不幸な女が結局一時の幸福を得ただけで、
悲惨すぎる最期を遂げると言うあまりの救さに驚かされました。

個人的に高橋英樹主演時代劇の最高傑作は
『桃太郎侍』だと思っておりますが
今回ご紹介した『三匹が斬る』もかなり面白いので、
興味のある方は機会がありましたら、是非ご覧になってみて下さい。