久々に時代劇ネタです。
実は最近、私の地元の時代劇の再放送枠で
放送されているのが『三匹が斬る』シリーズなんです。
話自体は典型的な勧善懲悪ものなのですが、三匹のやり取りも面白いですし
個々のストーリーも凝った話が多く中々面白いシリーズです。
そんな中、先日放送された二作品が特に面白かったので、少しご紹介します。
一本目にご紹介するのは「宮本武蔵の子孫に千石(役所広司さん)が化ける…」
と言うお話です。
この話では
数ある悪役の方の中で、この方も特に好きな方のお一人
菅貫太郎さん演じる扮する悪の親玉宗像が
「自分は将軍家の縁者」と三匹相手に
黄門様の印籠みたいな印籠をかざし平伏させようとするんですが、
そんな印籠も、三匹(相手は千石)にかかると
「それがどうした!?」
と全く相手にもされず、挙句には印籠をかざした宗像は
印籠ごと斬られてしまうのでした。
黄門様も大好きな私ですが、
こう言う悪乗りする作品も、実は嫌いじゃありません。
もう一本は、
女が復讐の為に悪党一味の男を殺し、悪党が奪った金を持ち出すが
復讐を遂げた女は最後、爆弾が仕掛けられた家におびき出され、
“家ごと爆殺され、死体も残らない”と言う恐ろしい最期を遂げると言う話で
当然ラスト、女を殺した悪党一味は三匹によって叩き斬られますが、
不幸な女が結局一時の幸福を得ただけで、
悲惨すぎる最期を遂げると言うあまりの救さに驚かされました。
個人的に高橋英樹主演時代劇の最高傑作は
『桃太郎侍』だと思っておりますが
今回ご紹介した『三匹が斬る』もかなり面白いので、
興味のある方は機会がありましたら、是非ご覧になってみて下さい。