暇人詩日記

日記のかわりに詩を書いていきます。

2 コメント

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Unknown (891)
2008-07-11 09:25:04
それは
眠ることなく
彼と彼女を蝕んだ

奴の呻きは
ただ奇跡で
美しく
愛おしく
あまりに絶望

まだあちこちに残る轍

忘れなくちゃいけない涙

汚れた幾重の優しさに
彼と彼女は泣きました

書き上げる
若かりし中絶
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Unknown (鶏卵)
2008-07-12 13:08:06
生まれることもなく
中途で絶えたものたちがいるくらいならば
ただ磨耗するあれらは何なのか

単に生きたいと願うのでは
きっと泣かない方が難しい

腐り落ちてそれでも
生きもできなかった純粋より醜くとも
あるかぎりには縋りたい
あなたの汚さは儚いけれど
まだ灯火は風にない
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