以前、このブログでパキスタンやトルコで日常的に行われているという婚前交渉を行った実の娘を殺害する名誉殺人などの女性虐待について紹介しました。
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http://blog.goo.ne.jp/tobiomasahiro/e/0188b3b9bf71362901e228b615bc01aa
http://blog.goo.ne.jp/tobiomasahiro/e/9f039b7adfaf5cfa6d38e9b9f81c778c
またもや、いやになるような風習を知りました。
米国でドキュメンタリー部門のアカデミー賞を受賞した「セービング・フェース」によって。
「顔の救済」とも訳されるこの作品、あまりに凄絶です。
パキスタンでは、求婚したのに断られた男や、妻が不貞を働いたと思いこんだ男が、相手の女の顔に硫酸をかける事件が頻発しているというのです。
硫酸をかけられた女は、顔を布ですっぽりと覆い、外に出ることもなくなり、泣き寝入りするのが常だとか。
パキスタンで売春婦をしていた女がお金持ちの客に見染められ、結婚したそうです。
結婚後ほどなくして夫から妻への暴力がエスカレート。
妻は母親の家に逃げましたが、就寝中に夫が押し入ってきて妻の顔へ硫酸をかけたそうです。
鼻はつぶれ、口がふさがり、窒息しかけたところ、ストローを口にさしこまれてかろうじて息をし、生き残ったそうです。
妻はイタリアで38回もの整形手術を受け、やっと唇が動くようになったそうですが、世をはかなんで飛び降り自殺。
享年33歳だったそうです。
夫はというと、起訴はされたものの父親が元州知事という名門一家だったためか、目撃者が次々と証言を撤回、無罪を勝ち取ったそうです。
男女差別もここまでいくと馬鹿げていますねぇ。
男と女の違いよりも、個人差のほうがはるかに大きいのに。
同じ人間で、どうして性別によって扱いがこんなに違うのか不思議です。
私の職場は女性の正職員が多く、昇進にも差が無いので、よけい不思議に感じます。
ていうか同年齢で勤続年数も同じで能力もほぼ同等の場合、男女差別だと責められるのを避けるため、女性を先に昇進させる傾向すらあります。
世の中には外で働くのが向いている女性もいれば、会社の仕事では使い物にならない男性もいます。
すべては男女差ではなくて個人差なのだと、肝に銘じることが求められます。
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