大阪でなんとも痛ましい事件が起きてしまいました。
母子二人の遺体が発見され、餓死と見られているそうです。
遺書らしきメモに、最後にもっとたくさん食べさせてあげられなくてごめんね、と書かれていたとか。
電気もガスも止められ、現金もなく、二人は亡くなったのです。
夫のDVから逃れ、実家にも居場所を知らせなかったのは、実家経由で夫に居場所がばれることを怖れたものと推測されます。
生活保護などのセイフティ・ネットを利用しなかったのも同じ理由のようです。
亡くなってしまったものはどうしようもありませんが、腹を空かして衰え、亡くなるまでの絶望的な時間を、どう過ごしたのかと思うと、やり切れません。
子どもは何か食わせてくれと哀願したことでしょうし、それに応えられない母親の心中を思う時、私はただ、沈黙する他ありません。
DVに対する恐怖が、母子をどこまでも追い詰めてしまったのですね。
私は基本的に身内と喧嘩することはありません。
議論することはありますが、喧嘩にまでエスカレートすることは考えられません。
大体身内と喧嘩するほどの理由など、何一つありません。
ごく幼い頃を別にすれば、兄弟喧嘩も親子喧嘩もしたことがなく、当然夫婦喧嘩もしたことがありません。
したがってDVなる行為におよぶ男の心境が理解できません。
私はよく同居人から外弁慶だと言われます。
家では大人しいのに、外に出ると必要以上に偉そうにし、場合によっては喧嘩も辞さないからです。
ただし、感情を爆発させるような喧嘩は経験がありません。
現代社会のルールに従って、最も効果的な方法で、冷静に、紳士的に相手を追い詰めることを得意としています。
かつて職場の上司が理不尽なことをほざいた時、私は直ちに法律事務所を訪れ、弁護士を通して謝罪と経済的補償を求め、それは認められました。
社会のルールにのっとって効果的に相手を責めるというのは、そうしたことです。
DV野郎のやり方は、下の下としか言いようがありません。
DV野郎には、世の中がどう出来ているかをよくよく学んでほしいと思います。
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