ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

もっとたくさん食べさせたい

2013年05月28日 | 社会・政治

 大阪でなんとも痛ましい事件が起きてしまいました。

 母子二人の遺体が発見され、餓死と見られているそうです。
 遺書らしきメモに、最後にもっとたくさん食べさせてあげられなくてごめんね、と書かれていたとか。
 電気もガスも止められ、現金もなく、二人は亡くなったのです。

 夫のDVから逃れ、実家にも居場所を知らせなかったのは、実家経由で夫に居場所がばれることを怖れたものと推測されます。
 生活保護などのセイフティ・ネットを利用しなかったのも同じ理由のようです。 

 亡くなってしまったものはどうしようもありませんが、腹を空かして衰え、亡くなるまでの絶望的な時間を、どう過ごしたのかと思うと、やり切れません。
 子どもは何か食わせてくれと哀願したことでしょうし、それに応えられない母親の心中を思う時、私はただ、沈黙する他ありません。

 DVに対する恐怖が、母子をどこまでも追い詰めてしまったのですね。

 
 私は基本的に身内と喧嘩することはありません。
 議論することはありますが、喧嘩にまでエスカレートすることは考えられません。
 大体身内と喧嘩するほどの理由など、何一つありません。

 ごく幼い頃を別にすれば、兄弟喧嘩も親子喧嘩もしたことがなく、当然夫婦喧嘩もしたことがありません。
 したがってDVなる行為におよぶ男の心境が理解できません。

 私はよく同居人から外弁慶だと言われます。
 家では大人しいのに、外に出ると必要以上に偉そうにし、場合によっては喧嘩も辞さないからです。

 ただし、感情を爆発させるような喧嘩は経験がありません。

 現代社会のルールに従って、最も効果的な方法で、冷静に、紳士的に相手を追い詰めることを得意としています。

 かつて職場の上司が理不尽なことをほざいた時、私は直ちに法律事務所を訪れ、弁護士を通して謝罪と経済的補償を求め、それは認められました。

 社会のルールにのっとって効果的に相手を責めるというのは、そうしたことです。

 DV野郎のやり方は、下の下としか言いようがありません。
 DV野郎には、世の中がどう出来ているかをよくよく学んでほしいと思います。


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