ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

2023年12月13日 | 社会・政治

 今年の漢字にが選ばれましたね。
 おそらくインボイス制度の導入が主たる要因かと思います。         
 インボイス制度なんて私が今所属する部署には関係無いと思っていたのですが、業者とのやり取りの中でインボイス制度導入のせいで書類の再発行を求める機会が多く、想像よりも苦しめられています。
 制度が変わったり新しい制度が出来たりすると最初のうちは苦しめられるのが世の常で、就職してそろそろ丸32年が経とうという私は、こんなもんだろうな、としか思いません。

 今年の漢字の意味はともかく、それが発表されることで、令和5年(2023年)という年もそろそろ終わるのだなという実感がわきます。
 師走の恒例ですから。

 これからクリスマスがあったり、年末の大掃除があったり、年賀状書きがあったり、慌ただしく日が過ぎていくものと思います。
 もう観なくなって何年も経ちますが、大晦日には紅白歌合戦があります。
 これら定番の行事を粛々とこなしていかなければなりません。

 30代半ばで精神障害を発症するまでは年末の大掃除を盛大にやっていました。
 フローリングにワックスを塗ったり、窓やサッシも丁寧に掃除していました。
 それが今では掃除機をかけるのと埃が溜まった箇所をクイックルワイパーで簡単に拭くだけになりました。

 何事も億劫になるようです。
 高齢者の家が散らかるというのも理解できます。

 今私が住んでいるマンションは物を極力減らし、どこか殺風景な感じさえする、生活臭の希薄な空間になっています。
 ここもいずれは乱雑に散らかってしまうんでしょうか。
 そうなると嫌ですが、それが老いるということなのかもしれません。

 ここ数年、同世代や後輩の同僚、友人が何人も病気で亡くなりました。
 交通事故とかではなく、病気で死ぬのが不思議では無いお年頃になってしまったのでしょうか。 

 男性の平均寿命は80歳程度と聞きます。
 しかし私にはそれが信じられません。
 まわりの人々はもっと早く亡くなっているように思います。
 平均寿命の計算式を私は知りませんが、実感として、平均寿命は現実より年齢が高いように感じます。
 40代後半から50代での死亡率は案外高いのではないでしょうか。

 私の部下に、癌治療を受けながら働いている40代半ばの職員がいます。
 治療で髪が抜けるらしく、職場ではニット帽を被っています。
 女性なので、髪が抜けた状態を見られるのは耐え難いのでしょうね。

 そういったことをつらつら考えると、コレステロール値や肝臓の数値が高い私でも、十分健康な部類なのかもしれないと思えます。
 少なくとも今日明日どうということはありませんから。

 しかしそれでも、死ということを考えるようになりました。
 それが30年後なのか20年後なのか、あるいは半年後なのかは誰にもわかりません。
 しかしそれは人間全員に訪れます。
 例外はありません。
 昔から不老長寿の妙薬を求めた権力者はあまたいますが、誰もそれを手に入れることは出来ませんでした。

 老いや死から逃れられる人は絶対にいません。

 そうであるならば、気持ちよく、美しく老いて静かに亡くなりたいと願います。
 定年年齢は段階的に引き上げられ、あと数年で65歳が定年になります。

 私が定年を迎えるまであと11年もあります。
 65歳の私がどれだけの気力体力を保っているかは分かりませんが、気持ちよく、美しくという目標を諦めずにいられれば幸福なことだと思っています。


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