ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

食人魔

2012年05月29日 | 社会・政治

 中国のある村で、56歳の男が11人を殺害した罪で逮捕されました。
 なんでもこの男、食人の風習を持っていたとか。
 自分が食すのみならず、飼い犬の餌にしたり、ダチョウ肉と偽って市場で人肉を販売したりしていたとか。

 怖ろしいですねぇ。

 この男の部屋からは、酒瓶の中で蛇酒のように保存されていた人間の目玉や、天井からつるし干されていた人肉と思われるものが発見されたそうです。

 ホラー映画を地でいくようなこの事件、当然中国でも大きな話題になっています。

 パリ女子大生人肉事件の佐川一政と言い、フィクションですがレクター博士と言い、人肉食に異常な欲望を持つ人が、わずかではありますが、一定程度の割合で必ず存在するようです。
 佐川一政など、事件の手記「霧の中」を書いてかせいだり、大学でカニバリズムについて論じたり、低級な雑誌に裸で登場して人肉に見立てた獣の肉を喰らったり、やりたい放題です。
 あれでは娘を殺され、食われた両親はうかばれないでしょう。

 私は繰り返し、このブログで異常な性欲を持った変態を取り上げてきました。
 食人は、まず殺人があり、しかる後死体の解体があり、ついにはそれを食すという経過から見ても、究極の変態と言うことができるでしょう。

 私は死刑制度には絶対反対の立場ですので、人肉を食うことでしかおのれの愚かな欲求を満たすことができない者がいるのなら、終身刑に処してほしいと思います。

 今、日本には無期懲役はあっても終身刑はありません。


 無期懲役だと早い場合、15年程度で仮出所できるので、死刑との差が多すぎます。


 死刑廃止の前提として、矯正不可能な罪人には、終身刑を科せるよう、刑法を改正したらいかがかと思います。

霧の中
佐川 一政
彩流社

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