ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

書くもの一つ、見っけ!

2017-01-05 10:37:39 | 地域文化

 さて、正月三が日も終わった、そろそろ台本書きに入らにゃ。

 1月半ばまでにシニア5期生修了公演向けのコント2本、2月いっぱいに菜の花プラザシニア団全国大会台本、3月中に認知症サポート講座コント、計4本。一年中でこの冬くらいしかゆっくりできないって言うのに、この宿題の多さ!そろそろ、一方的に逃げ回る追いかけっこが始まった。

 昨夜も夢うつつの中で、シニアコントのアイディアが飛び回っていた。たわいない内容だが、けっこうこんなところからヒントが転がり込むかもしれない。ネットや新聞の記事を読むのでも、なんかないか?題材、これどうだ?って川砂をすくう砂金掘りの心境になっている。

 お目当てのお宝なんて、そう簡単に見つけ出せるもんじゃないんだが、今朝は発見した。二つも!一つは、離婚直前の妻が以前作っておいた受精卵を夫の同意を得ぬままに移植し新生児を得たという記事。別れた夫は、病院と元妻に対して損害賠償を求め、子ども認知を無効とする訴訟をおこしたって話し。うわーっ、こりゃ大変だ。考えさせられる内容盛りだくさんだ。取りあえずスクラップ。興味深いが、差し迫った台本に仕えるネタじゃない。

 も一つ、認知症介護の話題。(朝日新聞1月5日)

 そうか、認知症相手に、苛立ち気色ばって過ちを否定したり訂正したって意味ない、それより、どんな馬鹿気た発言でも行動でもそのまま受け入れ話しを合わせる。こうすれば、認知症の人も穏やかさと周囲への信頼を取り戻す。心安らげば、徘徊や粗暴なとの行動も減少するって趣旨だ。つまり、相手に合わせて演技するってこと。実際、この方法を講習などで広めている人は、元劇団「青年団」の団員だったってことも書いてある。

 そうか、そうか。これはいける。これをテーマにサポートコント書けるぞ。相手の言葉を受け入れる。おざなりの同意ではなく、誠心誠意、受け止める。相手の言動が荒唐無稽なら、これは演技としてしかありえない。おおっ!演劇者の役立つ場面じゃないか。

 これで決まった。今年の認知症サポートコント。演技で相手を受け入れよう!これだ。また、1年通して20回の出前公演、楽しんでもらいつつ町の皆さんに役に立つことができるに違いない。さっ、正式のご依頼、お待ちしおりてますですよ。

コメント
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