シニア演劇学校5期生、修了公演で上演するコントの台本が書けた。今年も講習生を2つに分けて、3人と4人のチーム、別々の作品に挑戦してもらう。
『神頼み』と『バトル in ケアハウス』だ。どちらもナンセンスな設定が生み出す笑いを狙った。
『神頼み』はビジネスライクなお宮と強欲な願掛けの女との対決。たった1000円の賽銭で、家内安全・健康祈願から娘の就活成就、一発妊娠、はては万馬券、パチンコフィーバーまでを願ってしまう(計30の願い事!)図々しさに、呆れ困り果てた神様が現れて、女と言い争う、そんな内容だ。神様の出現はそれほどナンセンス度は高くないが、願い事の多彩さ、リズミカルな願い節、神様の身分証明を求めたりする神様を恐れぬ女のクレーマーぶりが売り物だ。
もう一方は、老人ホームが舞台。かつての職場上司、パワハラ爺さんと同じホームに入居してしまった元部下、過去の身分上下をどう超えるか、なさそうでありそうなお話し。そこに、ぬいぐるみをこよなく愛する職員と花の有用性を主張する上司との対立も絡まって、対決姿勢は否応なく盛り上がり、ついには戦闘開始?!壮絶なバトルが始まる、で、どう納まるか、それは見てのお楽しみ。
11月末の公演以来、久しぶりの稽古。この突拍子もない設定と役にたどり着くには、テンション不足、これからぐいぐいヘンテコ度を高めて、大爆笑巻き起こしてもらいたい。
修了公演は3月26日(日)だ。もちろん、入場は無料。